見立て遊びとごっこ遊びの違い!親子で楽しむポイントや効果を知ろう
言葉や社会のルールを学ぶことができる
例えばお店屋さんごっこの場合、お客さんと店員と二つの役割があることを理解したうえで、商品を選んで、お金を払って商品を買うという一連の買い物の流れを再現します。その際に、お客さんに対しての「いらっしゃいませ」のご挨拶などの言葉遣いも学びます。
お店屋さんごっこ一つをとっても、これだけ多くの社会のルールや言葉遣いを学ぶことができます。ごっこ遊びの際は、大人が参加することでうまく社会のルールを伝えられるよう、工夫してみるのもよいですね。
コミュニケーション能力や協調性が身につく
見立て遊びやごっこ遊びは最初はひとりで遊ぶことも多いですが、次第に友だちと一緒に遊ぶようになります。友だちと一緒に役割を決めて演じるなかで、その役割に応じた言葉遣いや会話をしたり、そのシチュエーションでは相手はどんな気持ちになるかな?と相手の気持ちを考えながら話をしたりするようになるのです。
ごっこ遊びの役割を決めるときにも、ときには喧嘩になることもあるかもしれませんが、話し合って何かを決めるという経験をすることにもなります。この経験を通じて、子ども同士の世界でたくさんのことを学ぶことができるんですよ。
ごっこ遊びで使うおもちゃを作ってみよう
紙コップと毛糸で美容師さんごっこ
【材料】
紙コップ、マジックペンもしくはクレヨン、毛糸、ハサミ、キリやドライバーのような穴をあける道具
【作り方】
紙コップの底にキリなどで穴をたくさん開けます。そして穴に適当な長さに切った毛糸を通し、紙コップの内側で玉止めにして毛糸が抜けないようにします。紙コップ外側に顔を描いたら出来上がりです。
毛糸は子どもがチョキチョキと切って遊びやすいよう、あらかじめ長めにしておくとよいですね。ヘアピンやゴムなどを用意しておくのもおすすめです。
カチューシャを利用してお医者さんごっこ
【材料】
シンプルなカチューシャ、紐、プリンやヨーグルトのカップ、キリ、余った布やフェルト生地
【作り方】
プリンカップの底の中心部にキリで一つ穴をあけ、そこに紐を通します。プリンカップの内側で紐が抜けないように玉止めをしましょう。紐の反対側をカチューシャの中心部に結びつけます。カチューシャの両端に布やフェルト生地を巻きつければ、聴診器の完成です。
ほかには計量スポイトを使って注射器代わりにしたり、メモ帳でお薬手帳を作ったりするのもよいですね。お医者さんごっこに必要な小物を子どもと一緒に工夫して作ってみてください。
紙や箱で工作するお買い物ごっこ
【材料】
靴箱などの空き箱(レジ本体用)、空き箱に入るサイズの蓋なし小箱(お金を入れる引き出し用)、厚紙(バーコートリーダー用)、ハサミ、接着剤、折り紙(数字ボタン用)
【作り方】
まずレジ用の箱のサイドをくりぬき、中に小箱が引き出しのように入るようにしましょう。小箱に取っ手をつけると引き出しやすいです。丸く切りぬいた折り紙に数字を書き、レジ用箱の上部に並べて貼りつけます。厚紙を切ってバーコードリーダーに見立てましょう。レジ用の箱やバーコードリーダーの表面に布を貼ると見た目もきれいになります。
白い紙に数字を書いてお金を作れば出来上がりです。
まとめ
子どもと一緒になって遊んでいると、子どもの発想力の豊かさに驚き、ときには笑ってしまうこともあるかもしれませんね。話し方一つをとっても、ママの口癖を真似するなど、意外と子どもに観察されていることに気がつくときもあります。
子どもの自由な発想力を尊重しながら、ときには一緒に遊び、ときにはお友だちと一緒になってごっこ遊びを楽しむ様子を見守りたいですね。