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転勤が決まったら子どもにいつ言う?伝えるタイミングや上手な伝え方

転勤が決まったら子どもにいつ言う?伝えるタイミングや上手な伝え方

引っ越しをともなう転勤の内示というものには、大人であるパパやママも少なからず衝撃をうけるものです。ましてやまだ幼い子どもにはどう伝えるのがベストなのか悩むママも多いのではないでしょうか。子どもに転勤の事実を話す際に少しだけ気をつけたい点をご紹介していきます。

転勤することを子どもに話す時期や影響とは

転勤を子どもに伝える時期

上司などから事前に打診があるケースもありますが、多くの場合は「内示」という形で事実上の決定事項として伝えられるのが異動の辞令です。同じオフィス内での異動もあれば、転居をともなう、場合によっては国をまたぐ人事異動もあります。

通常は異動日というものは決まっていますから、その日までに生活の拠点を移す必要がでてきます。となると当然、人事異動になった本人だけでなく家族総出の一大イベントとならざるをえません。

それでは子どもにはどのように伝えるのがよいのでしょうか。経験者によれば大きくわけて「内示がでてすぐに伝える派」と「引っ越し直前に伝える派」がいます。

子どもの年齢や理解力にもよるので一概にはいえませんが、それぞれ一長一短があります。

転勤による子どもへの影響や心理について

まず親の転勤が子どもに与える影響について考えてみましょう。すでに保育園や幼稚園などで集団生活をスタートさせている場合、日々のルーティンが変わるためにまだ幼くとも少なからず子どもにはストレスがかかると心得ましょう。

さらに年長であればあるほど、お友だちや先生との人間関係ができあがっていますので、当然お別れを辛がったり新しい園を嫌がったりすることも予想できます。たとえ家族以外の人とはあまり接していない赤ちゃんであっても、やはり影響は受けます。

いつも行く場所、いつも見る景色が変わることは赤ちゃんにとっては大きな変化なのです。また仕事の内容が変わったり引っ越しの手続きに追われたりすることで、パパやママが感じるストレスを、敏感に感じとる赤ちゃんもいます。

転園するならタイミングはいつがベスト?

転勤の異動日は多くの場合は職場によって指定されます。できれば学年の変わり目、せめて学期の変わり目などであればよいのですが、そうとは限りません。

子どもが楽しみにしている遠足や、何週間も練習を重ねてきた発表会などにはできれば参加させてあげたいですよね。引っ越し日を考慮するなり、場合によっては一時的な単身赴任をするなりして対応する家庭もあります。

転園先の情報は、住むエリアが決まり次第自治体のホームページなどで集めましょう。正確な住所が決まっていなくても「引っ越し予定」と伝えるだけで相談に乗ってもらえるケースもあります。

園ごとの空き状況はタイミングの問題なので、あまり一喜一憂しないほうがよさそうです。焦らず、ゆっくり探す余裕を持てるとよいですね。

転勤直前まで伝えないメリットとデメリット

直前まで伝えない場合のメリット

転勤を子どもにあえて直前まで伝えない家庭もあります。そのメリットはなんでしょうか。

一つは子どもが不安やさみしさを感じる期間を短くし、ぎりぎりまで平穏な日常生活を送らせてあげることができるということです。今住んでいる家、通っている園、毎日遊ぶお友だち、それらすべてにお別れをいわなければならないことは、幼い子どもにとっては世界がひっくり返るほどの出来事です。

年長であればあるほど、さまざまに思いを巡らせてしまいせっかくの残された時間を立ち直る間もなくただただ悲しい思いだけで過ごしてしまうこともありえます。我が子がそういうタイプだと判断した場合は、あえて思い悩む時間を与えずに直前になって伝えるという手段をとる家庭もあります。

直前まで伝えない場合のデメリット

それではデメリットをみていきましょう。まず考えられるのは子どもに思い悩む時間を与えないことが裏目にでることです。

最後だと知っていたらもっとこうしたかった。もう会えないのだったらあの子にきちんと謝りたかった。

そうした心の整理がついていない状態からくる後悔を抱えることにもなります。子どもには子どもの社会があり、それが親の転勤というどうにもならない状況で強制的に分断されてしまうのは、やはり辛いことには変わりません。

またこれほど重大なことを前もって自分には打ち明けてくれなかった、という疎外感を感じる子どももいます。これは「自分は親に信頼されていないのか」という思いを抱かせてしまうことにもなります。

子どもの年齢によっては直前でも大丈夫!

子どもに直前まで伝えないことは一長一短があります。年齢だけでなく、性格も加味してその子にとってベストな伝え方をしましょう。

まず3歳未満であれば直前に伝えるので充分でしょう。まだ言葉の理解が不十分なところもありますが、それでも「新しいところへパパとママと一緒に行こうね」と変化が起きることは伝えてあげましょう。

すでに園生活を始めていてお友だち関係ができあがっている場合や、言葉の理解が進む4歳児以上の場合は子どもの性格次第で対応を考える必要があります。いずれにしても兄弟姉妹がいる場合、よほど年齢が離れていない限りは伝えるときは同時のほうがよいでしょう。

家族のなかで私だけ聞いていなかった!という遺恨は残りやすいものです。

子どもに転勤を伝えるときに気をつけること

話すときは子どもの気持ちに寄り添う

保護者である親が転勤する場合、養育される立場である幼い子どもはよほどの理由がない限り同行することになります。親からすると「あたり前」なことですが、子どもの立場からするとこれほど理不尽なことはありません。

それは年齢の低い子どもであっても同じことです。住み慣れた家にはもちろん、毎日通った公園や顔なじみのパン屋さんにもある日を境に行けなくなってしまうのです。

年齢が上がり、自分のお友だちを持つようになればなおさらです。毎日あたり前のように顔を合わせていた仲間と会えなくなってしまうことは、小さな子どもにとってはこの世の終わりのように感じられるものです。

まだ小さいとはいえ、子どもなりに思うところはあるのです。やさしく寄り添ってあげられるとよいですね。
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