見立て遊びとごっこ遊びの違い!親子で楽しむポイントや効果を知ろう
子どもは、年齢によって様々な遊び方をします。1歳半ごろから積み木を電話に見立てて話すふりをする「見立て遊び」や、おままごとなどの「ごっこ遊び」を楽しむようになります。見立て遊びやごっこ遊びには、様々な効果がありますので、親子で楽しむポイントと合わせてご紹介します。
目次
- つもり遊びとも呼ばれる見立て遊びって何?
- 想像力を使ってものを何かに見立てる遊び
- 1歳半ごろから見立て遊びをするようになる
- 紙パックや石などを使って遊んでも楽しい
- ごっこ遊びをする年齢や見立て遊びとの違い
- 見立て遊びが発展したものがごっこ遊び
- 子どもがごっこ遊びを始めるのは2歳ごろから
- 親子でごっこ遊びを楽しむポイントを知ろう
- 見立て遊びやごっこ遊びで得られる効果とは
- 色々なものを観察する力や記憶力が向上
- 言葉や社会のルールを学ぶことができる
- コミュニケーション能力や協調性が身につく
- ごっこ遊びで使うおもちゃを作ってみよう
- 紙コップと毛糸で美容師さんごっこ
- カチューシャを利用してお医者さんごっこ
- 紙や箱で工作するお買い物ごっこ
- まとめ
つもり遊びとも呼ばれる見立て遊びって何?
想像力を使ってものを何かに見立てる遊び
見立て遊びとは、たとえば積み木を電車や車に見立てて走らせるふりをしたり、空のコップに飲み物を入れるそぶりをして飲むふりをしたりといった遊び方などのことです。大人から見ると積み木は積み木にしか見えませんが、子どもは全く違ったほかの物に見立てて遊ぶこともあります。
見立て遊びをすることで、周りを見て遊び方を考える観察力や、発想力が身につくといわれています。友だちと一緒になって見立て遊びをすることは、協調性を養うなど、メリットがたくさんありますよ。
1歳半ごろから見立て遊びをするようになる
最初は身近な物を使った、わかりやすい簡単な見立て遊びが中心となります。しかし、2歳過ぎになり言葉も発達してくると、見立て遊びの内容も多様化していきます。
この時期の子どもは、大人や友だちのことをよく観察しており、真似したいという気持ちが芽生える時期でもあります。身近な物を使って、想像力豊かな見立て遊びを披露するようになり、子どもの発想の柔軟さに驚かされることもあるかもしれませんね。
紙パックや石などを使って遊んでも楽しい
その背景には、テレビなどの完成された世界を見る機会が増えたり、遊び方の決まったおもちゃでばかり遊んだりすることで、見立て遊びをする機会が減ってきてしまっていることが挙げられます。
見立て遊びをするには、特段おもちゃを用意しなくても問題ありません。紙パックや石などの身近なものを使って、自由に子どもならではの柔軟な発想で見立て遊びを楽しみましょう。
ただし、食べたり飲んだりする真似をして遊んでいるときは、本当に口に入れてしまわないように、注意して見守ってあげてくださいね。
ごっこ遊びをする年齢や見立て遊びとの違い
見立て遊びが発展したものがごっこ遊び
例えば、比較的早い段階から見られるごっこ遊びの例として、おままごとがあります。最初は、ひとりで何役かをこなす一人遊びが多いですが、次第にお友だちと役を決めて遊ぶようになるでしょう。先ほど例に挙げたおままごとのほかヒーローごっこなど、より複雑な設定になっていきます。
見立て遊びと同様に、コミュニケーション能力の向上や発想力を身につけることに役立ちます。さらにお店屋さんごっこを通じて、遊びながら社会生活での決まりを学ぶことにもつながります。
子どもがごっこ遊びを始めるのは2歳ごろから
おままごとなど、ごっこ遊びは女の子が好むイメージが強いかもしれません。しかし、ごっこ遊びは男女関係なく楽しむことができます。身近な大人の真似をすることがごっこ遊びに発展するので、家事をするママの様子を見て、おままごとに興味をもつことも多いようです。
成長するにつれて、男の子であればヒーローごっこ、女の子であればお姫さまごっこなど、男女によって遊び方には違いが出てきます。
親子でごっこ遊びを楽しむポイントを知ろう
延々と続く遊びに付き合うことは、疲れてしまうこともあるかもしれません。しかし、年齢が小さいうちは特に、一緒に遊んであげることでごっこ遊びが上手になります。
一緒に遊ぶときは、子どもの自由な発想を否定せず、子どもが作りあげた世界観に入り込むように意識しましょう。あくまでも子どもの発想を大切にしながら、コミュニケーションを通じてさらに話を膨らませるお手伝いをしてあげましょう。
必ずしもおもちゃを用意する必要はありません。空き箱や段ボールなどの生活用品を活用するなどして、遊びに集中できる環境を整えてみてくださいね。