子どものモチベーションを高めたい!ママと引き出すやる気スイッチ
子育てをしていると「子どもには将来自分の力で道を切り開き、前向きに生きてもらいたい」と思いますよね。そのためには、何事にも意欲的に取り組む姿勢を養うことが重要なポイントです。そこで今回は、子どものモチベーションを高める方法をご紹介します。ママの対応一つで子どものやる気が変わってきますよ。
幼児期のモチベーションはムラが出やすい
子どもは基本的にやりたいこと優先
物事を「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」に分けたとき、子どものモチベーションが上がらないのは「やらなければいけないこと」ではありませんか?大人なら「やらなければいけないこと」があると「やりたいこと」を我慢して行いますよね。しかし小さな子どもにおいては、やりたいことを我慢してまで「やらなければいけないこと」を行うのは簡単ではないのです。
また好奇心旺盛な子どもにとって、身の回りには興味を引くもので溢れています。そのため、子どものモチベーションが「やりたいこと」優先になるのはごく自然といえるでしょう。
やる気スイッチがなかなかオンにならない
子どもがやる気にならないのは、やらなければいけない理由やその先の楽しみなどが見いだせていないからかもしれません。目先のことをやらされている感があると、大人でもなかなかやる気が起きないですよね。まだ経験が少ない幼児期は先を見通す力が不十分なので、やる気スイッチがなかなかオンにならないことがあるのです。
やる気スイッチが入るタイミングは人それぞれです。今はなかなかスイッチがオンにならなかったとしても、成長とともにふとしたことがきっかけでやる気が湧いてくることも増えるでしょう。
やる気になってもすぐにオフへ
そもそも子どもの集中力はあまり長くは続きません。幼児期であれば「年齢+1分程度」とされていて、小学生で「15分程度」、中学生で「30分程度」、そして大人であっても「90分程度」が限界といわれています。さらに集中力には周期があり、15分ごとに上がったり下がったりを繰り返しているので、集中力が高まった状態をキープできるのは15分程度と思いのほか短いということがわかりますね。
そのため、幼児期はやる気になって取り組んだとしても集中力が続く時間が短いので、結果的にやる気がすぐオフになってしまうのです。
子どものモチベーションを高める方法は?
褒めるだけでなく認めることでやる気アップ
例えば、子どもにかける「偉いね」「凄いね」といった言葉は「褒める」にあたります。一方で「最後まで一人で片付けができたね」は、子どもの努力した行動を「認める」言葉になります。
「認める」ことは、褒めることに比べより子どもの自己肯定感を育みます。自己肯定感は、自信を持って自ら進んで物事に取り組むための基盤となるものです。子どものやる気がアップするように結果を褒めるだけではなく、努力したことを認める言葉かけをしましょう。
ご褒美は使い方によっては有効な方法
例えば、ご褒美を「ポイント制」にしてみましょう。一つ何かができたら、シールを1枚カードに貼ります。ポイント制にすることで、シールを集めたい気持ちがやる気に変わるのです。「10枚集まったらプチご褒美」もよいですね。シールが溜まるまでにたくさん認めてもらうと、ご褒美のために頑張るのではなく認めてもらうのが嬉しくて頑張れるようになります。
また、ご褒美をママの抱っこや絵本を1冊読むなど「形のないもの」にするのもよいでしょう。親子のコミュニケーションも取れておすすめですよ。
「できた」という達成感を一緒に味わおう
評価や報酬といった外部の要因でやる気が起きるのではなく、達成感や充実感など自分の内側からやる気を引き出すことで「取り組んでいる事柄が好きになる」「上達する」「やりがいを感じる」などのメリットも生まれます。そのため、より成功体験が積みやすくなるでしょう。
成功したときは、ママも一緒に喜びを共有してくださいね。ママが一緒に喜ぶことで、子どもは達成感をより強く感じることができますよ。
ママの対応一つで変わる子どものやる気
ママがイライラするとやる気は削がれる
そもそも、なぜやる気のない子どもを見るとイライラするのかを考えてみましょう。子どものためを思っているつもりでも、実は自分の思い通りに物事が進まないことが原因でイライラしていませんか?
ママがイライラすると子どもは「怒られたくないからやる」となり、これではモチベーションが上がりません。ママはあれもこれもやらせようとするのではなく、少し肩の力を抜いてみましょう。