1週間分の非常食はどのくらい必要?子どもを守る非常食を備蓄しよう
災害に備えて非常食を準備したいと思っているママは多いですよね。ですが、いざ準備しようと思っても、どのくらいの食料を用意してよいのか分からなかったり、用意しても子どもが食べてくれるのか心配だったりします。この記事では、非常食を備蓄する方法や、非常食のアレンジレシピ、おすすめの非常食をご紹介します。
非常食の備蓄についての知識を身につけよう
災害が起きたときに必要なのは1週間分
1週間分というと、非常食をたくさん用意しなければと思うママもいるかもしれませんが、普段から利用している食品を少し多く備えれば大丈夫ですよ。
災害発生から3日目までは、冷蔵庫に買い置きしている食材を工夫して食べます。4日目からは備蓄しているレトルト食品や缶詰を活用しましょう。
地震により停電が起こるかもしれないので、食品だけではなく、カセットコンロやガスボンベ、紙皿やラップなども備えておくとよいでしょう。
具体的に何を備蓄したらよいの?
賞味期限の長いいわゆる非常食は、あると安心するため災害対策についつい買ってしまいがちです。しかし普段食べずにしまい込んでいて、いざというときには賞味期限が切れていた、などということになりかねません。
普段から使っている食品で、常温保存できる缶詰やインスタントラーメン、パスタ、乾物などをリストアップします。それらで1週間食べていけるように、普段の量にプラスして買い足しておきましょう。
カセットコンロを使えば簡単な調理もできるので、単品だけで食べ続けるよりも栄養の偏りや塩分の摂りすぎを防ぐことができますよ。
毎日食べて買い足すローリングストックとは
ローリングストックとは、
①いつもより少し多めに食品を買っておく
②日常の食事で使う
③使った分だけ買い足し常に一定量を保つ
ということを繰り返しながら備蓄する方法で、賞味期限が切れることを防ぎ、災害時でも普段と同じような食事を摂ることができます。
ローリングストックをする際は、必ず古いものから消費し、消費した分を必ず買い足すことを忘れずにしてくださいね。食品だけではなく、飲料水やカセットボンベ、乾電池などでもできますよ。
子どもが喜ぶ非常食について考えよう
子どもにはいつもの味が大切
大人であれば非常事態であることを理解できますが、子どもにはまだ理解できません。そのため、いつもと違う食べ物や見慣れないパッケージに抵抗を感じることがあります。いつも食べているレトルト食品や缶詰であれば、非常時でも食べやすいですよね。
また、避難所の食事や救援物資は、アレルギーに対応していないこともあります。その場合、満足に食事ができなくなってしまうのを避けるためにも、自分で備えておきたいですね。家族それぞれの好物や甘いものなども備えておくと、ストレス解消にもなりますよ。
備蓄を使って簡単に作れるレシピが知りたい
焼き鳥缶はビニール袋にタレごと移し、缶汁を切ったうずら卵の水煮と一緒に味を馴染ませます。器に盛ったごはんの上に乗せれば、焼き鳥丼の完成です。
カセットコンロが使えるのであれば、パスタが茹でられます。茹でたパスタに、粉末のコーンクリームポタージュと粉チーズを入れて混ぜれば、カルボナーラ風になります。
備蓄している野菜を使ったコーンクリーム煮は、野菜がたっぷり摂れます。じゃがいもやにんじんなどを角切りにし、固形スープの素と一緒に煮ます。そこにツナ缶とコーンクリーム缶を加えてひと煮たちさせれば完成です。
子どもと防災ピクニックに行ってみよう
防災ピクニックとは、お弁当のかわりに非常食を持っていき外で食べることです。災害時は水が出なくなったり、必要なものがすぐに購入できなかったりと、様々な制約が生まれます。
自宅と違った環境で食べると、スプーンを用意していなかった、お皿を汚さない工夫が必要だった、缶詰そのままでは食べてくれなかった、といった気づきがあるでしょう。防災ピクニックでの気づきを活かして、備えに繋げてくださいね。
ストックしたいおすすめ非常食3選
5年常温保存が可能なアルファ米
アルファ米とは、一度炊いたご飯を急速乾燥させたものです。食べ方は簡単で、袋を開封し水やお湯を注ぎます。
お湯であれば15分、水であれば1時間で食べることができます。フリーズドライのものと違い少し時間はかかりますが、炊き立てのようなごはんを味わうことができますよ。
また、気密性の高いパッケージを使用し袋の中が無酸素状態になるようにしているため、5年間保存が可能です。味のバリエーションもたくさんあり、トマトジュースなどの水以外でも作ることができるので、好みの味にアレンジして食べられますね。