乳児の笑顔はいつから見られる?笑顔の種類や疑問と引き出すコツ
早く赤ちゃんの笑顔が見たい!生まれる前から楽しみにしていたのに、実際生まれてきてみると、赤ちゃんは寝ているか泣いているばかりで不安に思うことも多いですよね。赤ちゃんのかわいい笑顔がいつごろから見られるのか、笑顔を引き出すコツをご紹介します。
赤ちゃんの笑う時期や笑顔の種類
いつから笑う?赤ちゃんの笑顔の成長
赤ちゃんが声を出して笑うようになるのは早くて5~6カ月ごろから。大人と同じようになるのは1歳くらいといわれています。早く赤ちゃんのかわいい笑顔が見たいのに、なかなか笑ってくれないと不安に思うこともあるかもしれませんが、一生懸命、笑顔の練習をしている姿や少しずつ表情がバリエーション豊かになっていく姿はこの時期しかみられないもの。毎日、写真を撮ってその成長を記録しておきたいですね。
意思とは関係ない「新生児微笑」
生まれてきたばかりの赤ちゃんは寝る、泣く、おっぱいを飲む、おしっこやうんちをすることなど、生理的な欲求とそれにともなう快・不快の表現だけでいっぱいいっぱい。まだまだママたちににっこり笑うことができません。
また、新生児期の赤ちゃんは視力が弱く、笑いかけてくれるパパやママの表情はあまり見えていないといわれていますが、新生児微笑を浮かべたときの周囲の反応は感じているようです。赤ちゃんはそれを繰り返すことで学習し、少しずつ次の段階へと成長してゆきます。
ママを見てにっこり!「社会的微笑」
でも最初は、にっこり笑うというより、にやっとしたり、顔の半分だけでの笑顔だったり、まるで変顔をしているような、ぎこちない笑顔が見られるようになります。
3カ月ごろの赤ちゃんは視覚や聴覚が発達してきて、周囲の大人たちの表情や声を真似しようとし始める時期なので、ママたちの顔を見ると自然に笑顔になってくれる子も多いようです。
ただ、この社会的微笑が始まる時期は個人差があり、早い子は2カ月ごろから始まりますが、生後半年ごろまで笑わない子もいます。同じくらいの月齢の子と比べて笑顔が少なく感じても、不安になる必要はありません。優しく見守りましょう。
これって大丈夫?赤ちゃんの笑顔の疑問
寝ながら笑うときもある
お腹がいっぱいになったり、十分に睡眠がとれている、といった生理的欲求が満たされたときに、口の端っこがピクピクと動き、目じりが下がって、にっこり笑ったような表情を見ることができます。
感情がともなわない笑顔だと思うと、少し残念な気持ちもしますが、「どんな夢を見ているのかな?」「何か楽しいことでもあったのかな?」なんて、愛おしく感じる瞬間でもあり、新米ママたちの赤ちゃんのお世話疲れもどこかへ吹き飛んでしまいますね。
笑い声が大きいときや声が出ないとき
また、声を出すのが楽しくなってきて、「アーアー」や「ンマンマ」などの喃語を話し始めたり、奇声を上げたりするようになっても、笑うときには声を出さない子もいるようです。周りの子は声を出して楽しそうに笑うのに、うちの子は声を出して笑わない、などと落ち込まなくて大丈夫。赤ちゃんが楽しそうにしていて、精一杯の笑顔を見せてくれているときは、ママも優しい笑顔で返してあげましょう。
赤ちゃんの笑顔や笑い方も日に日に変化していくので、写真や動画で記録しておきたいですね。
赤ちゃんが笑ってくれない
お気に入りの遊びをしても突然、笑わなくなってしまうのでママとしてはちょっとガッカリする気もするけれど、かわいい赤ちゃんがすくすく成長している証拠。少しずつ変化をつけながら次々と新しい遊びを試してみましょう。赤ちゃんの「笑いのツボ」を、大げさなジェスチャーをつけるなどしながら、楽しくみつけるのもおすすめです。
ママと赤ちゃんのそうしたやり取りが、より育児を楽しくし、親子のきずなも深めてくれるのではないでしょうか。