赤ちゃんのおむつ替え前後は手洗いが必要!洗い方や便利グッズの紹介
おむつ替えの際、手洗いしていますか?「赤ちゃんのおむつは汚い感じがしないし、忘れても大丈夫じゃない?」と感じているママもいらっしゃるかもしれません。しかし、赤ちゃんのおむつのなかにも大人と同じく菌がいます!今回は、手洗いの重要性や正しい洗い方などをご案内します。
赤ちゃんのおむつ替え前に手洗いをしよう
手には目に見えない菌が付着している
感染予防としてマスクをする方は多いと思いますが、意外と手はノーマークではありませんか?
たとえば、咳をするとき手でおおい、その手で電車の吊革を持っている人を見かけたことがあるかと思います。その吊革を別の人が持つと、菌はその人の手に付着します。その手で鼻をかんだら、菌が手から鼻を経由して体内に入り、感染する可能性があります。
嘔吐や下痢を発症し、感染力が非常に強いことで知られるノロウイルスは、触れたところ全部を消毒することが推奨されています。そのくらい手からの感染はあなどれないのです。
ママは赤ちゃんに触れることが多い
授乳をするためにおっぱいを含ませるとき、抱っこであやすとき、ミルクや離乳食をあげるとき。ママは毎日たくさん赤ちゃんとスキンシップをとっていることでしょう。
しかし、そのスキンシップの合間にスマホでメールを打ったり、リモコンを触ったりしていませんか?髪の毛を触ったりしていませんか?スマホやリモコンには、多くの菌が付着しています。髪の毛も、毎日洗髪していても一番汚れが付着しやすい部分です。
その手で赤ちゃんに触れたりお世話をしたりすると、もしかしたら菌やウイルスが移ってしまう可能性があるのです。
赤ちゃんは抵抗力が弱い
とても元気な赤ちゃんだとしても、1歳になるまでは菌やウイルスなどの外敵に対する抵抗力がとても弱いです。大人が感染すると咳や鼻風邪程度だとしても、赤ちゃんにとっては一大事。0歳のうちは予防接種ができない病気もあるため、周りの大人が菌やウイルスを持ちこまないことが重要なのです。
また、食中毒も重症化する場合があるため、こまめな消毒や殺菌が大切です。あまり神経質になる必要はありませんが、手洗いや清潔を意識することが大切ですね。
赤ちゃんのおむつ替えの後の手洗いも大事
赤ちゃんの排泄物にも菌はいる
しかし、赤ちゃんといえど、おしっこやうんちは立派な排泄物です。排泄物には菌がいます。ママやパパはトイレに行ったら手を洗いますよね。手を洗う理由は一緒です。
1日に何度もあると、特に夜中などは1回くらい洗わなくてもよいかな…と思うかもしれません。しかし、最初は少し大変ですが、おむつを替えたら手を洗うという習慣付けをすることがママと赤ちゃんの健康を守ることに繋がりますよ。
ロタウイルスの予防接種後は要注意
予防接種を受ける際に、病院で注意を受けたママもいらっしゃるかもしれません。ロタウイルスの予防注射は生ワクチンといって、病気を発症しない程度に弱めたウイルスを投与します。そのため、1週間ほどうんちの中に、微量ではありますがウイルスが含まれるのです。
ロタウイルスは非常に感染力が強いことが特徴です。赤ちゃんが感染し、あっという間に家族全員に移ってしまったということも、よくある話です。
予防接種のウイルスは先述のとおり非常に弱めてあるので、そこまで強い感染力はありません。ですが、感染力が0ではないため、うんちのおむつ替えをする際は念のために注意をするとよいでしょう。
ママの感染症予防のためにも手洗いは大切
ノロウイルスをはじめとした胃腸風邪は、おもにウイルスが口から入ることで感染します。そのため、口を直接守るためにマスクをし、排泄物を触った手をしっかり洗えば十分に予防することが可能です。
こまめな手洗いが習慣付けば、胃腸風邪だけでなくインフルエンザなどの季節性風邪はもちろん、通年性の風邪も予防することができます。
ママが体調を崩すと、大パニックになるご家庭も多いと思います。体調が悪いなか育児をするのは、ママも大変ですよね。ママ自身はもちろん、家族を守るためにもしっかり手洗いをして感染症予防に徹しましょう。