産後のガルガル期はなぜ起こる?イライラや不安の理由と乗り切るコツ
パパはどんな対応をすればよい?
ママの気持ちを理解して寄り添う
ガルガル期のママは、怒りやすくなったりきつい言葉で話したりして、出産前とは変わってしまったと感じるパパは多いそうです。しかし、このようなママの態度も一時的なものです。パパには、ガルガル期のママのイライラや不安な気持ちを聞いてもらいましょう。
産後ママは、慣れない育児をしながらも、赤ちゃんの成長に喜びを感じます。反対に、赤ちゃんのお世話をスムーズにできなかったりすると落ちこむこともあります。日常のちょっとした話を聞いてもらい、ママの心が穏やかになるとよいですね。
育児に参加し、家事を分担する
毎日、テキパキと育児をするママとは違い、何をすればよいのか分からないパパもいます。そんなパパには、赤ちゃんをお風呂に入れてもらいましょう。赤ちゃんをお風呂に入れるには体力が必要ですし、何よりパパと赤ちゃんのスキンシップの時間ができます。ママは少しの間、赤ちゃんと離れて休むことができますよ。
ひとり暮らしの経験があり、家事に慣れているパパには、食器洗いなどの簡単にできることをお願いしてみましょう。やり終えたパパに「ありがとう」の一言を伝えることがポイントです。
今後、積極的に育児や家事をサポートしてくれるようになるとよいですね。
パパの両親との間を取り持つ
パパの両親との仲がよくても、実の両親にだけ話せるママの気持ちなどがありますよね。とくにガルガル期は、ママの気持ちを汲みとってそっとしてもらいたいときもあるでしょう。
しかし、ママの育児疲れや気持ちを考えずに孫に会いにきたり子育てのアドバイスをしたりすることもあるそうです。ママは、イライラしたり悲しくなったりしてしまいますが、実の両親ではないので、ストレートに気持ちは伝えにくいですね。
そこで、ママの気持ちをパパと共有してパパの両親に伝えてもらいましょう。関係が悪化する前に対応すると安心ですよ。
上の子にガルガルしてしまうときは
「上の子かわいくない症候群」とは?
中には上の子をかわいくないとまで思ってしまうことがあり、「ママ失格なのでは?」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。これは「上の子かわいくない症候群」ともいわれ、実は子どもを2人以上出産したママの多くが経験しているようです。
そして、上の子との関係に悩んで産後うつやノイローゼになるケースもあります。この間までかわいかったはずの我が子をかわいいと思えなくなると、辛いですよね。ですが、こうした心の葛藤は多くのママが経験していますので、自分だけだと思い詰めないでくださいね。
ママがガルガルしているときの上の子の心理
まず、上の子もまだ乳幼児であれば、安全なことと危ないことの区別がついていないため、下の子を危険にさらしてしまう恐れがあります。ママやパパなどの大人なら危険なことの区別がつきますが、まだ小さな上の子にとってはそこまで考えが及びません。
また、下の子に嫉妬していたずらをしたり、寂しさからママの気を引こうと赤ちゃん返りしたりします。下の子にママを取られてしまったと思っている子もいるでしょう。
ガルガル期を乗り越えてよい親子関係を
上の子はどんなときもママが大好きです。気を引こうとしていたり、寂しそうにしているときは、上の子をぎゅっと抱きしめてください。怒る回数が増えていると感じるようであれば、褒めることを意識してみてください。それだけでも、ママの愛情を感じ、嬉しいものですよ。
パパや祖父母などの協力が得られれば、上の子だけとの時間を作るのもよいでしょう。1時間と短い時間でもよいので、ママを独り占めできる時間を大切にしてください。心の葛藤はありますが、上の子ともよい親子関係を築けるとよいですね。
まとめ
ガルガル期は、ホルモンバランスの崩れや育児疲れ、睡眠不足などが影響します。誰にも頼らず育児を頑張ろうとするママもいますが、負担がとても大きいです。
やがて、ガルガル期も終わります。パパに理解してもらったり周囲の人に助けてもらいながらガルガル期を乗り切りましょう。