赤ちゃんがひとりで座るのはいつ?時期の目安や練習の必要性について
そろそろひとり座りをしてもよい時期なのに、まだ座ろうとする素振りさえない赤ちゃんに不安になるママは少なくないでしょう。成長に個人差があることはわかってはいるものの、練習をした方がよいのかな?と迷いますよね。この記事では、赤ちゃんの発達過程とあわせて、お座りサポートの方法などについてご紹介します。
赤ちゃんがひとりで座る時期の目安
座り始めは生後6~8カ月くらい
赤ちゃんが自分の力で座れるようになるのは生後6~8カ月くらいが一般的な目安とされ、この時期におよそ8割の赤ちゃんができるようになるともいわれています。
座ることができるようになると、今までよりも赤ちゃんの目線が高くなって見える世界が広がります。両手が自由に使えるようにもなるので、赤ちゃんの遊び方や範囲も広がっていくでしょう。
ひとり座りが完成するまでの流れ
まず生後6カ月ごろに、うつぶせの状態から両手を床につけて体を持ち上げる動きをするようになります。お座りに興味を持ち始めた証拠ですね。
そして、生後7カ月ごろにはお座りの姿勢をとろうとし、手を使って体を支えた状態で短時間座っていることができるようになります。しかし、まだ不安定で転倒してしまうことも多いです。
こうして徐々に体のバランス感覚を覚えて、生後8カ月ごろには、手で支えることをしなくてもバランスを取りながら単独で座っていられるようになるでしょう。慣れてくると、座ったまま左右に体を揺らしたり曲げたりすることもできるようになりますよ。
個人差が大きいので焦らず見守ろう
そもそも、単独で座れるようになるには、体の準備が整わなければなりません。座るために必要な筋肉や骨が正しく成長していくことで、いつの間にか自然とできるようになるでしょう。
そのため、目安の月齢になってもまだできないからといって、無理に練習をする必要はありません。無理強いとならない範囲でサポートをするのはよいですが、基本的には焦らずに成長を見守ることを大切にしたいですね。
お座りをしない理由と練習の必要性
座るために必要な筋肉などが未発達だから
次に腰や背中の筋肉が発達してくると、寝返りができるようになります。さらに骨盤周りの筋肉が発達することで、腰がすわるようになるのです。
逆にいえば、こうした筋肉が未発達な状態では、ひとり座りはできません。お座りに必要な筋肉やバランス感覚が身についていない状態でお座りの練習を無理に行うと、赤ちゃんの体に負担をかけることになります。
結果的に、筋肉を痛めたり骨格の発達に影響を与えたりしてしまう可能性があるので注意しましょう。
ママから離れることが不安な赤ちゃんも
すると、赤ちゃんは「突然ひとりにされてしまった」と不安を感じ、ママから離れてしまうという恐怖から、お座り自体が嫌いになることもあるのです。こうした理由から、お座りの練習をするのであれば、赤ちゃんをママの膝や足の間に挟むようにして一緒に遊ぶ感覚で取り組むことをおすすめします。
「ママがそばにいる」と安心できるようにスキンシップを交えながら行うと、赤ちゃんもリラックスでき徐々にひとりで座る状態に慣れていくでしょう。
練習は無理強いせず様子を見ながら
そういうときは、無理に練習をする必要はありませんが、少しずつバランスの取り方に気がつくことができるようサポートするのはよいかもしれませんね。筋肉が発達してくれば、腰がしっかりとすわるようになるでしょう。
バランスを取るコツがわかれば自然とひとりで座れるようになるので、練習を嫌がるようなら、無理強いはせずに様子を見ながら赤ちゃんの負担にならない範囲で行うことが大切ですよ。
ひとりで座るのをサポートするコツは?
クッションや椅子を活用して支える
C字型になっている授乳クッションの真ん中に赤ちゃんを座らせて代用することも可能ですよ。クッションがあれば、万が一倒れてしまっても赤ちゃんを怪我から守ることができるでしょう。
ひとり座りをサポートする赤ちゃん向けの椅子を活用するのもよいですね。お尻から腰まで深く支えられるため、赤ちゃんが前に倒れるのを防いでくれます。いくつかの種類があるので、使い勝手がよいと感じられるものを選びましょう。