カーペットの洗い方のコツは?自宅でシミ抜きや丸洗いをしてみよう
子育て中の家庭では、カーペットに子どもが飲み物や食べ物をこぼすことはよくありますよね。しかし「うまくシミ抜きができない」「どうやって洗うの?」など、きれいにする方法に悩むママは多いのではないでしょうか。そこで今回は、自宅でカーペットをきれいにするコツを紹介します。
子どもが汚しやすい成分に合わせたシミ抜き
ジュースなどの水溶性には中性洗剤を
汚れには大きく分けて2種類あります。一つ目はジュースやコーヒー、ケチャップやしょうゆなど水に溶けやすい「水溶性汚れ」です。水溶性の汚れには中性洗剤が力を発揮してくれます。
【シミ抜き方法】
1:汚れをタオルなどで擦らず、軽く押さえて拭い取る
2:濡らして絞ったタオルに中性洗剤を数滴つけなじませる
3:2のタオルで汚れを上から軽く叩いて落とす
4:最後に水拭きで洗剤を拭き取ったら完了
1回で汚れが落ちない場合は、タオルを一度洗い2と3を繰り返してください。
チョコなど油性の汚れはベンジンや除光液
【シミ抜き方法】
1:タオルなどで汚れを拭い取る
2:いらない布などにベンジンや除光液を少量含ませる
3:汚れに布を押しつけるように当てて汚れを落とす
4:汚れが取れてきたら、今度は中性洗剤を含ませたタオルで叩いて拭き取る
5:最後に、水で濡らして絞ったタオルで溶液をきれいに拭き取れば完了
ベンジンや除光液は揮発性や可燃性があります。そのため汚れを落とす際は「換気する」「火を使用しない」「子どもは別の部屋に行ってもらう」などに注意して使用しましょうね。
牛乳など臭い残りしやすい汚れには重曹を
【シミ抜き方法】
1:乾いたタオルなどで汚れを吸い取る
2:こぼした部分に重曹を振りかけ、乾燥するまで置いておく
3:乾いた重曹を掃除機で吸い取る
4:水で薄めた中性洗剤をスプレーし、水で濡らして絞ったタオルで拭き取れば完了
まだ臭いが気になる場合は、もう一度重曹を撒き1日放置してから掃除機で吸い取ります。牛乳など臭い残りがしやすい物は、シミ抜きと一緒に消臭まで行うことがポイントですよ。
自宅でできるカーペットの丸洗いと乾かし方
小さめのカーペットは洗濯機で洗う
まず小さめのカーペットの場合は、洗濯機で洗ってみましょう。はじめに、埃や気になる汚れは事前に取り除いておきます。それから洗濯ネットにカーペットをたたんで入れてください。まんべんなく汚れを落とすために、たたみ方は扇のように端から山折り谷折りを繰り返す「扇風たたみ」がよいですよ。ネットを使用することで、カーペットのほつれや傷みが防げます。
後は洗濯機に普段の洗剤を入れて「大物洗い」や「毛布洗い」のコースで洗うだけなので、簡単ですね。
洗濯器で洗えないカーペットはお風呂場で
まず、浴槽にカーペットがしっかり浸かる量のお湯(40℃くらい)を張ります。そこに洗濯洗剤を適量入れて溶かし、1~2時間ほど漬け置きしてください。その後浴槽内のカーペットを踏み洗いしていきます。途中で裏返して全体をきれいに洗いましょう。汚れが落ちたら新しいお湯に張り替えて、こちらも踏みながらすすぎを行います。このすすぎを2~3回繰り返し、洗剤残りのないようにしっかり洗い流してください。
すすぎが終わったら、カーペットを踏んで水気を押し出します。それから浴槽の縁にかけて、1時間ほど水切りをしたら洗濯完了です。
カーペットを三角干しにすると乾きやすい
カーペットを干すときは斜めに「三角干し」するのが早く乾くコツです。カーペットのような面積の広い物は、半分に折って物干しざおにかけると水が切れにくく乾きが遅くなってしまいます。
そこで、対角線の部分が物干しざおに当たるように干してみましょう。そうすると、角が下に向いた三角形ができます。これが「三角干し」です。これなら半分に折ったときと比べて重力によって水が集まる面積を小さくできるので、その分早く乾きますよ。ある程度乾いてきたら、裏返して90度回転させて干し直すとより乾くのが早まります。
カーペットを洗うときのポイントやダニ対策
カーペットの洗う頻度は家庭でそれぞれ
カーペットは、ハイハイしたり寝っ転がったり子どもが直接肌で触れます。そのためできればこまめに洗えるとよいですね。たとえば洗濯機で簡単に洗える場合は、1~2カ月に1回ぐらいのペースで洗ってみましょう。また洗うのに手間がかかる場合であっても、3~4カ月に1回は洗っておくと安心ですよ。
ただし、これはあくまでも目安です。カーペットの汚れ具合は敷いている場所や使い方、季節によっても違ってくるでしょう。またカーペットによっては、洗いすぎると生地が傷む物もあります。そのため、それぞれの家庭にあった洗う頻度を考えてみてくださいね。