慣らし保育中にお金はかかる?仕事復帰と保育園スタートの乗り切り方
保育園に入園すると慣らし保育の期間がありますよね。今までずっとママと過ごしていた子どもは、この期間中に保育園に慣れていきますが、この間は保育時間が短くて仕事復帰との兼ね合いで悩むママもいます。今回はこの期間の意味やスケジュール、お迎えや子どもの預かりを第三者に頼むときの費用などをご紹介します。
慣らし保育とは?メリットや注意点について
段階的に保育園に慣れるようにする期間
小さな子は大人以上に初めての場所や人に敏感でストレスを感じる場合が多いです。ですから、多くの保育園ではステップを踏んで保育園に慣れるようにするのですね。
慣らし保育はクラスごとに期間を決めて行う場合もあれば、子ども一人ひとりの様子を見て期間や時間を決める場合もあります。また、希望者のみ慣らし保育をしたり慣らし保育がない保育園もありますよ。
子どもの性格やママの仕事の都合があるので、入園前に慣らし保育について保育園に確認した方がよいかもしれませんね。
親子ともに生活リズムの調整に役立つ
子どもも最初からフルに保育園で過ごせば疲れて嫌になる可能性があります。慣らし保育で少しずつ保育園の時間を増やした方が、スムーズになじめるケースが多いですよ。
保育園に通い始めるとなかなか朝ゆっくりするのは難しく、ママもストレスを抱えがちですよね。慣らし保育というワンクッションを置くと、親子ともに保育園や会社の生活に移行しやすくなります。
慣らし保育中に気づいた点を先生に相談したり保育園のやり方に慣れたりできるので、ママにとってもメリットがありますよ。
期間中は園からの呼び出しを想定する
赤ちゃんでは、ミルクを戻すほど大泣きして水分が取れないときなども呼び出すことがあります。慣らし保育中の子は集団生活に慣れていないために免疫力が弱く、ストレスで熱が上がったり体調を崩したりする可能性もあるからです。
この期間は保育園からの連絡をこまめに確認し、遠出を避けた方がよいですね。もしお迎えに行けないときは、パパや両親と協力してだれかお迎えに行けるようにします。先生にもお迎えの人の連絡先を伝えておきましょうね。
慣らし保育の期間やスケジュール例
平均1~2週間と園の方針によって違う
できればママの職場復帰は慣らし保育期間後にするとスムーズに行く場合が多いでしょう。お迎えに行けますし、親子ともに余裕をもって新生活になれやすいです。だいたいの地域で子どもが月初めに入園した場合、ママはその月末までに勤務を始めればよいことになっていますよ。
ママが仕事復帰中に転園した場合も慣らし保育をする保育園が多いです。仕事でお迎えをどうするか悩むところですが、できるだけ子どもが新しい環境になじめるように寄り添えるとよいですね。
6~7日目ころ夕方の活動前に降園する例
【1~3日目】9:00~11:00 午前中の遊びおやつまで過ごす
【4~5日目】9:00~12:30 給食まで過ごす
【6~7日目】9:00~15:30 給食後のお昼寝と午後のおやつまで過ごす
この期間で慣れる子もいますが、まだまだ慣れない子もいます。そのような場合は先生とママとで相談して、もう少し期間延長をするケースもあります。
兄弟で同じ保育園に入園した場合、年齢の差で慣らし保育のお迎え時間が異なるときが多くみられます。基本的には別々のお迎えですが、保育園によっては同じ時間のお迎えにしてもらえる可能性もありますよ。
2週目以降から徐々に降園時間をのばす例
【1~2日目】9:00~10:30 午前中の遊びとおやつまで過ごす
【3日目】 9:00~11:00 前日より少し長めの時間にする
【4~5日目】9:00~12:00 給食まで過ごす
【6日目】 9:00~12:00 土日の休みを挟むために時間は増やさない
【7~8日目】9:00~15:30 お昼寝まで過ごす
【9日目】 9:00~16:30 お昼寝と午後のおやつや遊びまで過ごす
【10日目】 9:00~17:30 通常保育の時間まで過ごす
給食が食べられないなど子どもの状態を先生とママで相談しながら、翌日のスケジュールを決める保育園もありますよ。
慣らし保育中の保育料や別途かかる費用とは
認可保育園の場合は保育料の月額は通常料金
ですから認可保育園の場合は保育料は通常料金になりますよ。認可外保育園では、慣らし保育期間中に時間単位の保育料金を適用してくれる場合があるかもしれません。
環境に慣れるのが早い子は、この期間はそれほど必要ないかもしれません。しかし、ママから離れるのに不安がない子はいないのではないでしょうか。仕事などのやむを得ない事情がある場合は別として、慣らし保育の期間をあまり無理して短くしない方がよいかもしれませんね。