塩素系漂白剤のおすすめの使用法は？特徴や注意点を知って活用しよう

2019,9,24 更新

手袋の着用と換気をきちんとしよう

塩素系漂白剤は強いアルカリ性なので、刺激が強く皮膚に触れると炎症を起こしてしまいます。肌が荒れたり皮がむけたりすることがあるため、直接触れないようにしましょう。

塩素系漂白剤を使うときは、必ずゴム手袋やビニール手袋を着用して、肌に触れるのを防ぎましょう。顔や目につくのを防ぐために、マスクや眼鏡をつけるのもよいですね。

万が一皮膚についてしまった場合は、すぐに流水で洗い流し、炎症や痛みが残る場合は、迷わず皮膚科を受診してください。

また、塩素系漂白剤を使用するときは、忘れずに換気をしましょう。有毒ガスが発生していなくても、塩素系漂白剤には独特のにおいがあり、気分が悪くなってしまうことがあるので注意してくださいね。

保管場所は子どもの手が届かない場所に

塩素系漂白剤は保管方法にも注意が必要です。誤って飲んでしまうと深刻な状況に陥ることがあります。例えば口やのど、食道や胃が傷つき、おう吐や腹痛の症状が出たり、もっと酷いと胃や腸に穴があき、腹膜炎を起こしたりするケースもあります。

塩素系漂白剤は、子どもの手の届かない場所に置くようにしましょう。収納場所に鍵をつけるなどの対策をすることをおすすめします。

万一、子どもが飲み込んでしまった場合、食道が傷つく可能性があるので吐かせるのはやめ、応急処置として牛乳や卵白を飲ませたあと、すぐに病院を受診しましょう。

また、長期間保管しておくと、徐々に分解してガスが発生することがあり危険です。長期間の自宅保管は避けてくださいね。

まとめ

塩素系漂白剤は、強い漂白力を備えています。酸素系漂白剤では落ちなかったシミを落とせることも多いので、洗濯物を真っ白にしたいときには欠かせません。

また、強い殺菌力があるので、カビを取り除いたり、ウイルスを殺菌したりするのにも使えます。水回りの掃除やおう吐物の処理など、色々な場面で活躍してくれるでしょう。

ただ、高い効果を持つ分、取り扱いには注意が必要です。ほかの漂白剤などと混ぜない、換気をするなどの注意点をしっかりと守って使用し、塩素系漂白剤を最大限に活用したいですね。