モラハラ夫は育児に関わらない?モラハラする人の特徴と対処法を紹介
離婚の原因にもなる「モラハラ夫」とは一体どんな人のことをいうのでしょうか。ママも知らず知らずのうちにモラハラ夫からの被害を受けているかもしれません。「パパはモラハラ夫かも?」と思い当たるママは、モラハラ夫の特徴と対処法を学んで正しい選択ができるようにしましょう。
家庭内で起きやすいモラハラの特徴
モラハラの意味と家庭内で起きやすい理由
つまり、倫理や道徳に反した嫌がらせのことをモラハラと呼びます。パワハラやセクハラは上司と部下などの関係性で起きやすいことから職場内で問題になることが多いですが、モラハラに関しては特別な関係性は必要ないので家庭内でも起きやすくなります。
「モラハラ夫に耐える妻」という構図がすぐに思いつきますが、ママからパパへ、ママから子どもへなど、どんなシチュエーションでも起きてしまいます。
言葉だけではなく経済的にも支配したがる
パパは自分の給料をすべて管理し、ママにはほんのわずかな生活費しか渡さない、そのためママは病院やママ友つき合いの外食にも行けないという境遇になってしまいます。ママを束縛したいため、友だちとの外出などママが自由に楽しめないように経済的に圧迫してくるのです。
ママが働きに出ることも許さず、ママが欲しいものはパパにいちいちお伺いを立てないと買うことができない、一方でパパは好きなようにお金を使うなどもモラハラに当たります。
モラハラを受けていても気づけないママも
モラハラは直接的な暴力がない分、もっと気がつきにくいといわれています。毎日繰り返し人格を否定されていると「自分は何もできない、だから自分が悪いんだ」と思わされてしまい、モラハラを受けていること自体に気がつかない精神状態になっていきます。
家庭内での上下関係ができていることに気づかず、それが当たり前になるとパパがママに命令したり、強要したりすることに疑問が持てなくなってしまうんですね。
モラハラ夫の育児の仕方とモラハラする理由
パパは積極的に育児に参加しているつもり
モラハラ夫がやりがちな育児法に「命令発令」というのがあります。「おむつが臭うぞ」「お腹が空いて泣いてるぞ」など、おむつ交換やミルクの調乳などはせず、ママに命令を出して育児を手伝った気になっているというものです。
また、子どもを公園に連れて行っても、パパはスマホに夢中で子どもの相手などしてくれません。それでも、近所の人からはパパが子どもを連れていることでちやほやされることもあるのです。そのため、自分がイクメンであると勘違いしてしまうんですね。
全然関わらないのに批判し責任を押しつける
家事、育児は全部ママの仕事だという意識があるので、自分が少し手を出せば「やってやった」となりますが、ママが少しでも失敗すると全否定ということも珍しくありません。子どもがケガや病気になった場合も、ママの責任でママを責めて批判してきます。
「そこまで酷いパパいるの?」と思ってしまいそうですが、あからさまな態度ではなくても、いつの間にか全部ママのせいになっていることはないでしょうか。モラハラ夫はすぐそばにいるかもしれませんよ。
モラハラをするのは自分に自信がない裏返し
モラハラは陰湿ないじめのような部分も持っていますが、決して自分より強い相手には挑みませんね。家庭内ではパパが稼いでいるという圧倒的な優位が根拠のない自信となって、ママを支配しようという思考につながっているとも考えられます。
男女は平等であり、夫婦は同等であると頭では理解していても、もしかしたら立場が逆転してしまうのではと恐れているのかもしれません。自分の地位が揺らぎそうになるとモラハラがDVに変わってしまうこともありますので注意したいですね。
モラハラを受けたときの対処法とは
ひとりで抱え込まずに誰かに相談する
もし、気心の知れた友人やママ友が思い当たらない、実家へ連絡もしにくいと感じているならば、そのことこそがモラハラの結果であるとも考えられます。モラハラ夫はママを孤立させて支配しようとしてきますので、自然と周りに相談相手がいなくなってしまうのです。
そんなときは弁護士や配偶者暴力相談支援センターなど専門機関に相談してみましょう。子ども連れでも対応してくれるところもありますよ。