マタニティ時期の駐車場は?優先駐車場の使い方と注意すること
優先駐車場利用マークについて知ろう
各自治体に申請すれば受け取れる
優先駐車場へ車を停めるために必要な優先駐車場利用マークは、各自治体に申請すれば受け取ることができます。各地方自治体の市役所へ行き、申請書に記入し母子手帳とともに提出すれば交付されます。
配布までの期間は、即日配布されるところもあれば、1週間程度かかってしまうところもあり、自治体によって異なります。気になる方は、それぞれの自治体へ問い合わせてみてくださいね。
全国の優先駐車場で利用可能
また、妊婦さんがもらえる優先駐車場利用マークには有効期限があります。しかし、産後数カ月までは使うことができますよ。
赤ちゃんが生まれてすぐでも、出生届を提出するために市役所へ行ったりスーパーへ買い物へ出かけたりする場面もあると思います。生後間もない赤ちゃんを連れていても、優先駐車場を利用できると安心ですね。
必要なくなった場合はすぐに返却しよう!
交付期間前であっても、切迫早産の場合や医師の診断書がある場合には、対応してくれる場合もあります。該当しそうなママは各自治体に問い合わせてみましょう。
また、この優先駐車場利用マークは、必要なくなった場合には返却する必要があります。優先駐車場を利用しなくてもよくなった場合や、期限が過ぎたときには忘れずに各自治体へ返却しましょう。直接、市役所へ行き返却する方法もありますが、多くの自治体では郵送による返却にも対応しているので、手間も掛かりませんよ。
妊婦さんが利用する際のマナーとは
元気なときはほかの人に譲ろう
ママの体調が優れずに歩くのがつらいときや、お腹が大きく長距離を歩くのが困難なときなどに優先駐車場の利用を心掛けるとよいですよ。ママが元気なときは、優先駐車場は使用せずに一般の駐車場に車を停めるようにしましょう。
妊婦さんだからといって毎回優先駐車場に停める必要はありません。自治体によっては、妊娠中で「歩行が困難な場合」など条件つきで優先駐車場利用マークを交付していることもあります。体調面で問題がないときには、優先駐車場をほかの人に譲る思いやりの気持ちが大切ですね。
37週以降の正産期に入ると、ある程度の運動が必要になります。とくに、歩くことはよいことだといわれています。出産が近づいているのであまり遠出はできませんが、車で出かけたときに駐車場から建物まで歩くのもよい運動になるかもしれませんね。
利用するときは許可証の提示を忘れずに
優先駐車場利用マークの多くは、ルームミラーに引っ掛けることができるようになっています。車を駐車した後は忘れずに取りつけるようにしましょう。ただし、運転中に優先駐車場利用マークをつけたまま運転すると、視界を遮ってしまう可能性があるので外すようにしてくださいね。
妊婦さんが優先駐車場に車を停めて、知らない人に罵声を浴びせられ怖い思いをしたということもあるようです。優先駐車場には車椅子の人しか駐車することができないと思っている人も、まだまだたくさんいます。
優先駐車場利用マークは、優先駐車場に車を停める権利があることを証明するものです。トラブル防止のためにも忘れずに提示するようにしましょう。
まとめ
優先駐車場には数に限りがありますし、その場所を必要としている人もたくさんいます。体調がよいときには、ほかの人に譲るなどモラルと思いやりをもって利用したいですね。