子育てを地方でしたい。メリットとデメリットや地方移住の人気の県
地方への移住をする家庭が増えているそうですが、都会に住んでいると地方に住むこと自体が、勇気のいることだと思います。また、子どもの病気や不登校など、子どものために移住を考えている家庭もあるのではないのでしょうか。今回は、子育てのための移住のメリット・デメリットを紹介します。参考にしてみてくださいね。
地方で子育てをするメリットとは?
都会に比べて待機児童が少ない
友人が住んでいる町では、幼稚園が2園、保育園が6園あるそうです。そのため、途中入園もすぐに入園できるとのことでした。また都会では保育士不足といわれていますが、田舎の保育園は保育士の人数も多いので、子どものことを細かく見てくれ、安心して預けることができるとのことです。
待機児童問題の当事者になっている家庭にとっては、魅力的な話ですよね。
子育て支援などの制度が充実している
また、子どもの医療費助成期間にも違いがあり、都会では小学校3年生まで、または中学3年生までのところが多い傾向ですが、地方では18歳まで助成してくれるところが多いです。北海道富良野市では22歳まで助成してくれるそうですよ。
ほかにも、育児用品購入費用助成や任意予防接種全額免除などの制度がある自治体もあるので、意外とお金のかかる乳幼児を持つ家庭にとっては大助かりですよね。子どもを連れて地方への移住を検討しているのであれば、各自治体の子育て支援制度も確認しておくとよいかと思います。
地方で子育てをするデメリットとは?
子どものアミューズメント施設が少ない
都会から地方へ移住したばかりだと、アミューズメント施設がないのでガックリしてしまうかもしれませんが、公園で自然と触れ合う遊びができるので、子どもにとっては嬉しいことかもしれませんね。逆にいえば、田舎に住んでいるとアミューズメント施設に行くだけで子どもは満足してくれるので助かりますよ。
学校が少なく自宅からの距離が遠い
小学校・中学校まではよいですが、高校への通学となると交通の便が悪いので厳しいかもしれません。自宅から通うとなると学校が限られてしまう可能性もあります。電車やバスで通うとしても、1日の運行本数が少なく大変かもしれませんね。
また、中高一貫校などというものは物珍しく、教育の幅は少なくなってしまうかもしれません。
医療施設が少なく近くにない
友人が住んでいる町では、小児科は車で5分くらい、耳鼻科は車で20分くらいの距離にしかないということでした。総合病院となると、車で40分もかかってしまうのだそうです。ですが、自宅が併設されている病院だと、緊急時に応じてくれることもあるそうなので、田舎の温かみを感じますね。
子どもが夜中に高熱を出してしまった場合、夜間救急が遠いと親もクタクタになってしまうこともあるので、不便さは感じてしまうと思います。
子育てでの地方移住先、人気の3県
雄大な自然と支援が手厚い「長野県」
自治体によりますが子育て支援の制度も手厚く、医療費助成期間は基本的に18歳まで・おむつ費用毎月2,500円支給・出産祝い金第1子5万円、第2子10万円、第3子30万円・小学校入学時に10万円の祝い金など、親にとっては嬉しいことばかりです。
子育て支援以外にも、住宅リフォーム支援事業補助金や家賃補助など家計に優しい支援がたくさんあります。気になる場所があるならば検索してみてはいかがでしょうか。
自然豊かで都心へのアクセスがいい「山梨県」
甲府市にはほかの市と比べ、保育園から多種多様な大学までが多くあり、子どもの将来も安心できます。また乳幼児がいる家庭や新婚家庭には、月額実質家賃の1/2以内かつ上限2万円を3年間助成してくれる制度があります。
冠婚葬祭のときなど、子どもを預けたいけど、預け先がない…と困ったことはありませんか?ファミリーサポートセンターにあらかじめ登録しておくことで、生後3カ月~小学生までの子どもの送迎・預かりをしてくれるそうです。預けたい人と預かりたい人の双方が会員になれるとのこと。なかなかないので魅力的ですね!