子どもの冬小物を手作りしよう!必要な知識や作りやすい小物の紹介
冬は子どもが身につける小物が多いので、手芸が趣味のママにも、これから手芸にチャレンジしてみたいママにも、 手作りにはもってこいの季節です。そこで今回は、子どもの冬小物作りに必要な基礎知識から、簡単にチェレンジできる冬小物まで、ママの手作りを応援する内容でお届けします!
子どもの冬小物作りに必要な基礎知識
冬にぴったりな生地の種類や特性を知ろう
・フランネル…軽くてあたたかい毛織物。冬の定番素材です。肌触りがよく、冬の寝間着などにも使われる生地です。
・キルトニット…生地の間に綿が挟んであり、暖かい素材。保湿性があり、冬の服や小物に向いています。
・フリース…化繊で作られた軽くて防寒性の高い生地。起毛感があり、主にアウターなどに使われます。
・プードルファー、ボア…ヒツジやプードルの毛のような、もこもことした生地。冬ならではの素材です。
ほかにもたくさんの冬素材があります。生地の種類が多いのも冬素材の特長です。
冬小物の手作りに必要なグッズを知ろう
【必要最低限のグッズ】
・裁ちバサミ
・糸切バサミ
・しつけ糸
・縫い針
・マチ針
・針山
・メジャー
・定規
・チャコペン
冬小物に使う素材は、春夏に比べて厚手の生地が多くなります。マチ針や縫い針が刺さりにくかったり、チャコペンで線を描きにくかったりすることもあります。
【冬小物作りにあると便利なグッズ】
・指ぬき…針が通りにくいときに、グッと力が入って支えになる
・仮止めクリップ…マチ針が刺さりにくいとき、生地を合わせるのに便利
・チャコペーパーとルレット…チャコペンでは線が引きにくいときはこちらがおすすめ
道具が揃っていると、スムーズに作業が進みますよ。
型紙の使い方や縫い代について知ろう
初心者ママは型紙付きのレシピ本を購入して使うのが安心です。ちなみに、図書館でレシピ本を借りてきて、模造紙などに型紙を写せば節約になりますよ。
型紙ができたら、生地の縦方向に合わせて配置し、チャコペンで印を付けていきます。これが仕上がり線です。実際に裁断する際は、「縫い代」を付ける必要があります。
作り方に書いてある縫い代をチェックして、同じくチャコペンで印を付けます。縫い代分を取らないと、仕上がりが小さくなるので気を付けましょう。縫い代が書けたら、裁断に入ります。
手作りにチャレンジしやすい子どもの冬小物
寝冷え防止に重宝する「スリーパー」
作り方は色々ありますが、一番簡単な方法は長方形の生地の真ん中あたりに、頭を出す穴を開け、両サイドにスナップボタンやマジックテープを付けるというもの。長さは子どもの身長に合わせて調節してくださいね。
生地の端をぐるりとパイピングする必要がありますが、作り方自体はいたってシンプルなので、初心者ママでもチャレンジしやすいアイテムです。お家にあるフリースのひざ掛けなどを利用すると節約にもなりますよ。洗い替え用に2、3枚作っておくとよいでしょう。
リバーシブルで使える「ネックウォーマー」
片面をシープボアやプードルファーなどのもこもこした生地に、もう片面を柄のある生地にすると、洋服の雰囲気に合わせて変えられるので使いやすいですよ。柄は冬らしく「雪の結晶」や「ノルディック」などの柄がかわいくておすすめです。
作り方はとっても簡単。子どものサイズに合わせて生地を適当な長さににカットし、2枚を中表に合わせてぐるりと一周縫います。その際返し口を15cmくらい残しておきます。縫ったら生地を表に返して、返し口を縫い閉じたらでき上がりです。
ずっと抱きしめていたい「ぬカイロ」
【ぬカイロの作り方】
1.目の詰まった天然素材の布を用意します。綿のシーチングなどが適しているでしょう。使いたい大きさに合わせて袋状に縫います。
2.米ぬか:玄米:塩を、2:2:1の割合で炒ります。
3.袋の中に炒った米ぬかを入れ、開いている口を縫い閉じます。
4.同じ大きさの袋をもう1枚作って、2枚重ねにします。
5.大きさにもよりますが、電子レンジの600Wで約2分温めれば、1時間程度はぬくぬくした暖かさが持続します。
夜寝るときに子どもの布団に入れておくと、じんわりと体が温まりますよ。
失敗を恐れず手作りにチャレンジしよう!
いらない服のリメイクなら失敗も怖くない
手作りは、とにかく失敗を恐れずに、たくさん数をこなすことで上達していきます。そのためには、初めから新しい生地を買うのではなく、いらなくなったパパやママの服をリメイクすると気が楽ですよ。
例えば
・穴が開いて着なくなったパパのパジャマやスウェットをリメイクして子どものサルエルパンツを作る
・着古したママのフリースジャケットで子どものポンチョを作る
・パパのワイシャツを子どものスモックにリメイク など。
「失敗したら雑巾にすればいい!」くらいに思えば、怖くないですね。