離乳食にバナナを使うときの注意点!栄養や保存方法と活用法を紹介
甘くておいしいバナナを、離乳食に取り入れようと考えているママは多いのではないでしょうか。そこで今回は、離乳食にバナナを取り入れる時期や注意点、含まれる栄養や食べごろについてご紹介します。また、バナナの保存方法や活用法もあわせてお伝えしますので参考にしてくださいね。
目次
離乳食にバナナを取り入れる時期と注意点
バナナは離乳食初期から使える食材
離乳食初期であればバナナが重宝します。おかゆや野菜などに興味を示さず、食べようとしない赤ちゃんでも、離乳食にバナナを混ぜるだけで喜んで食べることが多いようですよ。
甘くて柔らかなバナナは、スーパーや八百屋さんには1年を通して販売されているので、簡単に手に入れることができます。栄養価が高く消化がよいことに加えて、家計にも優しいのでママの強い味方になりますね。
初期のうちは加熱することが望ましい
離乳食は一般的に食材を加熱しますが、バナナは果物ということがあってか火を通さないママもいます。しかし、初期のうちは加熱したバナナから慣らしていった方がよいでしょう。バナナを加熱することで殺菌されるので、抵抗力の弱い赤ちゃんでも安心して食べられますよ。
ほかの食材と比べて、バナナの下ごしらえは簡単です。すり鉢などを使ってバナナをすり潰し、電子レンジで加熱するだけです。500Wであれば、約10秒加熱しましょう。
アレルギーには注意が必要
食物アレルギーとは、特定の食べ物に対して体の免疫機能が過剰に反応し、じん麻疹や下痢などの症状が出ることをいいます。バナナの場合、口腔内にアレルギー症状が現れることが多いようです。
赤ちゃんが初めてバナナを食べるときは、小さじ1杯程度から始めましょう。バナナを食べた後は、口腔内を中心に全身をチェックしてください。もし、食べたときに赤ちゃんが嫌がるようであれば、口の中がヒリヒリしている可能性があるので、無理に食べない方がよいでしょう。
食べる時間は午前中がよいですよ。万が一、アレルギー症状が見られた場合はすぐにかかりつけの病院を受診しましょう。
身近な食材であるバナナについて知ろう
子どもにもママにも嬉しい栄養がたっぷり
バナナに含まれるカリウムは、生命活動には欠かせない栄養素で、免疫機能を健全に保つとともに筋肉の機能を調整してくれます。また、炭水化物は筋肉や血液など体を作るエネルギーの源です。
さらに、ビタミン類には、発育を助けるビタミンB2や、タンパク質の代謝を助けて血液や筋肉になるビタミンB6などがあります。
バナナには、離乳期初期の赤ちゃんに必要な栄養素が豊富です。ですから、積極的に活用していきましょう。
保存は常温で黒い斑点が出たら食べごろ
離乳食として赤ちゃんがバナナを食べる場合は、皮全体が黄色で黒い斑点が出ていると食べごろです。バナナの皮に黒い斑点があると腐っていると思って食べない人がいますが、腐っているわけではありませんよ。バナナの皮にある黒い斑点は「シュガースポット」と呼ばれ、バナナが柔らかくておいしくなった証です。
バナナは常温保存が基本です。冷蔵庫で保存すると低温障害を起こして黒ずんでしまいます。甘さや風味も落ちてしまうので、避けた方がよいでしょう。
熟したバナナは冷凍できる
バナナを購入したときには、黒い斑点が出るまで常温保存し、完全に熟してから冷凍保存をすると長持ちします。
バナナを冷凍保存するときは、皮をむいたバナナを一口の大きさに切り、保存容器やジッパーつきの保存袋に入れます。このとき、バナナが重ならないように並べましょう。皮をむいた状態で、切らずに丸ごと冷凍する方法もあります。
冷凍保存を解凍するときは、自然解凍でも問題はありませんが、電子レンジを使えば解凍と加熱が同時にできて便利ですよ。