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産後のガルガル期はなぜ起こる?イライラや不安の理由と乗り切るコツ

産後のガルガル期はなぜ起こる?イライラや不安の理由と乗り切るコツ

産後、ママがイライラすることや不安な気持ちになることは珍しくありません。とくに、イライラして周りの人に攻撃的になってしまう時期を「ガルガル期」といいます。原因は様々で個人差があります。イライラや不安の理由を知ってママの心の負担を軽くし、ガルガル期を乗り切りましょう。

「ガルガル期」の意味や言葉の由来

産後ママが周囲の人に攻撃的になること

慣れない育児や睡眠不足などが影響して、イライラしたり不安になったりする産後ママは多いです。このような精神的に不安定な状態を「ガルガル期」といい、周囲の人に攻撃的になることがあります。とくに、ママの近くにいるパパや義母などに攻撃的になる傾向があります。

自分で感情をコントロールすることが難しく、周りからも分かってもらえないことがほとんどです。時間がたって産後を振り返ると、なぜあんなにイライラしていたのか不思議に思うほど攻撃的になってしまうそうです。

たとえば、おむつの替え方が違うだけでイライラして、赤ちゃんのお世話を任せることさえも快く思えないママもいます。赤ちゃんのお世話は、自分ですべてやりたいという責任感が強いママほど攻撃的になりやすいそうです。

動物が赤ちゃんを守るため威嚇する様子から

赤ちゃんを守るために、産後まもないママは周りに注意を払ったり色々なことが気になったりして、気性が荒くなることがあります。動物が赤ちゃんを守るため威嚇するときに「ガルガル」と唸る様子と産後ママの様子と重なることから「ガルガル期」と呼ばれています。

ママは、赤ちゃんを守るために無意識に近くで見守ったり抱っこしたりして過ごします。ですので、家族や親戚などのママ以外の人が赤ちゃんを抱っこして少し離れるだけでも、ママは不安を感じたり嫌だなと思ったりするでしょう。

もし、誰かが赤ちゃんを抱っこすることになったら、「赤ちゃんが泣いたら私が抱っこを代わりますね」などと伝えて、ママと赤ちゃんが近くにいられるような環境を作りましょう。

ガルガル期はいつまで続くもの?

攻撃的な感情や不安定な気持ちは、自分でコントロールできずにつらいと感じるママもいます。ガルガル期に終わりはあるのかと不安になりますよね。

個人差がありますが、一般的に産後すぐから始まり生後6カ月~1歳ごろには落ち着いてくるといわれています。なかには、2~3歳ごろまで続くママもいるそうです。

ガルガル期が落ち着いてくる理由の一つはママのホルモンバランスです。赤ちゃんが生後6カ月になるころには、ママのホルモンバランスが出産前と同じくらい安定して気持ちの浮き沈みが解消されるそうです。

また、生後6カ月になると赤ちゃんはママを認識します。人見知りや後追いが始まって赤ちゃんから必要とされることで、周囲へ寛容になることができるでしょう。

「ガルガル期」のママがもつ感情とは

赤ちゃんに触ってほしくない

ガルガル期は気持ちの浮き沈みが激しく、ママは色々な感情を抱きます。「赤ちゃんに触ってほしくない」とママが感じることもそのうちの一つです。

赤ちゃんが生まれる前までは、「たくさんの人に抱っこしてもらいたい」と思うママも多いでしょう。しかし産後は、「赤ちゃんを誰にも触られたくない」という感情に変化することも少なくないそうです。実は、この感情は珍しいことではありません。本能的に「赤ちゃんのことを全力で守らなければならない」と、ママが感じているのです。

しかし、産後は育児だけではなく、出産で疲れたママの体を回復させることも大切です。今後、赤ちゃんを守っていくためにも家族などの身近な人に助けてもらうようにしましょう。

相手の行動や言動にイライラ

普段は気にならないようなちょっとしたことでもイライラするのが、ガルガル期の特徴です。とくに、相手の行動や言動に対してイライラした経験があるママが多いそうです。

たとえば、子育ての先輩である義母などからアドバイスを受けることもありますよね。しかし、ママは目の前の育児に必死で余裕がなかったり育児に口出しされたと感じたりして、義母にイライラしてしまうこともあるそうです。

赤ちゃんの服やおもちゃは自分で選ぶことを楽しみにしているママもいますよね。しかし、孫のために義母が勝手に買ってくるケースは多く、ママは文句も言えずイライラに繋がってしまいます。

相手は赤ちゃんやママのためを思ってくれています。そのような気持ちに感謝し、穏やかに対応できるとよいですね。

不安やイライラの感じ方はママそれぞれ

産後ママの多くは、育児や今後の生活への不安を感じたりなぜかイライラしたりします。ところが、なかには不安やイライラを感じにくいママもいます。ママの性格や周囲の環境によって感じ方はそれぞれのようですよ。

たとえば、パパが赤ちゃんのお世話を手伝ってくれるとします。パパのやり方がママと違ったり、ママが教えたとおりにできなかったりするとイライラするかもしれません。しかし、慣れないながらも育児を手伝ったりママを助けようとしたりするパパの姿に、まったくイライラしないママもいます。

イライラばかりしていると感じるママは、一度先輩ママなどに相談してもよいでしょう。客観的な意見を聞くと、不安やイライラの感じ方が変わるかもしれませんよ。
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