生後2カ月でねんねトレーニングは可能?乳児期に行うネントレ方法
一般的に「ねんねトレーニング」は赤ちゃんが1人で眠れるように練習することをいいます。ママと赤ちゃんが良質な睡眠を得るためだけでなく、赤ちゃんに正しい生活リズムをつけることも目的の一つです。今回は、乳児期から行えるネントレ方法について紹介します。
赤ちゃんの時期でもネントレはできる?
夜間授乳が減る離乳食時期が適切
またこのころは、昼は起きて夜に寝るというリズムが整ってくる時期です。夜にまとまった睡眠を取れるようになり、ねんねトレーニングが成功しやすくなります。
さらに、生後6カ月ごろは乳歯が生えてきます。まとめて夜間眠ることができれば、授乳による虫歯のリスクも抑えることができるのです。そういった面でも適した時期といえるでしょう。
生後数日からネントレを始める人も
小さなころから赤ちゃんに適したサイクルを規則正しく行うことで、のちの本格的なねんねトレーニングがスムーズにできるようになります。生後数日からのねんねトレーニングは、本格的なトレーニングに入る前の準備運動といえるかもしれませんね。
生後間もないうちから意識して行うことで、生後1カ月には夜19時から朝4時まで寝てくれるようになったというママもいますよ。
生後2カ月のネントレは体内時計を作ること
そのため、この時期にねんねトレーニングを取り入れると睡眠時間のリズムをつけることができ、正しい体内時計が作りやすくなるというメリットがありますよ。
生後2カ月ごろは、まだ寝るタイミングがずれやすい時期です。しかし、ねんねトレーニングを意識して寝る時間を決めてみましょう。夜決めた時間になったらテレビや電気を消し、赤ちゃんが眠りやすい環境を整えてみてくださいね。
ネントレ前に赤ちゃんの生活リズムを作ろう
生後2カ月ごろは昼夜逆転しやすい時期
そのためトレーニングを始める前に、まず生活リズムを整えてみましょう。昼夜の逆転を解消するためには昼はたくさん体を動かして夜はゆっくり過ごすなど、メリハリをつけることが大切になります。
そのため、天気のよい日はママと一緒にお買い物に行ったり散歩に出かけたりして、太陽の光を感じましょう。そして夕方から夜に近づくにつれて、激しい遊びは控えて赤ちゃんを落ち着かせていきます。昼夜の生活をわかりやすく区別することで、昼夜の逆転が解消され夜の眠りにつきやすくなりますよ。
母乳よりもミルクの方が長く寝る傾向も
とくに母乳の場合は消化吸収がよいので早くお腹がすいてしまい、夜の授乳回数が増えることがあります。
そこでねんねトレーニングを始める場合は、普段母乳をあげているママも寝る前の授乳だけはミルクに変えてみるとよいですよ。ミルクは母乳に比べて消化吸収が遅く腹持ちがするので、赤ちゃんが比較的まとまった時間寝てくれるようになります。母乳育児で夜間の授乳が頻繁でねんねトレーニングが心配というママは、一度試してみてくださいね。
寝る前の儀式は習慣作りに効果的
そこで赤ちゃんが眠る前に、毎日決まった入眠儀式を行ってみてください。入眠儀式はベビーマッサージや子守唄、大好きなぬいぐるみを持ってくるなど赤ちゃんがリラックスできるものならどんなことでもかまいません。
入眠儀式を毎日繰り返すと「これをすると眠る時間」ということが、赤ちゃんの体に習慣づけられます。そうすると赤ちゃん自身が自然と眠りにつきやすくなるのです。入眠儀式が習慣化すれば、ねんねトレーニングの成功率もぐっと上がることでしょう。
生後2カ月でねんねトレーニングは必要?
ネントレは必ずしも必要なことではない
その場合は開始時期が早すぎるのかもしれませんし、そもそもねんねトレーニング自体がその子とママに合っていないということも考えられます。
ねんねトレーニングをしないからといって、赤ちゃんの成長になにか問題が起こるものではありません。そのため無理は禁物ですよ。ねんねトレーニングにはメリットもありますが、寝不足などでママが辛くなければ必ずしも必要というものではないのです。