子どもが英語レッスンで泣くのはなぜ?学習のために親ができること
小さな目標を立てて取り組むようにしよう
しかし、あるときからTくんに変化が現れました。絵を描くとき黒いクレヨンしか使わず、しかもよく分からない絵を描くというのです。家庭とは異なる言葉の環境に、Tくんの心が不安定になっていったのです。
学んだ内容を身につけるには時間がかかります。そしてそのためには、自分なりの動機やモチベーションが必要です。
ですから、英語学習を続けていくためには、いきなり高望みをせず、子どもに無理のない、小さな目標を立ててから取り組むようにしましょう。1歩ずつのスモールステップが大切です。
嫌がるようなら少し時間を置こう
子どもに、日本語と英語の二つの言葉を同時に学習させるということは、単純に2倍の労力がかかっているということです。そのストレスを軽く考えていると、「ダブルリミテッド」と呼ばれる状態になってしまうことがあります。どちらの言葉も身につかないという意味です。
言葉は、今後の子どもの生活に深く関わってくるものです。「まずは日本語を身につけ、英語学習はそれから」と考えることもできます。嫌がるものを無理やり学習させても、逆に英語嫌いになるだけかもしれませんので、少し時間を置いて、英語との接し方を変えてみるのもよい作戦です。
まとめ
「まずは耳から英語に親しませたい」ということでしたら、英語のCDをかけ流すという方法がおすすめです。英語を、生活の一部にすることができますね。英語の絵本やビデオなども使って、パパやママも一緒に、楽しく英語に触れましょう。