子どもに手洗いの大切さを説明したい!親子で楽しく0歳から始めよう
子どもに手洗いの方法を伝える際のコツ
一緒に手洗いしてまねっこしよう
初めはママと一緒に手洗いを始めましょう。先ほどの洗い方をお手本としてママが見せて、子どもにまねするように促しましょう。「ママと同じポーズができるかな」など声掛けをすると楽しくチャレンジできますよ。
子どもに分かりやすく伝えるためにも、手の洗い方を歌にしてうたってみたり、ゆっくりとお手本になるような手洗いをすることも大切です。子どものスピードに合わせて、まねたのを確認してから次の動作に進むようにしましょう。
上手に手洗いできたら褒めよう
「さっきまでついてたばい菌が全部いなくなったね」「しっかり洗ったからピカピカになったね」「自分で手を洗えるなんて、とってもすごいね」など少しオーバー気味に、たくさん褒めるように心掛けましょう。きっと子どもは自慢げな表情を浮かべることでしょう。
反対に「早く洗いなさい」「ばい菌がとれなくて病気になるよ」「時間がないから急いでしてよ」など、命令口調やきつい言い方はなるべく控えましょう。手洗いに対してマイナスなイメージがついたり、手を洗うことを拒否するようになったりします。ママは、口に出さないように気をつけましょう。
歌いながら長く洗う習慣をつけよう
このとき、子どもだけで歌うのではなく、ママも一緒に歌いましょう。子どもだけだとすぐに飽きてやめてしまったり、集中力が切れてしまって適当な手洗いになったりします。歌詞を忘れてしまい、すぐに歌も手洗いも終わってしまう可能性もあります。
子どもにつきっきりで手を洗い続けるのは大変ですが、ママも一緒に楽しんで手洗いを行うとよいですよ。歌をうたいながら、洗い残しがないかのチェックも忘れないようにしましょう。
子どもが手洗いに興味を持てる絵本を紹介
1歳から楽しめる「ぴかぴかおてて」
1歳からでも楽しめる「ぴかぴかおてて」は、手洗いのタイミングを動物たちが教えてくれるという内容で、小さな子どもにも分かりやすい絵本です。お砂場で遊んだ後やトイレに行った後、おやつを食べる前など子どもたちが実際に手を洗う機会がある場面での様子が描かれていますよ。
はっきりしている絵や大きな文字が見やすく、ちょうどいい長さのストーリーなので子どもも楽しむことができるでしょう。日常生活の中での基本的な手洗いの時間について理解でき、手洗いが楽しくなる絵本ですよ。
アンパンマンの「すっきりきれいにできるかな」
音が出る仕掛けつきの絵本ですので、おもちゃ感覚で楽しみながら手洗いについて知ることができるでしょう。本の中に描いてある絵を押すと音が出るようになっていて、絵で見て耳で聞いて、手洗いやそのほかの生活習慣について学ぶことができますよ。
また、A5版ほどの大きさなので場所を取らず、持ち運びも便利です。外出先でもさっと読むことができます。子どもたちが大好きなアンパンマンの力を借りて、手洗いやそのほかの生活習慣を身につけられるとよいですね。
すっきりきれいできるかな- フレーベル館
フレーベル館 - すっきりきれいできるかな(やなせたかし/原作 トムス・エンタテインメント/作画)【1歳から】 手洗いやうがい、トイレ、はみがきなどの衛生マナーをアンパンマンが声や音で教えてくれるよ! 本の中の絵を押すと音がでる,不思議なしかけの音源付き絵本。小さなサイズはおでかけにも最適!
大人も楽しめる「えほんもやしもん」
目に見えないばい菌を言葉で説明しても、子どもには分かりにくいこともあるでしょう。この絵本では、ばい菌についての説明があるので、ばい菌とはどのようなものなのかということが、子どもたちもイメージしやすくなるでしょう。
また、字が大きいので読みやすく、はっきりとした色使いや絵なので、小さな子どもで理解しやすい内容です。手洗いの仕方も分かりやすく描かれているので、絵本を読みながら手洗いの練習をしてみるとよいですよ。
『えほん もやしもん 「きんのオリゼー」 てをあらおう』(いしかわ まさゆき)|講談社コミックプラス
「もやしもん」の菌キャラが“えほん”に!8月末より隔月で刊行。菌のキャラクターたちが「衛生」と「食育」をテーマにわかりやすく“お話”をします。対象年齢は3歳~6歳。お母さま方にぜひおすすめを
まとめ
手を洗うことで汚れを落とすだけでなく、ばい菌を流したり感染症を防いだりすることができます。命令口調で無理やり手洗いを促すのではなく、「手洗い=楽しい時間」ということを意識して、子どもに説明するよう心掛けるとよいですよ。
手洗いの習慣が身につくように、子どもと一緒に楽しく行いましょう。