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新生児との過ごし方の基本知識!気をつけたいこととお世話のポイント

新生児との過ごし方の基本知識!気をつけたいこととお世話のポイント

1日1回は沐浴を!赤ちゃんも清潔に

授乳とおむつ替えを繰り返す新生児期の赤ちゃんにとって、1日のメインイベントとなるのが「沐浴」です。新生児はまだ肌や免疫などが弱いことから大人と一緒にお風呂に入ることができませんので、赤ちゃん専用のベビーバスで沐浴しましょう。

赤ちゃんはとても汗っかきですし、おむつの中は蒸れてあせもやかぶれができやすいので、1日に1回は沐浴をします。その時間も、夕方や夜ではなく日中の暖かい時間に行うのが理想的です。

毎日沐浴する時間を変えると生活リズムが整いにくくなります。沐浴自体は10分程度ですみますし、準備を合わせても1時間はかかりませんので、余裕のある時間帯を選んでできるだけ毎日同じ時間に沐浴をしましょう。

新生児との過ごし方で気をつけたいこと

授乳の後はゲップをさせよう

母乳やミルクを飲ませた後は赤ちゃんにゲップをしてもらいましょう。赤ちゃんの食道は短くまっすぐなため、飲んですぐに横になると胃から母乳やミルクが逆流し、吐き戻しの原因となり危険です。

ゲップは赤ちゃんの胸をママの肩に少し乗せるように抱いて、優しく背中をトントンとたたきます。赤ちゃんの頭を支えて、グラグラしないように気をつけてください。

吐き戻しは、空気を一緒に飲み込むことで起きますので、上手におっぱいを吸っている赤ちゃんや空気の入りにくい哺乳瓶を使っている場合はゲップをしないことがあります。しばらく背中をトントンしてもゲップをしなかった場合は、しばらく横向きにして寝かせるなどして、万が一の窒息を防ぎましょう。

抱っこするときは首をしっかり支えよう

赤ちゃんの首はまだ頼りなく、自分の力で重い頭を支えることができません。首がすわって、頭を自力で持ち上げられるようになるのは、生後3カ月から4カ月になったころですので、それまでは抱っこをするときにはしっかり頭を支えてあげましょう。

抱っこの仕方も、首がすわるまでは横抱きが安心ですが、赤ちゃんによっては縦抱きが好きな子もいますし、授乳のあとゲップをさせるときにも必要ですね。そのときはママの手のひらで頭を支えて、ママと赤ちゃんの身体が密着するように抱きましょう。

赤ちゃんはママのお腹の中にいたときの体勢になると安心します。背中が反らないように、お尻も支えてすっぽりと腕の中におさまるように抱いてみましょう。

部屋の温度や湿度に気をつけよう

新生児はまだ自分で体温調整をすることが苦手です。外気温や室内の温度に影響されて体調を崩してしまう恐れがありますので、温度や湿度を快適に保つことが必要です。

湿度は40.0%から50.0%が快適だといわれていますが大人が感じる快適と、新生児期の赤ちゃんが感じる快適には違いがありますので、赤ちゃんの様子を確認しながら部屋の温度や湿度を調整するようにしましょう。

エアコンやストーブ、扇風機などは部屋の温度調整に欠かせないものですが、直接風が当たったり、寒すぎたり暑すぎたりする設定になっていないか気をつけなければいけません。赤ちゃんの手足だけでなくお腹や背中も触ってみて、汗をかいていないか、冷たくなっていないかをチェックしてくださいね。

新生児期の過ごし方で大切な三つのポイント

無理に生活リズムを整えようとしなくてよい

新生児期にもメリハリのある生活を送ることで、その後の生活リズムを整えやすくなるメリットがありますが、2、3時間おきに授乳や睡眠を繰り返す新生児には昼夜の区別がまだありません。ママとしては早く夜まとめて寝るようになってほしいのですが、新生児の時点では無理に生活リズムを整えようと焦らなくても大丈夫です。

朝日を浴びることや夜は静かに過ごすことで、生後3カ月ごろから徐々に生活リズムが感じられるようになります。新生児のうちはできることだけ実践して、あとは赤ちゃんのペースに合わせて生活しましょう。

生後3カ月を過ぎたら、早寝、早起き、お散歩の時間を決めるなどメリハリのある生活を心がけ、一日のリズムを整えていきましょう。

たくさん抱っこをしてスキンシップを取ろう

一時期、ママの間では「たくさん抱っこをすると抱き癖がつく」といい、あまり赤ちゃんを抱っこしない方がよいという風潮がありました。ですが、現在ではできるだけたくさん抱いて、スキンシップをとった方がよいという説が主流になっています。

お腹が減ったとき、おむつが濡れて不快なとき、眠いとき、赤ちゃんは泣くことで意思を表しますが、強い要求があるときだけでなく、つまらない、ママが恋しい、遊んでほしいときにも大いに泣いてママを呼んでいます。

そこで抱き上げ、たくさんスキンシップをとることで、赤ちゃんは安心し親と子の絆や信頼関係を築くことができます。抱っこしてほしいと泣いている赤ちゃんを抱っこしない理由はそこにありませんよね。

赤ちゃんが寝ている間にママも睡眠を取ろう

新生児期の赤ちゃんは24時間お世話が必要なので、ママも一緒に昼夜関係なく活動しなければいけなくなります。小刻みの睡眠では疲れが取れず、一日中睡魔に襲われるということも産後ママのよくある状況です。

ですが、そんな状況で家事や日々の仕事をすべてこなそうとしてはママの体調が崩れてしまいます。産後1カ月は産褥期で、もっとも身体を大事にしなければいけない時期です。

赤ちゃんが眠っているときはママも一緒に睡眠を取って、少しでも体力の回復を助けましょう。家事が少し手抜きになっても、今はまだそこを頑張るときではありません。

睡眠不足は最悪の場合、産後うつを招く可能性があります。笑顔のある子育てをするためにもしっかり休んでくださいね。

まとめ

新生児期はほんの短い間ですが、実際にお世話をしているママにとっては1日が本当に長く、夜が永遠に終わらないように感じることさえあるものです。ですが、この最初の28日間を乗り越えれば、赤ちゃんもママも成長し、お世話が少しずつやりやすくなってきます。

そこからは、つい1カ月前のことを懐かしみ、小さかった赤ちゃんのしぐさを懐かしむ子育てがはじまります。今この瞬間は二度ともとには戻りません。

新生児期は大変ですが、その大変さも新生児の可愛さも胸に刻んで、一瞬一瞬を大切にしてくださいね。
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