赤ちゃんが寝るときの秋布団の選び方!ぴったりな布団や寝冷え対処法
体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、環境変化の影響を受けやすく、気候の変動が激しい時期は体調を崩しがちです。とくに、一日の気温変動が激しい秋は、衣類や布団で体温調節することが大切になります。今回は秋にぴったりな赤ちゃん用布団の選び方や、体調不良の原因となる寝冷えへの対処法を紹介します。
赤ちゃんが寝るときの布団選びのポイント
赤ちゃんが使う寝具の種類を知ろう
掛布団には薄手の「肌掛け」と厚めの「合掛け」の2種類があり、1枚だけでも2枚合わせても使うことが可能です。購入するときは「肌掛け」「合掛け」「敷布団」のセットを選ぶとよいでしょう。
布団の中身は「綿」「化繊」「羽毛」があります。羽毛は軽くて保温性が高い、綿は暖かいけれどやや重い、化繊は洗濯できることが特徴です。
掛布団では難しい微妙な温度は、「タオルケット」「ガーゼケット」「ブランケット」で調節します。フリースのブランケットは保温性に優れていますが、熱がこもりやすいので注意してくださいね。
秋の布団は気温に合わせて臨機応変に
【気温が高い日の例】
・薄手のタオルケット1枚
・ブランケット1枚
【気温が低い日の例】
・肌掛布団1枚
・薄手のタオルケットまたはブランケットの2枚重ね
・肌掛布団+薄手のタオルケットまたはブランケット1枚
残暑が厳しい時期のお昼寝タイムは夏の寝具を使い、気温が低くなる10月以降や、朝夕の時間帯は1枚プラスするというイメージです。
厚みのある布団を1枚使うより、肌掛布団とタオルケットなどを組み合わせたほうが、温度調整しやすくなります。
服装にも気を配って寝冷えに注意しよう
赤ちゃん用のパジャマは上下が分かれたタイプと、ロンパースのように繋がったタイプがあります。分かれたタイプを着せる場合は、お腹が冷えにくいハイウウェストのズボンが付いたものがおすすめです。
また、新生児や低月齢の赤ちゃんはパジャマが販売されていないことも多いのですが、パジャマがないときは肌触りのよいロンパースや肌着をパジャマとして使うとよいでしょう。
素材は適度な吸湿性と保温性がある綿が最適です。薄手の長袖なら暑すぎるということもなく快適に過ごせますよ。
秋の寝冷え対策に活用したい便利グッズ
布団を蹴り飛ばしても安心「スリーパー」
スリーパーは、タオルケットやブランケットのような生地でできたベストタイプの寝具です。体に「掛ける」のではなく「着せる」ため、蹴り飛ばされてずれるということがありません。
スリーパーにはタオルケットやガーゼケットの代わりに使えるものから、毛布替わりになるものまであります。気温に合わせてスリーパーを選び、スリーパーに合わせて組み合わせる寝具を選びましょう。
例えば、タオルケット2枚でちょうどよい気温のときは、スリーパーとタオルケットを組み合わせるといった感じです。暑そうなときはタオルケットを取ってあげましょう。
足首をあたためる「レッグウォーマー」
体温調節のために足を出しているとはいえ、足首やふくらはぎまで冷たくなっていると心配です。こんなときは「レッグウォーマー」で足首を温めてあげましょう。
赤ちゃんは大人よりも体温が高いため、レッグウォーマーも大人用に比べると薄めに作られています。さまざまな色や柄のレッグウォーマーが販売されているので、お出かけ用に複数そろえてもよいですね。
「足が冷たいなら靴下をはかせればいい」と思うママもいるかもしれませんが、足の裏を覆うと体温調節が妨げられてしまいます。温めるのは足首までにしておきましょう。
お腹が冷えるのを防ぐ「腹巻」
腹巻は適度な締めつけでお腹をカバーするため、よく動く赤ちゃんのお腹もしっかり温めてくれます。汗をかきやすい赤ちゃんのために、何枚か洗い替えを用意しておくとよいでしょう。
また、赤ちゃんが腹巻の締めつけを嫌がる場合は、腹巻付きのズボンも便利です。腹巻に比べて締め付けが弱いため手軽に身につけることができます。
ガーゼでできた腹巻やパイルでできた腹巻など、季節に合わせて生地を選ぶとよいでしょう。秋冬はもちろん、夏に冷房で体が冷えすぎるのを防ぐためにも使えますね。
秋の赤ちゃんにぴったりな寝具3選
乾燥する日でも心地よい「市松プチケット」
シール織りという特殊な織り方で作られており、毛抜けが少なく毛玉が起こりにくいのが特徴です。家で洗濯しても毛羽立ちにくいため、チクチクした不快感もありません。
また、コットンは化学繊維に比べて静電気が起こりにくく、乾燥する日でも心地よく使うことができます。しっとりとした肌触りで、赤ちゃんの敏感な肌にも優しいですよ。
サイズは幅70cm長さ100cm、重さ260gと軽いため、持ち運びがしやすくお出かけ用にも使えますね。