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2人目産休中に生じる上の子の保育園問題。働き続けるためにできること

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育休中預けられるけど退園したほうがよい?

育休中の収入と保育料を比べる

下の子の育休中、上の子は保育園を退園する、という選択も可能です。

育休中の収入と保育料を比較した結果、一度退園することを選ぶママもいます。収入に関して、2人目育休の場合、育児休業給付金の支給対象かどうか確認をしておきましょう。

2人目の場合、育休開始の前日から前2年間の間に11日以上貸金が発生する日がある月が12カ月以上あれば問題なく給付金が支給されます。

そのため、1人目の育休を2年以上取得している場合は、育休中の収入が0となり、上の支給対象外となり保育料が負担となる可能性があります。

支給されるとしても、1人目出産後に時短勤務で働いている場合は支給される給付金の額も1人目のときより少なくなりますので、注意しましょう。

上の子が退園するメリットとデメリット

自治体や保育園のルール上問題がないとはいえ、仕事を休んでいる期間は保育園には預けずに育児に専念したいと思うママもいると思います。

上の子が退園する最大のメリットは何よりも家庭で過ごす時間を多く持てることですね。

子育てに手がかかるのも、長い目で見ればわずかな期間です。上の子との時間も多く持て、一緒に下の子の成長を見守ることができるのは魅力です。

反対に、子どもが今までの保育園生活で身につけた生活リズムが乱れたり、お友だちと離れてしまったりなどのデメリットはあります。

ママにとっても、2人を育てるというのは大変なもの。月齢の小さい下の子のお世話にかかりきりだと、上の子にとっては外遊びができずにストレスが溜まってしまう可能性もあります。

上の子が通園するメリットとデメリット

まだまだ目が離せない下の子と、遊び盛りの子どもや赤ちゃん返りをしている子どもを2人同時にお世話することは大変なことです。

2人同時にお昼寝をしてくれるとも限らないため、ママは休む暇もありません。上の子が保育園に行って思いっ切り遊んでいる間に下の子のお世話に専念でき、ママが一息つく時間を確保できることが最大のメリットといえます。

反対に、デメリットとしては上記で述べたように保育料負担が続くということです。

また、上の子もママが仕事でないことは理解しているので、家にいるのにどうして保育園に行かなくてはいけないの?と寂しさを感じてしまうことがあるかもしれませんので、フォローをする必要があります。

2人目の産休開始後すぐに保活を始めよう

待機児童数と隠れ待機児童数をチェック

待機児童問題は何年も前から働くママの悩みとなっています。数年前に待機児童の数が減少したという時期もありましたが、実際は自治体によって待機児童のカウントの仕方にバラつきがあり正しい人数は見え辛い状況です。

今住んでいる自治体のホームページを見て待機児童が少ない状態であっても「認可外に通っている」「預け先が決まらず求職活動ができていない」などで、待機児童にはカウントされていない隠れ待機児童がたくさんいるかもしれません。

厚生労働省の調査によると、2019年の時点で全国の隠れ待機児童数は7万人を超えているようです。保育園への申込者の人数や保育園を利用している人数など、詳細な状況は厚生省のホームページでチェックできますよ。

審査基準の点数を知る

認可保育園や認定こども園に子どもを預けるためには、入園選考に通る必要がありますよね。

入園選考はそれぞれの家庭を点数化して順位が決められ、点数の高い家庭から順番に入園できるというシステムです。例えば、夫婦共働きで2人とも月160時間以上働いているという場合と、月140時間未満の場合を比べると、前者の方が点数が高く有利になります。

点数の大部分を占めるのは、勤務時間や健康状態などをポイント化した基本指数です。それに、上の子がすでに希望の園に通っている、認可外保育園の利用実績があるといった調整指数が加点されます。自治体によって基準や点数に違いがありますので、確認して点数アップの対策を練っておきましょう。

認可外保育園の情報も集めておこう

育休中に上の子が保育園にそのまま通えたとしても、ママの復職時期が来たときに下の子の預け先を確保できなければ復職できませんよね。

復職を希望するママにとって子どもの預け先の確保は欠かせない問題でしょう。ただ、待機児童の多い自治体では、認可保育園だけでなく認可外保育園の枠もすぐに埋まってしまうことが多いです。

預け先を確保することを優先するなら、認可保育園にこだわらず認可外保育園という選択肢があってもよいかもしれません。認可保育園に比べて保育料は高めではありますが、保育方針がよいと思ったため、あえてそこを選ぶというママもいます。

選択肢を増やすためにも、認可外保育園の情報も集めておくとよいでしょう。

まとめ

下の子の産休・育休中に上の子が保育園に通い続けるかどうかは、ママの考え方次第であり、どちらが正解ということはありません。

そもそも継続して通うことが自治体・保育園のルール上可能なのかどうかは事前にしっかりと調べておきましょう。

また、育児休業中の収入と保育料のバランスや、引き続き通園すること・一度退園することのメリットとデメリットをしっかりと把握した上で家族と話し合うことが大切です。

そして、子どもとしっかりと向き合える貴重な産休・育休期間を充実したものにしてくださいね。
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