年末年始の赤ちゃんの過ごし方。病気やケガにも備えて事前に確認を
年末年始に赤ちゃんを連れて帰省する予定のママも多いことでしょう。初めての赤ちゃん連れの帰省では「移動方法や荷物の準備はどうしたらよい?」と迷ってしまうこともありますね。今回は、赤ちゃん連れの移動手段別のコツ、荷作りの三つのコツ、帰省中の病気やケガへの準備についてご紹介します。
赤ちゃん連れ帰省での移動手段別のコツ
飛行機は座席の位置を考えて予約
低月齢の赤ちゃんを連れているなら、おむつ交換が頻繁に必要になるのでトイレに近い位置の座席を予約するとよいですね。CAさんに何かしらお願いする可能性もあるので、やり取りがしやすいように通路側の座席を予約するものよいでしょう。
スクリーン前の座席は、赤ちゃん連れのママにおすすめです。座席の前に若干のスペースがあるので、赤ちゃんがぐずったときに立ってあやすことも可能ですし、バシネット(壁に取りつけるベビーベッド)が使用可能な座席位置でもあります。バシネットを使用したい場合は、座席の予約+バシネットの予約が必要になります。できるだけ早めに予約をするようにしましょう。
車移動は飽きないようにおもちゃを持参
ただ、様々な交通事情によって移動時間が予定を大幅に超えてしまうケースも想定しておいた方がよいですね。赤ちゃん連れで車移動する際には、赤ちゃんのぐずり対策が最も重要です。
まずは、赤ちゃんが気に入っているおもちゃを持参しておきましょう。それ以外にも、車内で飽きないように鏡や車の振動で動くなど視覚的に楽しめるおもちゃをシートに取りつけておいたり、触ると音が出るなど触覚と聴覚で楽しめるおもちゃを用意したりするとよいですね。新しいおもちゃを1~2個持参するのもおすすめですよ。
電車移動は抱っこしながら話しかけてあやす
電車移動をする場合は、できるだけ指定席を予約してママと赤ちゃんの負担を減らせるようにするのもポイントですね。移動中には周囲の乗客にできるだけ迷惑がかからないように、赤ちゃんをあやす工夫をしましょう。
赤ちゃんが飽きてきたなと思ったら、膝の上で赤ちゃんを優しく揺らしてみたり、少しだけ上げたり下げたりして楽しませるのもよいですし、小さな声で耳元で話しかけるのもよいですね。
また、ママが赤ちゃんを抱っこしている場合には、パパに協力してもらってハンドタオルなどを使って「いないいない、ばあっ!」をするだけでも、赤ちゃんが喜びますよ。抱っこしながら様々な方法であやしましょう。
年末年始の移動がスムーズになる荷物の準備
現地で買えるものは持っていかず荷物を軽減
帰省する期間にもよりますが、赤ちゃんに必要な粉ミルクやおむつなどはかさばってしまうので、できるだけ現地調達をするようにしましょう。実家に協力してもらえるなら、事前に使用しているおむつのメーカーとサイズを伝えて用意しておいてもらうのもよいですね。
粉ミルクや離乳食の好みがハッキリしている赤ちゃんもいるので、そうした場合には帰省先でも調達可能かどうかを事前に調べておくと安心です。
大きなものは事前に送る
赤ちゃんとの移動時には防寒具やおもちゃ、おむつなど手荷物になるものも多いので、大人の荷物はできるだけ事前に送っておくとよいでしょう。また、バウンサーやベビー布団など普段から使用しているベビーグッズで、帰省先でも使いたいものがある場合も宅配便で事前に送っておくと安心ですね。
また、赤ちゃんは1日に2~3着は着替えが必要になることもありますね。現地ですぐに調達できない可能性も考えて、多めに用意して送っておきましょう。
粉ミルクやおむつも事前に送ると楽ですし、ネット注文で現地に配達してもらうのもよいですね。
母子手帳と健康保険証は必ず持参
まず、母子手帳と健康保険証です。赤ちゃんは環境の変化に敏感で、移動中に具合が悪くなってしまったり帰省先で風邪をひいてしまったりする可能性もあるので、母子手帳や健康保険証は手荷物として常に持っておきましょう。これまでにお薬を処方されたことがある場合には、お薬手帳も持参しておくと安心です。
帰省中や帰省先で医療機関を利用する際に母子手帳やお薬手帳があれば、初めて診察してもらう医師にも赤ちゃんの体質などの情報を把握してもらうことができます。
年末年始の赤ちゃんの病気やケガの対応
年末年始の診察状況や帰省先の病院を確認
帰省先での医療機関を受診することになった場合、どこに病院があるのか分からないと受診するまでに時間がかかってしまいます。また、年末年始では病院の診察時間が通常とは違っている可能性もあるので、帰省先の最寄りの病院を探しておきましょう。病院のHPがあれば年末年始の診療時間や休診日をメモして母子手帳にセットしておくとよいですね。
小児科の個人病院のほかにも、総合病院などもチェックし、帰省先からのルートや所要時間なども把握しておくと安心です。
帰省先では気候の違いや暖房設備の違いなどの生活環境でも体調を崩してしまうこともあるので、病院情報のチェックは怠らないようにしましょう。