赤ちゃんの髪の毛が薄いけど大丈夫？原因や対処法について知ろう

2019,5,21 更新

赤ちゃんの髪の毛が生えそろう時期

赤ちゃんの髪が生えそろう時期には個人差がありますが、一般的に生後6カ月頃になると生えそろうといわれています。これは、新生児期の生理的脱毛や後頭部脱毛が収まる時期と同じ時期です。

この頃になると皮脂の過剰分泌も収まってくるため、抜け毛が減って「髪がしっかり生えてきた」と実感できるようになります。しかし、生え変わりのペースなどには個人差があるため、生後6カ月でも「薄い」と感じる赤ちゃんもいるでしょう。

赤ちゃんの髪質は成長とともに少しずつ変化し、髪の量や質が安定するのは3～4歳頃だといわれています。

1歳を過ぎるまで薄毛だった赤ちゃんが、4歳になるころには「髪が多くて手入れが大変」ということもあるので、あまり不安がらないでくださいね。

髪の毛を剃ると生えてくるは根拠がない

一昔前まで、赤ちゃんの髪を剃ると「髪が生えてくる」といわれていました。そのため、おじいちゃん・おばあちゃんから「剃ってみたら？」といわれるかもしれません。

しかし、髪を剃ると生えてくるというのは根拠がないことが明らかになっています。むしろ、頭皮が傷つき、傷から雑菌が入って化膿することがあるため、現在は「剃らないほうがよい」といわれているようです。

また、髪を剃ると太い髪が生える・髪が濃くなるといわれることもありますが、こちらも根拠がないことが明らかになっています。

これは、髪を剃ったときに断面が斜めになり、毛の面積が広く見えることから「髪が太くなった・濃くなった」ように見えるだけで、実際に髪が太くなったり量が増えたりするわけではありません。

まとめ

赤ちゃんの髪が薄いと不安になることもありますが、髪が薄いと頭を洗ったあと乾きやすく、汗で蒸れにくいという特徴があります。汗かきな赤ちゃんにとってはメリットが大きいので、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

また、脂漏性湿疹やストレスが原因で髪が抜けているときは原因に合わせたケアが必要ですが、基本的には頭皮を清潔に保つこと以外の対策は必要ありません。

一時的に抜け毛が増えたり髪が薄くなったりしても、成長につれて生えそろっていくので、気楽な気持ちで見守ってくださいね。