赤ちゃんの秋の室温管理のコツは?気温差の大きい秋の快適な過ごし方
暑い夏が終わり、次に始まる秋は気温差の激しい季節となります。夜や朝方は寒かったり、日中は暑かったりして体温調整が難しいですよね。特に、赤ちゃんはまだ体温調整がうまくできません。赤ちゃんが体調を崩さないように、秋の室温管理のコツや快適な過ごし方をご紹介します。
赤ちゃんに適した室温と秋の室温管理のコツ
赤ちゃんが快適に過ごせる室温
赤ちゃんが快適に過ごせる室温は25℃前後、湿度50.0%以上といわれています。もちろんこれは大人も気持ちよく過ごせる室温です。室温計を確認しながら、赤ちゃんが快適な環境を作ってあげたいですよね。
「秋」という季節は夏や冬に比べて過ごしやすい季節といえます。一日を通してエアコンなどを使わなくてもちょうどよい室温の日が多くあるかもしれません。
しかし、気温差の激しい秋は、日中は30℃以上になることもありますし、夜や朝方は20℃以下まで下がることもありますので、快適に過ごせる室温を維持する工夫が必要なのです。
室温計は赤ちゃんの近くに設置しよう
一般的に暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かいます。これは、暖かい空気の方が密度が大きく軽いからです。そのため、低い位置で寝ている赤ちゃんはエアコンの冷気で冷えすぎてしまうこともあるのです。
赤ちゃんより高い位置に設置している室温計が25℃を示しているからといって、赤ちゃんの周りが25℃とは限らないのです。特にエアコンをかけていて、赤ちゃんが床に近い場所にいる場合は、低い位置の温度を正確に把握することが大切です。
赤ちゃんの様子をみて調節しよう
赤ちゃんがくしゃみをしたり、鼻水が出ていたら少し冷えすぎかもしれません。また、エアコンをつけているときは赤ちゃんの肌に触ってみて、冷たくないか確認してみるのも効果的です。
逆に、赤ちゃんが汗をかいていたり、肌をさわってみて熱かったりするときはエアコンなどで調整しましょう。
気温差の激しい秋は常に一定の室温に保つのは難しいものです。赤ちゃんの体調や体質によっても感じ方は異なります。赤ちゃんの様子をよく観察して、快適な状態を作ってあげましょう。
気温差の大きい秋を快適に過ごすポイント
残暑が厳しいうちはエアコンを使おう
扇風機やサーキュレーターでは室温を下げることはできません。エアコンを使えば、日中上がってくる室温を下げることができますので、残暑が厳しい日は、我慢せずエアコンを使うようにして下さい。
エアコンを使用する際は、赤ちゃんに直接風が当たっていないか、赤ちゃんの近くに行きよく確認することが大切です。エアコンの風が直接赤ちゃんの体に当たっていると、体調不良の原因となることがありますので注意してくださいね。
暖かい日のお昼寝はタオルケットだけでも
赤ちゃんがお昼寝していると、ママはついつい布団をかけて暖かくしてあげようとしがちですが、暑すぎず寒すぎず、ぽかぽかと暖かい日のお昼寝はタオルケットだけでも大丈夫です。
赤ちゃんの体温は大人に比べると高めで汗をかきやすいので、厚めの布団をかけて汗をかくと体温を奪われてしまいます。
逆に、ぽかぽかと暖かいからといって、何も赤ちゃんの体にかけないで寝てしまうとお腹を冷やして、体調を崩してしまう原因となることもあります。お腹だけは冷やさないように、タオルケットをかけてあげるとよいでしょう。
朝夕の冷え込みにはカーディガンやベストを
そんな「帯に短し、たすきに長し」というような朝夕の冷え込みには、カーディガンやベストを使うのが便利です。
カーディガンやベストは、赤ちゃんが今着ている洋服の上から着させることができます。気温差によって体温調整が難しい日にはとても便利なアイテムですので、いくつかは用意しておくことをおすすめします。
寒そうなら着せる。暑そうになったら脱がせる。着替えさせるよりもずっと楽に調整することができるのです。一枚羽織るだけで寒さ対策になりますよ。
秋の気温が低い夜を快適に過ごすポイント
暖かいうちに窓を閉めて室温をキープ
そこで、日中は太陽の熱で室温を暖めておき、窓を閉め室温をキープしておくことをおすすめします。太陽の熱で暖まったお部屋は気持ちよいですよね。暖房を使うことと違い、太陽の熱を使えばとてもエコで体に優しい室温になります。
窓を開けると暖かい空気が逃げて、冷たい空気が入ってきてしまいます。一旦室温を下げてしまうと室温を上げることが難しいので、暖かいうちに窓を閉めて室温をキープしましょう。暖かさを夜までキープできれば、外気温が低くても快適に過ごすことができますよ。