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6月のおすすめ絵本を年齢別でご紹介!雨の日がもっと楽しくなる

6月のおすすめ絵本を年齢別でご紹介!雨の日がもっと楽しくなる

美しい絵とともに、深いテーマをなげかけている絵本のご紹介です。「せかいいちおおきなうち」は、教科書にも載っていた「スイミー」でも有名なレオ=レオニの作品です。

世界一大きなうちを欲しがるちびかたつむりに、父さんかたつむりが、世界一大きな家を持ったばっかりに家の重みで身動きができなくなった愚かなかたつむりの話をするというストーリーです。

「大きいことはよいことだ」という価値観に、疑問を投げかける父さんかたつむり。ちびかたつむりは自分が小さいゆえ「大きいことが一番」と考えましたが、父さんかたつむりの話を聞いて新しい価値観を学びます。

大人が考えさせられる絵本かもしれませんが、小さい子どもでも、きっとなにかを感じ取ってくれるのではないでしょうか。

【4〜6歳】想像力が豊かになる絵本3選

鏡の仕かけが楽しい「ふしぎなにじ」

4歳から6歳頃になると、想像力がさらに豊かになります。そんな時期におすすめなのが、鏡を使って新鮮な視覚体験ができる「ふしぎなにじ」という絵本です。

鏡のように反射するピカピカの紙でつくられた絵本なので、絵本を開くと、両側のページの絵が互いに映りこみ、驚くほど立体的に見えます。

大人が読んでも視覚的におもしろいので、ついつい親のほうから絵本を開いて子どもに読んでしまうという口コミもあるくらいですよ。鏡のしかけが分かればさらにもっと楽しめるので、小学生になってからも長く楽しめそうな一冊です。

雨の日の家の中で「ふしぎなにじ」の絵本を楽しんだあと、雨上がりの空に本当の虹がかかっていたら、なんだか素敵ですね。

不思議な世界へ「かさもっておむかえ」

「かさもっておむかえ」は、子どもの初めての体験と緊張感が描かれた絵本です。

雨の日に、駅まで傘を持ってお父さんを迎えに行った主人公。人でごった返す駅のベンチでお父さんを待っている主人公の前に、ふしぎなオレンジ色のとらねこが現れます。とらねこに導かれてやってきた電車に乗り込むと、そこにはクマやゾウ、ライオンなど、たくさんの動物たちが…。

お父さんを迎えに行って、不思議な動物電車に乗り込み不安になる主人公。その不安と期待が入り混じった感覚が、子どもの冒険心をくすぐるのでしょう。大人が読んでも、どこか懐かしい気持ちが蘇ってくる一冊です。

雨の日は、それだけで「非日常」を感じますよね。そんな日に、親子で絵本の不思議な世界観を感じてみませんか。

ユーモアたっぷりの「おじさんのかさ」

最後にご紹介するのは「おじさんのかさ」という絵本です。この絵本は、「100万回生きたねこ」でも有名な佐野洋子さんの作品です。

主人公は、傘を大切に思うあまり、雨の日に傘をささないおじさんのお話です。雨なのに傘をささないおじさんの滑稽さに、読んでる子どもたちは不思議に思いながらもクスッとなったり、「あめがふったらポンポロロン~、あめがふったらピッチャンチャン」という歌の響きを楽しんだりできる絵本です。

大人が読んでもシュールなお話なので、「あぁ、こういう人いるよな~」と、周りの人を重ねてみたりして、おもしろいと思います。

雨の日を楽しむ絵本なので、雨で少し憂鬱になっているときにユーモアたっぷりのお話と絵で、明るい気分にさせてくれそうな一冊です。

まとめ

さて今回は6月に読みたい絵本を年齢別にご紹介しましたがいかがでしたか?

雨が降っていると、外で遊べずにそれだけでネガティブな気持ちになってしまう子どもも多いと思います。そこで、あえて「雨」にまつわる絵本を親子で読むことで、逆に雨を楽しむというのも素敵なことだと思います。

雨が降っていても暗い気持ちにならずに、親子で絵本の不思議な世界に迷いこんでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、雨の日を好きになるかもしれませんよ。
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