条件で違う保育園の保育時間。ママの就労による違いと保育園での1日
保育園に子どもを預けようと思っているママ、保育時間や延長保育などがママの労働状況によって違うということを知っていますか?子どもを預けて安心して働けるようにするためには、ママの状況に合った保育園を探すのは重要ですね。そこで今回は保育園に預けられる時間、延長保育や食事などについて紹介します。
保育園に預けられる時間を確認しよう
パートなどは保育短時間認定で最長8時間
保護者の就労時間が月120時間未満であれば「保育短時間」の認定を受けることができ、そのほうが若干保育料が安くなっているようです。保育短時間認定で保育園を利用できる時間は、最長8時間です。
保育を必要とする事由については、就労、保護者の疾病・入院、求職活動、就学などのいずれかに該当する必要があります。そして例えば就労という事由で保育園を利用する場合、保育短時間利用ができる保護者の就労時間の下限は、1カ月あたり48時間から64時間の範囲内です。ただしこれは各市町村によって決められます。
フルタイム就労であれば最長11時間
保育標準時間の認定を受けて保育園を利用できる時間は、最長11時間です。ママの就労時間のほかに、通勤時間や休憩時間を考慮しながら、最長11時間のなかで利用できます。
保育標準時間と保育短時間では基本の保育料が違います。所得額に応じて異なる保育料ですが、中間の所得階層の保育料で、保育標準時間は月額上限58,000円、保育短時間で月額上限57,100円と国が決めています。実際の保育料はこの上限額をもとに各自治体が設定しているのです。
長期休みは無く保育時間は16時までが目安
保育園が開いている目安の時間を書きましたが、実際に子どもを保育園に預けている家庭では何時くらいに子どもを預けることが多いのでしょう。目安としては勤務時間プラス前後30分で、通勤時間によって時間が前後するというケースが多くなっているようです。預ける時間はご自分の働き方を考えて検討したほうがよいでしょう。
ここで紹介した時間はあくまで目安なので、実際通いたい保育園などがあれば直接確認することをおすすめしますよ。
保育園の延長保育を利用するには
延長保育の時間や値段は保育園ごとに違う
保育標準時間の場合、子どもを預けてから11時間以内であっても、それぞれの保育園で設定された通常保育時間外は延長保育となります。一般的には月決めで2,000円~3,000円、日割りであれば1回あたり300円~600円程度と設定している園が多いようです。
延長保育の料金は、分単位で金額を決めたり、子どもの年齢によって金額を決めたりと、保育園によって違いがあるため、通いたい保育園に直接確認したほうがよいでしょう。
延長保育での食事は別料金になることも
延長保育は夕方以降なので、要望に合わせて食事を出すところが多くなっているようです。お迎えに来る予定のママが残業で遅くなると、迎えを待つ子どもはお腹をすかせてしまいます。延長保育中にお弁当や軽食を食べさせてくれるのは、お腹をすかせた子どもを心配する親にとっては助かるサービスですね。
食事を出してもらうサービスは、ほとんどの場合事前予約が必要です。そして、料金も保育料とは別料金になることが多いので注意しましょう。
保育時間中にお迎えに行けない場合に
まずはパパがお迎えに行けないかどうか確認をしましょう。パパも難しいようであれば、近くに住むおじいちゃんやおばあちゃんにお願いしてもよいですね。前もっておじいちゃん、おばあちゃんを担任の先生に紹介しておくとスムーズに子どもの引き渡しができますよ。
同じ園に仲のよいママ友がいれば、お願いできるかもしれません。ママ友にお願いする場合は負担が大きくならないよう配慮しましょう。
閉園時間までのお迎えに間に合わないことが多いような職種であれば、保育園のあとベビーシッターなどへお願いする二重保育を検討してもよいかもしれませんね。
幼稚園とは違う保育園での1日の時間
教育というより生活面を中心に指導
保育園に勤務しているのは保育士です。それに対し幼稚園に勤務しているのは幼稚園の教諭資格を持った教員です。保育園では保育士が子どもたちのお世話をするため、学習面よりも着替えや食事など、生活面を中心に指導がされているのです。
一般的な保育園の1日の時間割としては、午前中はお散歩をしたりお友だちと遊んだりして、昼食後はお昼寝の時間があります。お昼寝をしたらまたお友だちと遊んで、お迎えが来たら帰るというスケジュールになっていることが多いようです。