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パパも子育てに悩みはつきもの。パパ嫌い!と言われたときの対処法

パパも子育てに悩みはつきもの。パパ嫌い!と言われたときの対処法

子どもに「パパ嫌い!」といわれると、とても落ち込むものです。そういえば最近パパへのいイヤイヤが増してきたような…。ついに「パパ嫌い」の時期が到来です。今回はそんな「パパ嫌い」の悩みが軽くなるよう、隠された本当の意味と、拒絶されても上手に乗り切れる方法をお伝えしたいと思います。

子どもが発するパパ嫌い!の正体は?

小さい頃はママへの依存度が高い

子どもというのは、ママへの依存度が高いものです。生まれてくるまでの10カ月もの間、ママのお腹の中で安心して成長してきました。そのため生まれてきてからも、ママといれば自分は安全で安心できると本能的に感じているのです。この結果誰よりもママに依存することになります。

また幼児期は自分が生きていく上で、一番重要な養育者を好む傾向にあるそうです。ママはミルクをくれたり寝かし付けをしてくれたり、24時間体制で自分のお世話をしてくれますよね。子どもにとって必要不可欠な人がママなのです。喜怒哀楽も一番にわかってくれるので、子どもにとってよき理解者でもあります。

このようにいわれてしまうと、パパはママにはかなわないとがっかりしてしまうかもしれません。しかしこの時期は、子どもの成長のために必要なものなのです。ママという確固たる安全地帯があるからこそ、新しいことに挑戦できるようになります。子どもが次の成長に踏み出すためにも、「ママが一番」の時期を過ごすことが必要なのです。自立への第一歩を踏み出すためのママ依存、ともいえるのではないでしょうか。

パパ嫌い!というよりもママが大好き!

「パパ嫌い」」といわれたら、パパだけでなくママも悲しい気持ちになりますよね。拒絶の仕方も子どもによって様々です。ママと二人きりになりたいために、部屋から閉め出されてしまうパパもいるとか。パパと二人きりのときは仲良くできていたのに、ママがいると急にパパ嫌いモードに入るなんてことも。パパは子どもの対応に振り回されてしまいますよね。

でも本当にパパが嫌いなわけではありません。「嫌い」とはっきりいえることは、親密な関係性が築けている証拠でもあります。こんな言葉をかけてもパパはいなくならない、と心のどこかで感じているからこそいえる言葉なのです。

この時期はとにかく「ママ大好き」を全身で表し、ママとの愛着関係を築こうとしている時期です。言葉どおりの「パパ嫌い」ではないのです。「ママがいい」の表れであって「パパじゃダメ」という意味の「パパ嫌い」なのです。この時期は一時的なもので、どんなパパにでも訪れる可能性があります。子どもから拒絶されることは自分だけに訪れたものではないので、安心してくださいね。

パパ嫌い!と言われたときの対処法

パパ嫌い!と言われてもめげずに世話する

パパ嫌いといわれてしまうと、一緒に遊んだり育児を手伝ったりがやりにくくなるものです。育児に対する自信も喪失してしまうかもしれません。

しかしこの時期に距離を置いてしまうと、本当にパパと子どもとの間に溝ができてしまうことがあります。嫌がるからといって、ママに全部任せてしまうのはよくありません。子どもは「パパ嫌い」といった後の反応や、行動を見ているものです。パパはめげずに関わりを持つようにしましょう。拒絶してもパパはいつも傍にいてくれる、このことはパパへの信頼につながります。

パパの悲しい顔はぐっとこらえて、笑顔で接するようにしてください。「この時期の子どもはみんなこう」とドンと構えてみてはどうでしょうか。

子どもが大好きなママへの態度を改める

子どもはママとパパの関係もよく見ています。ママが一番の時期ですので、大好きなママとパパの関係がよくないと、パパが悪者になってしまうかもしれません。

よくママから小言をいわれていませんか?「出しっぱなしにしないで」や「ちょっとは手伝ってよ」など。ママからの小言が多いとパパのイメージダウンにつながります。パパもそこはちょっと頑張って、ママに協力的になってみましょう。

またママへの優しい気遣いや言葉がけをしていますか?これは逆にパパのイメージアップにつながります。ママへの態度を改めることは子どもに対してよいだけでなく、ママにも嬉しいことです。きっとパパに対して前より優しく接してくれることでしょう。

子どもと遊んで触れ合う時間を増やす

この時期、子どもに「〇〇しようか?」と誘っても、「パパとは嫌!」といわれてしまうことが多いのではないでしょうか。しかし冷たい態度をとられても、子どもと一緒に遊ぶ時間を持ちましょう。

子どもは初めは嫌がっていても遊びに夢中になれば、パパ嫌といった言葉も忘れて楽しく遊び始めるものです。パパとの楽しい時間を増やすことで、「パパとの遊びは楽しい!」と思うようになります。

肩車をしたり体をつかったダイナミックな動きをしたり、ママではなかなかできない遊びを取り入れてみましょう。パパとならこんなことができる、といった特別感がある遊びで誘ってみてください。いつのまにか、誘っても「パパ嫌」とはいわなくなるかもしれません。

夫婦で協力してパパ嫌い期を乗り切ろう

ママがパパを立ててヒーローになろう

パパ嫌いの時期を乗り越えるには、パパだけではなくママの協力も必要です。大好きなママの言葉や行動は、ママ自身が思うより子どもに影響します。それを利用して、パパを大げさなくらい褒めてみるものよいかもしれません。

なんでも一人でやってしまおうとせず、お願いごとをしてみましょう。パパを立てるよいチャンスになります。重たいものを持ってもらうなど、簡単なことでよいのです。「パパすごい、力持ちだね!」といえば、子どもの目にはパパがちょっとヒーローに見えるかもしれません。

家にいないときでも、「お仕事頑張っているね」や「早く帰ってくるといいね」など、パパの存在をいつも感じられるように工夫するのもよい方法です。逆に小言はパパと子どもの良好な関係を望むなら、子どもの前でいうことはできるだけ避けたいものです。

またママは意識して、パパのすごさを言葉にしてみてはどうでしょうか。言葉に出していうことで、パパのすごさを再確認でき改めて尊敬できるようになります。夫婦円満でいることは、子どもへもよい影響が期待できるのです。

パパ嫌い!は子どもの成長で喜ばしいこと

パパ嫌いと子どもがいえることは、しっかりとママとの愛着関係をつくっている証拠ではないでしょうか。また先に述べたように、パパとの信頼関係があるからこそ「嫌」とはっきりいえるのです。このことを頭に置いておきましょう。

パパ嫌時期は子どもが成長している時期です。子どもというものは、パパだけではなくママも一時的に拒絶したり、再び甘えてきたりといったことを繰り返します。これらの行動は子どもが成長していることの証であるという専門家もいるそうです。

ママを選び、パパが嫌といえる行動には
・感情や欲求を言葉に出して表せる
・好きなものを自分で選ぶことができる
・自分の行動が周囲に影響していることがわかるようになる

このように成長に必要なステップをパパ嫌時期に見ることができるといわれています。「パパ嫌い」が、子どもの成長の証であることを理解しましょう。嫌いといわれて落ち込んでいるパパは、考え方をちょっと変えてみませんか?拒絶される嫌な役をパパがしてくれるおかげで、成長の助けになっていると思えば、気持ちが楽になるかもしれませんよ。
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