3歳ならルールのある遊びもできる!ごっこ遊びやゲームで楽しもう
3歳くらいになると、ルールに従って遊ぶことや、お友だちと一緒にごっこ遊びが楽しめるようになってきます。今までよりも遊びに幅が出てくるので、新しい遊びにどんどんチャレンジしてみましょう。ここでは3歳児におすすめしたい、屋内外の遊びを紹介します。
赤ちゃんらしさがなくなり自我を感じる3歳
走って止まってジャンプもできる
筋肉がついて体つきもしっかりしてくるので、運動能力が高まります。走っていて急に止まったり曲がったりすることもできるようになるので、鬼ごっこも楽しく遊べることでしょう。
脳神経も発達し、バランス能力がついてきます。ほんの少しの間なら片足で立っていられることや、平均台を歩くこともできるようになってきます。バランス感覚が必要となる、車輪のついていないバランスバイクなどもこのころから上手に乗れるようになるようです。
ジャンプをしたり、ぶら下がったりダイナミックな動きも増えてくるので、大きなケガをしないように住環境を整えましょう。
ご飯も着替えも1人でできるようになる
とはいうものの、まだ1人でするには危なっかしいこともあり、ついついママが手伝ってしまいたくなるかもしれません。しかし、手の出しすぎは子どもの発達の芽を摘んでしまう場合もあるので注意が必要です。
また、ハサミを使ったり、折り紙で二つ折りができるようになったりするようです。手は「第二の脳」とも呼ばれ、指先を使った遊びは脳の発達によいといわれています。積極的に手先を使った遊びを取り入れていきましょう。
なぜ?が増えて人や物への理解が深まる
大変なことだと思いますが、ママが分からないことは一緒に調べるなど、なるべく丁寧に質問に答えるようにしましょう。
コミュニケーション能力も高まってくるので、周りの人の気持ちを理解するすることができるようになってきます。人の気持ちが理解できると、おもちゃの貸し借りや順番待ち、動物やおもちゃを大切に扱うようになってくるでしょう。
大変だった「イヤイヤ期」はこのころから落ち着いてくる子が多いようです。
3歳と遊ぶルールのある遊び【屋内】
男の子も女の子も大好きおままごと
おままごとは、お料理を作るお母さん役、食べる子ども役など、それぞれの役割を想像しながら役を演じます。料理を作るときは、「トマトを切って、お肉をフライパンで炒めます」などと言ったり、野菜や調理器具、調味料などの名前を覚えやすくなるので、語彙能力も鍛えられることでしょう。
ママが一緒に遊ぶ場合は、まずは子どもが遊んでいる様子をよく観察します。子どもの世界観を壊さないように加わるようにしましょう。おままごとは室内だけではなく、砂場や葉っぱや木の実などを使って屋外で遊ぶのも楽しいですよ。
ぬいぐるみを使って隠しっこゲーム
最初にぬいぐるみや車のおもちゃなど、隠しておくおもちゃを決めます。子どもにばれないようにおもちゃを隠して、子どもに探してもらいます。反対に子どもが隠したおもちゃをママが探してもよいでしょう。
探す場所やおもちゃの大きさは子どものレベルに合わせて決めましょう。最初は大きめのおもちゃを選び、隠れている部分よりも見えている部分が多いくらいがよいかもしれません。
ママと2人きりで遊んでも楽しいですが、グループで遊ぶのがおすすめです。見つけたときの嬉しさや、見つかりそうになったときのハラハラ感を共有できるので、より一層楽しめることでしょう。
安全を確保してかくれんぼ
このころの子どもはまだ「人から見られたときの自分の姿」を想像することが難しく、「頭隠して尻隠さず」の状態で隠れていても、自分はちゃんと隠れていると思っていることが多いようです。本来かくれんぼでは「鬼に見つかりたくない」という気持ちで隠れているものですが、この時期の子どもはむしろ見つかったときにとても喜びを感じているようです。
お家でかくれんぼをするときは、安全確保をして遊ぶことが大切です。例えば、浴槽の水は流し、洗濯機にはチャイルドロックをかけたり「1階だけで遊ぼうね」などとルールを決めたりしておくとよいでしょう。