赤ちゃんの抱っこ癖はいつまで続く?徐々に無くしていくための対処法
「抱っこをし過ぎると、抱っこ癖がついてママから離れられなくなるよ」と言われたことがあるママもいますよね。抱っこはママと赤ちゃんの大切なスキンシップの一つですが、長期間続くと辛く感じることもあるでしょう。ここでは徐々に抱っこ癖を無くす対処法についてご紹介します。
抱っこ癖がつく理由や終わるまでの期間は?
ママの抱っこで安心感を得られる
そんな大好きなママの声を聞きながら抱っこされると、赤ちゃんは安心感を得ることができます。赤ちゃんが泣いているので抱っこしたところ、ピタッと泣き止んだ経験があるママもいますよね。これは信頼しているママと肌が触れ合うことで、赤ちゃんの不安が解消されるからだそうです。
生まれて間もない赤ちゃんは、お腹の中と外の世界との違いに不安を感じることがあります。そんなとき、大好きなママに抱っこされると落ち着くようです。
抱っこ癖は生後2~3カ月からついてくる
このころの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごす新生児期とは異なり、昼間に起きている時間が少し長くなります。手足を活発に動かしたり、視力が発達してママを認識したりすることができるようになります。中には、ママの顔を見ると嬉しそうに笑う赤ちゃんもいるそうですよ。
視力の発達とともに、ママに抱っこしてほしいという欲求が出始めるといわれています。「抱っこ癖=よくないこと」と思われがちですが、実際はママの愛情が感じられる大切なスキンシップだといえるでしょう。
抱っこ癖は1歳~3歳まで続く場合がある
赤ちゃんは成長とともに運動能力が向上し、寝返りやはいはいをするようになりますよね。運動能力が発達すると抱っこが唯一の移動手段ではなくなり、自分の意思で動き回れるようになります。
お気に入りのおもちゃに自分の力で近づくことができ、そのまま一人遊びをする時間が増える子もいます。抱っこ癖が終わる時期について個人差はありますが、このように運動能力が向上して一人遊びが始まる時期に抱っこ癖が落ち着く赤ちゃんもいるそうですよ。
抱っこをしないと泣き止まないときの接し方
抱っこから添い寝への切り替えにチャレンジ
泣いたら抱っこを昼夜問わずに繰り返していると、少しずつママは疲れてしまいますよね。妊娠中に体力が落ちている場合もありますので、長時間の抱っこが辛く感じることもあるでしょう。抱っこがストレスになる前に、添い寝を試してみてはいかがでしょうか。
添い寝は赤ちゃんと一緒に寝転ぶので、ママの体に負担がかかりにくいです。ゆったりとした気持ちで過ごすことができるでしょう。ママが近くにいるという安心感から、赤ちゃんもぐっすりと眠るようになるかもしれませんね。
ママだけが疲れないようにパパと交代で対応
赤ちゃんの抱っこ癖が原因で日常生活に支障が出る場合は、パパと交代で抱っこをしてみてはいかがでしょうか。ママひとりで無理をしながら頑張っていると、ストレスが溜まりやすく体調不良などが起きる場合もありますので注意が必要です。
育児書どおりの完璧な育児をママひとりで目指す必要はありません。たまにはパパに甘えて、抱っこを交代してもらうとよいでしょう。赤ちゃんとパパとの絆も深まりますよ。
軽いタッチでベビーマッサージを試してみる
ベビーマッサージにはオイルを使った本格的なものから、ツボ押し、アイコンタクトを取りながら歌を歌ってマッサージをするものなど様々な種類があります。どのマッサージにも共通する注意点は強く押したり刺激したりするのではなく、優しく撫でるように赤ちゃんの体に触れるということです。
ベビーマッサージのメリットには「直接赤ちゃんの肌に触れることで触覚に刺激が与えられる」「赤ちゃんの精神の安定に繋がる」などが挙げられます。抱っこの替わりに試してみてはいかがでしょうか。
徐々に抱っこ癖を無くすための対処法
声かけだけで我慢してもらう時間をつくる
そんなときは泣いたらすぐ抱っこするのではなく、声かけで少しの間我慢してもらう時間をつくってみましょう。「ちょっと待っててね」「今洗濯しているから、終わったら行くね」など優しく声をかけてみましょう。
少しの間でも赤ちゃんが我慢できたら「待っててくれてありがとう」と感謝したり、「ひとりで待つことができてすごいね」など褒めたりしましょう。何度も繰り返すことでママは戻ってくると赤ちゃんも理解ができるようになり、抱っこ癖が落ち着くかもしれませんよ。