女の子のおむつかぶれの対策!原因やおすすめの対処法とは
女の子のおむつを替えていたら陰部が真っ赤になっていてびっくり。そんな経験をしたママもいるのではないでしょうか。真っ赤な陰部の正体は、おむつかぶれです。かゆそうだし、痛そうだし、何とかして治してあげたいけど、どうしたらよいのでしょうか。おむつかぶれの原因と対処法を知って早めに対応しましょう。
女の子のおむつかぶれの原因は?
排出物によるおむつかぶれ
生後1カ月までの新生児は、生まれたばかりで内臓も未熟で小さいため、うんちやおしっこは少ない量で回数が増えます。うんちやおしっこの回数は個人差がありますが、うんちは1日に3~5回、おしっこで4~10回ほどでしょう。
うんちやおしっこに含まれるアンモニアや酵素は肌の炎症を起こす原因になります。それに加えて、おしっこやうんちをするたびにおしりふきでふきますから、さらにダメージを受けやすいのです。
特に下痢をしているときは、肌への刺激も強く、おしりをふく回数も頻回になるため、おむつかぶれができやすくなるのです。
摩擦や蒸れによるおむつかぶれ
おむつをしている状態で汗をかいたら、おむつの中は蒸れてしまいます。赤ちゃんの肌はただでさえデリケートですから、その上肌が蒸れてふやけてしまうと、おむつとの摩擦で皮膚が傷つきやすくなってしまうのです。
肌が傷つくと炎症を起こしやすくなりますから、おむつかぶれができてしまうのですね。おむつが直接触れる部分がおむつかぶれができやすいところですから、女の子は陰部や股の周りにできやすいのです。
陰部や股の周りが赤くなったり、腫れていたり、小さい赤いブツブツができたりしていれば、おむつかぶれの可能性が高いでしょう。
乳児皮膚カンジダ症によるかぶれ
カンジダ菌はカビの一種で日常的に皮膚や便についている菌になります。健康な皮膚でしたら炎症を起こすことはないのですが、免疫力の低い赤ちゃんの肌だと炎症を起こしてしまうことがあるのです。
カンジダ菌はあたたかくて湿り気のある部分に繁殖しやすいので、おむつをしている赤ちゃんの肌に繁殖しやすくなります。カンジダ菌が原因でかぶれますので、おむつが触れていない場所でもかぶれてしまいます。免疫力が低下しているときにかかりやすいのも特徴です。
女の子のおむつかぶれに多い症状は?
陰部や肛門などの部分的なかぶれ
おしりの割れ目や陰部や肛門が赤く腫れていたり、ブツブツができていたりすれば軽症のおむつかぶれでしょう。そのまま放っておくと、じゅくじゅくすることや、血が出てくることもあります。そうなるとかなり重症な状態ですから、できるだけ早く対処しましょう。
赤ちゃんは、おむつかぶれができると痛みやかゆみで泣いたり、不機嫌になったりします。夜眠れない子もいるようですから、ママも大変です。
おしりや内ももなど全体的なかぶれ
おむつが肌に当たっている部分がかぶれやすいのですから、おしりやお腹にかけておむつで覆われている部分がすべてかぶれたり、内ももやお腹などのおむつのゴムの部分が当たるところがかぶれたりすることが多いのです。
かぶれる部分が部分的でも全体的でも、赤ちゃんが痛いのには変わりありません。早く対処をしないと、さらにひどい状態になってしまいます。ママが気が付いた時点で早めに対処すれば、赤ちゃんのつらい時間が少なくてすむでしょう。
乳児皮膚カンジダ症とおむつかぶれの違い
また、赤くなっている部分の皮膚がむけて、周りに白いポツポツや、膿みをもったポツポツがある場合は、乳児皮膚カンジダ症の可能性が高くなります。
実際に見ても、どちらなのかは分かりにくいと思いますので、病院に行って顕微鏡でみてもらえばどちらかはっきりと分かるでしょう。正しい診断をしてもらったうえで、処方してもらった薬を塗れば治りますよ。