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産後のガルガル期はなぜ起こる?イライラや不安の理由と乗り切るコツ

産後のガルガル期はなぜ起こる?イライラや不安の理由と乗り切るコツ

「ガルガル期」が起こる理由とは

産後のホルモンバランスの変化

産後ママには、大なり小なり「ガルガル期」が起こりますが、理由は様々です。理由の一つに、産後のホルモンバランスの変化があります。

妊娠中のママは、お腹の中で赤ちゃんを成長させるためにプロゲステロンやエストロゲンという女性ホルモンの分泌が盛んになります。しかし、赤ちゃんを出産した後には、これらの女性ホルモンの分泌が一気に減少します。ママは、急激なホルモンバランスの変化の影響を受けて心が不安定になってしまうことが考えられます。

産後のホルモンバランスの変化は、ママの意志とは関係なく起こるのでどうすることもできません。心が不安定になったりイライラしたりするママの様子を、パパや周囲の人が理解してガルガル期を乗り越えるようにしましょう。

育児疲れや睡眠不足から

赤ちゃんのお世話を一生懸命するあまり、ママは自身のケアをできていないことも考えられます。育児疲れや睡眠不足が、ガルガル期に繋がるともいわれていますよ。

出産後、ほとんどのママは1週間前後で退院しますが、体はまだまだ回復していません。産後は3週間は横になり、6週間は安静にすることが望ましいそうです。しかし、退院すると24時間ノンストップで赤ちゃんのお世話が始まります。慣れない育児に加えて、赤ちゃんが寝てくれなかったり夜中の授乳をしたりして、睡眠不足になるママはたくさんいます。

育児疲れや睡眠不足は精神的に不安定になりやすく、イライラや不安な気持ちに繋がります。少しの時間でも育児をパパに任せて睡眠をとり、疲れを解消するようにしましょう。

動物的な本能ともいわれている

人や動物は、赤ちゃんを出産すると本能的に「私が赤ちゃんを守る」という感情が生まれます。このような動物的本能がガルガル期を起こすともいわれていますよ。

ママ以外の誰かが赤ちゃんを抱っこしたりおむつを替えたりすると、嫌な気持ちになったというママの声は多いです。これは、かわいい我が子を取られるんじゃないかと感じたり赤ちゃんが自分のそばから離れることを不安に感じたりするからです。

ママが攻撃的になる相手は、パパや義母、パパ側の親戚、実両親などの身近な人がほとんどです。ちょっとしたことでも警戒心が高まることが多いそうです。

この感情は、人や動物が抱く本能なのでおかしいことではありません。むしろ、ママとして赤ちゃんを守ろうとしていますよ。

イライラや不安を軽減するためには

赤ちゃんと寝るなどしっかり休む

育児中のイライラや不安は、どのママにでも起こり得る現象です。イライラや不安を少しでも軽減するために、赤ちゃんと寝るなどしてしっかり休むようにしましょう。

産後すぐは、赤ちゃんの生活リズムが不規則なので、ママはまとまった睡眠をとることが難しいですよね。さらに日中は、赤ちゃんが眠っている間にたまっている家事を済ませてしまいたいママもいるでしょう。しかし、それではママの睡眠時間はますます減ってしまいますよ。

睡眠不足が続くと、ちょっとしたことでイライラしたり周囲にきつくあたったりしてしまいます。家事は多少手を抜いてもかまいません。赤ちゃんが寝ていると、ママも安心して休めますよね。赤ちゃんと一緒に睡眠をとって、ゆっくり体を休めましょう。

周囲の人にガルガル期を理解してもらう

ママが周囲の人に対してイライラしたり攻撃的になったりしていても、産後のガルガル期のせいだと分かる人は少ないでしょう。しかし、周囲の人にガルガル期を理解してもらうと心の負担が軽減されますよ。

ママの一番身近にいる人といえばパパですよね。パパには、ママの本当の気持ちを伝えましょう。日中、仕事で家にいないので、産後の生活や育児の大変さを分かっているつもりのパパも多いですよ。イライラしたり不安になったりするなどのガルガル期の存在を知ってもらうだけでも、ママへの接し方に変化があるでしょう。産前の父親学級に参加しておくのもよいですね。

義母などの周囲の人に言いにくい場合は、パパに伝えてもらいましょう。周囲にも協力してもらい、乗り越えられるとよいですね。

我慢せず病院や自治体のサポートを受ける

ガルガル期は、「私が赤ちゃんを守る」「ひとりで育児を頑張りたい」と思うママが多く、なんでもひとりで背負い過ぎてしまう傾向があります。つらいなと感じたら、我慢せずに病院や自治体のサポートを受けるとよいですよ。

産後は、ホルモンバランスが乱れ、甲状腺異常が起こることがあるそうです。精神的なイライラや体調不良のほか、倦怠感や脱力感を強く感じることがあります。そのような場合は、早めに病院を受診しましょう。

また、身近に育児を頼れる人がいない場合は、自治体の保健センターなどに相談してみましょう。育児相談を実施していることも多く、話を聞いてもらうだけでも心が楽になりますよ。一時保育や子育てサポートなどを紹介してくれることもあり、ママも心強いでしょう。
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