幼児期の子どもの幼稚園選び!選ぶときのポイントや幼稚園の基本
幼児期の子どもにとって幼稚園はお友だちや先生と一緒に、日中の時間をすごす場所ですね。幼稚園を楽しんでもらいたいというのは、どのママやパパも思うことですね。幼稚園選びは、子どもだけでなく幼稚園生活をサポートするママやパパにとっても大切です。幼稚園選びのポイントやママやパパができることを紹介します。
幼稚園のこと、どのくらい知ってる?
幼稚園のタイプを知ろう
一般的に「幼稚園」は、心身の発達をサポートする教育施設で、国や市町村などの自治体が運営する公立幼稚園や、文科省が認可し学校法人などが運営する私立幼稚園のことをいいます。
公立幼稚園は、先生が公務員で、幼稚園ごとに定める教育方針にあまり差がないことや、費用が安いことが特徴です。私立幼稚園は、各幼稚園で独自の教育方針を提案していて、幼稚園バスでの通園や給食など、ママへの負担が少なくなるサービスが充実していることが多いです。
ほかに、幼稚園と保育園の機能を持ち合わせた認定こども園、認可外ではあるが全日制の幼児教育施設などもあります。
幼稚園と保育園の違いってなあに?
保育園は厚生労働省の管轄で、仕事や就学などで保育が難しい親に代わり、保育士免許を持つ保育士が子どもを保育する児童福祉施設です。園により違いがありますが、0歳から就学前までの受け入れが可能です。
幼稚園は文部科学省の管轄で、幼稚園教諭免許を持つ先生が、就学前の義務教育への基礎を教育する教育施設です。最近では、入園前のプレ幼稚園を実施している幼稚園も多いですが、一般的に3歳または4歳に入園し、2年~3年間の通園が多いです。
保育内容もそれぞれ充実してきており、幼稚園、保育園ともに教育をベースにした園が増えています。
幼稚園はいつごろから考えればいいの?
事前に幼稚園見学や説明会の日程を提示している場合は、先生やPTA保護者から幼稚園の話を聞くチャンスなので、ぜひ参加しましょう。もし、複数の幼稚園見学を希望していて、日程が重なってしまった場合は、幼稚園の園庭開放などを利用してみてはいかがでしょうか。
しっかりと保育内容を見学することは難しいですが、幼稚園で遊ぶ園児の様子を見ることができたり、保育時間外であれば、先生に話を聞いたりすることは可能な場合もありますので、検討してみてくださいね。
幼稚園を選ぶときの大きなポイント
通園手段とお昼ごはん
通園手段は、バスや自転車、徒歩の場合が多いです。指定の場所で集まり、園児が乗りあって通園するバス通園は遠くの園まで通うことができ、ママが送迎する負担が減りますね。自転車だと、少し距離のある園に通うことができますし、徒歩だと、子どもとコミュニケーションをとりながら通園できます。
お昼ごはんは、給食やお弁当があり、給食は幼稚園で契約しているお弁当屋さんのものが多いです。給食費はかかりますが、ママがお弁当を作る負担を考えると助かりますね。
最近では、給食とお弁当を併用している園も増えていますが、子どもに食物アレルギーがある場合、どのような対応が可能かを忘れずに調べましょう。
園の教育方針に共感できるか
教育方針は、幼稚園ごとに決められていて特色もさまざまです。家庭の教育方針と重ね合わせてどの園に共感できるかをパパと話し合いましょう。
読み書きや簡単な算数などの早期教育を取り入れ、学習のために脳の発達を促すためのカリキュラムを組んでいたり、学習より遊びに重点を置き、自然と触れ合い、遊びの中から出るアイデアや創造性を大切にしたり、絵画や作品作りに力を注いだりと、幼稚園によってさまざまです。
また、海外の教育者の考えを教育方針に取り入れる園も増えています。園のホームページなどで確認してみましょう。
先生たちの様子や園の雰囲気がよいか
幼稚園に行ったとき、先生たちが子どもたちにどのように接しているか、子どもたちに寄り添った保育をしているかなど、その場の雰囲気から伝わってくることもたくさんありますよね。助けを必要としている子どもに手を差し伸べることができているか、もし難しい場合、ほかの先生にお願いするなど、先生同士の連携がとれているかなど、第三者の目線からしっかりと見極めたいですね。
機会があれば園長先生と話してみるのもよいでしょう。園長先生の雰囲気が園全体の雰囲気につながるケースもあると思います。
子どものためにパパママができること
親子で園の見学・体験をしてみよう
見学では、園内の設備や遊具を見たり、園児の保育時間の様子を子どもに見せたりする機会もあると思います。保育の邪魔にならないように、「お兄ちゃんたち絵を描いているね」「お姉ちゃんたち上手に歌ってるね」など、園児が何をしているのか子どもに分かりやすく、声をかけながら見学してもよいかもしれませんね。
子どもにとって、初めての場所や経験はなかなか踏み出せない場合もあります。声かけをすることで、子どもに保育のイメージをつかんでもらい、園の体験を楽しむことにつながるとよいですね。