幼稚園入園後わがままな子になった!親子のふれあいで乗り越えよう
「幼稚園に入園したら子どものわがままが目立つようになった」、「連日のわがままに、疲れ切ってしまう」など、子どもの様子の変化に悩んだり、「もしかして幼稚園が合わないのかな?」と心配になったりすることもありますね。幼稚園の入園後に子どもがわがままになる理由と、効果的な対処法をまとめました。
初めての幼稚園生活には不安がいっぱい
幼稚園は子どもにとって初めての集団生活
特に幼稚園に入園すると同時に、子どもにとって初めての集団生活が始まります。ママも幼稚園という新しい環境に慣れるまでは、緊張したり疲れたりしますよね。子どもも同じで、新しい環境に慣れるまでは緊張や戸惑いを感じています。
特に多いのが、幼稚園や外出先ではおりこうさんなのに、家族だけのときに限ってわがままになるというケースです。ママは「うちの子だけ?」と心配になりますが、ほかの子とママも実は同じ状況なことも多いのです。
園生活では子どもの頑張ることがたくさん
お友だちとのやり取りや、先生とのやり取りでは、ママに頼らずに自分で言いたいことを伝える必要があります。これまではママがくみ取ってくれていた部分も、できる限り自分の言葉で伝えるようにと頑張っているはずです。
さらに、幼稚園での生活リズムにも一生懸命に慣れようとしています。「時計の針が◯を指すまでに席に着きましょう」とか、一日の流れやものごとの順序に対しても幼稚園のルールやリズムがありますよね。
入園後しばらくの間は、「新しい生活リズムとルールを覚えて実践する」ことを子どもなりに頑張っているので、お家に帰るとホッとしてわがままをいうのもよくあることですよ。
幼稚園に慣れるうちに落ち着くことも
幼稚園の生活リズムに慣れると、幼稚園でのルールが自然と身についていきます。すると緊張や戸惑っていた気持ちも解消されていき、「幼稚園が楽しい!」と心から感じられるため、帰宅後にわがままで発散することが減っていくのです。
それでも時々は、わがままをいうこともあるでしょう。そういう日は、お友だちと喧嘩をしてしまったり先生に怒られてしまったりして、納得できない気持ちをお家に持ち帰っていることが多いので、そんな日にはママやパパが話を聞いて、子どもの気持ちの整理のお手伝いをするとよいですね。
わがままになったときの対処方法
頑張っていることを褒めてあげよう
幼稚園で過ごしていると、頑張っているのに上手になれない悔しさとか、お友だち関係が思うようにいかなくてモヤモヤしてしまうこともありますよね。こうした「一生懸命やっているのに実らない」という気持ちは、幼稚園生活の様々な場面で現れます。この「頑張っているのに…」というイライラやモヤモヤした気分を解消することも大切です。
そのためにも、子どもが頑張っていることをたくさん褒めましょう。「ママ知ってるよ、すごく頑張っているよね」など、具体的に伝えて褒めてみるのもおすすめです。「ママやパパは分かってくれた」と、子どもの心が満たされて、モヤモヤしていた気持ちもスッと落ち着きますよ。
わがままをきちんと叱ることも大切
例えば、度が過ぎたわがままや、長時間続くわがまま、相手を傷つけるようなわがままの場合にはきちんと叱って理解させるなど、ご家庭でルールを決めておくとよいですね。
叱るときには、子どもの気持ちをしっかりと聞いてから、「あなたの気持ちはこうだったんだね、でもね」という風に、子どもの気持ちを一旦認めたうえで、どうしていけないのかについて話をしましょう。
ときにはママの気持ちに余裕がなくて、頭ごなしに叱ってしまうこともありますよね。そんなときには、できるだけ早い段階で「さっきはごめんね。」と伝えてから、子どもの気持ちを聞いて話をするとよいですね。
子どものわがままを広い心で受け入れよう
ただ、わがままを言われてイライラしてしまうと、子どもにも感情が伝線してしまい逆効果になることが多いので、「ママが気持ちを切り替えて、広い心で受け入れる」というのも、おすすめの対処方法です。
例えば、「今日もわがままを言われたら、いやだなぁ」という気持ちを、「今日も何かしらわがままを言うだろうな」と、はなからわがままをいう前提にしておくのです。すると普段よりわがままが少なかった場合は嬉しい気持ちになるし、「今日は偉いね!」と子どもを褒める余裕まで持てますよ。
親子のコミュニケーションで子どもに安心を
子どものストレス解消はママとのふれ合い
「今日も頑張ったね」と言葉で伝えてあげるのももちろんですが、同時に頭を撫でたり、ギュッと抱きしめるのもよいでしょう。頑張りを認める言葉と一緒に、大好きなママの温もりも感じると、子どもが安心できます。
子どもにとって一番の安心材料はママです。ママとふれ合うことで小さなストレスが解消されるのです。降園時に手をつないで「今日は幼稚園で何をしたの?」と聞いたり、「夕ご飯はなににしようか?」と会話をしたりしながら、2人の時間を楽しんでみましょう。
帰り道は「子どもの話を聞いて、たくさんふれ合う時間」として、毎日続けると子どもの気持ちも落ち着きやすくなりますよ。