年子を公園で無理なく遊ばせよう!下の子の成長に合わせた対処法
年子は数え年で一つ違いの兄弟ですので、上の子の足取りがまだおぼつかないときに下の子が生まれます。下の子の体調や上の子の足取りなどを考えると外に出るのは心配で家にこもりがちになりますが、子どもたちのためにも公園に行きたいですよね。ここでは年子とうまく公園に行く方法や準備のポイントを見てみます。
上の子のストレス発散のための公園遊び
下の子の月齢が低いとなかなか外出できない
「上の子のために外に出たい」と思うのですが、「急に走り出したらどうしよう」「自分の足で歩いてくれるかしら」など心配すると、なかなか外に出られないのですよね。
何日も家の中にいると、上の子は家の中の遊びに飽きてきます。ぐずる回数が増えて、やっと寝付いた下の子を起こしてしまうときもあるでしょう。ママもイライラし始めて、親子でストレスを抱えていることも少なくありません。
産後1カ月間はママと赤ちゃんは家の中で静養するように言われています。そのため、パパや親せきなど安心できる人にお願いして上の子を外に連れ出してもらいましょうね。
短時間でも気分転換になる公園遊び
短時間でも好きなように歩き回ったり、おもしろいものを見つけて集中したりすることで、子どもは気分転換できます。ママは上の子が喜んでいる姿を見ると癒されますし、外の風に当たると気分がすっきりしますよね。
下の子にとっても外に出るのはよいことです。新鮮な空気を吸うと肺が鍛えられて健康になりますし、外界からの刺激を受けてほどよく疲れて寝つきがよくなります。
長時間外出しようと思うと、ミルクやおむつなど持ち物が多くて大変です。「次のミルクの時間には家に戻る」と決めて、上の子とも約束しておくと出かけやすいのではないでしょうか。
公園遊び以外を視野に入れてみるのも
おすすめは子育て支援センターです。子どもが自由に遊べる部屋があり、おもちゃや絵本もそろっています。絵本の読み聞かせや手遊びなどのイベントも開かれていますので、それに合わせて行くのもよいですよ。上の子が夢中になっている間、ママはしばらく下の子のお世話もできます。おむつ替え台や授乳室など、育児に必要なものがあるのも嬉しいですね。
遊び場所に行かなくても、散歩だけでも十分に楽しめます。家の周りの道に生えている草や落ちている葉が、子どもにとっては新しい発見になります。上の子のペースに合わせてのんびり歩いてみてくださいね。
年子の公園遊びで起こったさまざまな事態
1歳2歳同時の公園デビューはまだ早い?
下の子が歩けるようになったのでみんなで公園に行ったところ、下の子が砂場の砂を口に入れてしまい、それをママが止めているうちに上の子は走って遠くに行ってしまいました。上の子を連れ戻してきたら、下の子はまた砂を口に入れていたそうです。上の子も下の子も目が離せない年齢なので、ママ一人では足りないのですね。
上の子が遠くに行ってしまわないように、「柵のある公園」を選ぶことが大切です。柵がない公園はおすすめできませんが、どうしても行く場合は保護者2名以上で行き、目を離さないようにしましょうね。
2人共がそれぞれ幼ないと目が離せない
しかし下の子が1歳を超えて自我が芽生えてくると、やりたい遊びを主張するようになりました。上の子に合わせて遊びを変えると下の子が泣いてしまい、今度は上の子に「〇〇ちゃんは砂場がいいんだって」と下の子に合わせるように言うのですが、上の子も自我があるので自分の遊びを止めようとしません。
年子の成長過程には、このように2人共が幼くて自我を主張する時期が重なります。年子を育てるママたち共通の悩みですが、子どもたちが成長している証拠でもありますよ。
ダブル抱っこで公園帰りということも
両手で上の子と下の子の手をつなぎ家に向かって歩きだしましたが、今度は「疲れた」と言って子どもたちは道に座り込んでしまいました。結局ママは両腕に上の子と下の子を抱えて家に帰ることになりました。
その後このママは、ベビーカーで公園に行くことにしたそうです。下の子を座らせて上の子と手をつないで帰れます。もし上の子が「疲れた」と言いだした場合、上の子をベビーカーに座らせて下の子を抱っこすれば帰れますね。
年子で公園遊びを楽しむための準備と心構え
下の子に安全なインサートや抱っこ紐で
公園内を上の子に合わせてママが歩き回ると、下の子は抱っこ紐の中から公園の様子を眺めたり、子どもたちの遊ぶ声を聞いたりしながら過ごせます。抱っこ紐の中でも十分に楽しんでいるでしょう。
公園ではママが上の子を助けるために両手を使ったり、急な動きが必要になったりするケースがま多くなります。抱っこ紐は正しく装着し、ママが動いた勢いで下の子が転落しないように気をつけましょう。後ろにおんぶすれば、上の子が疲れたときに抱きかかえられるので便利なときもありますよ。