赤ちゃんのプールには日焼け止めが必須!選ぶポイントや日焼けのケア
1日で紫外線量がもっとも多い時間帯は、午前10時~午後2時ごろだといわれています。なるべく、この時間帯の長時間のプール遊びは控えましょう。
しかし、赤ちゃんのお昼寝や食事の時間に合わせると、遊びたい時間帯でもありますよね。その場合は、直射日光が当たりにくい場所や、日陰などを選んで遊ぶとよいですよ。
赤ちゃんが紫外線を浴び過ぎてしまうと、年齢を重ねてからのしわやしみ、皮膚がんや目の病気をおこしやすくなるといわれています。ですから、赤ちゃんのころから強い日差しを受け過ぎないようにしたいですね。
帽子やラッシュガードで対策を
まだ歩くことができない赤ちゃんは、紫外線に当たらないようにママが抱っこしてガードするなどの工夫ができますね。しかし、1人で動けるようになると、興味がある方へどんどん進んでしまい、赤ちゃんを紫外線から守りにくくなるでしょう。
赤ちゃんの動きが活発になってきたら、日焼け止めの使用に加えて、帽子やラッシュガードで紫外線対策をしましょう。肌の露出を控えることで、直接紫外線が当たる心配がなく、日焼けによる悪い影響も抑えられるでしょう。
適度な対策で負担がないようにしよう
太陽の光が皮膚に当たることで、体内でビタミンDが形成されます。ビタミンDは、骨の成長を始め、全身の免疫や皮膚、脳にとって大切な栄養素です。ビタミンDが不足すると、骨がゆがみやすく骨折しやすくなったり、感染症にもかかりやすくなったりするそうです。
また、何度も日焼け止めを塗り直すと肌に負担が掛かります。日よけのために長袖を着ていると熱中症になる可能性もあります。
プール遊びは、赤ちゃんやママの体調がよく、過ごしやすい日や時間帯を心掛けましょう。過度な紫外線対策で赤ちゃんに負担が掛からないように気をつけたいですね。
もしも日焼けをしてしまったときは
しっかり冷やした後、十分に保湿をしよう
赤みがひどかったり腫れていたりするときは、冷却ジェルシートを貼ったりタオルに巻いた保冷剤を日焼け部分に当てて冷やしていきます。保冷剤を直接当てたり冷たいシャワーをかけたりするのは刺激が強すぎるので控えましょう。
日焼けをした部分は、水分が蒸発し乾燥した状態です。熱が取れたらしっかり保湿をしましょう。冷やしておいたベビーローションを使うと、赤ちゃんも気持ちよく感じられますよ。ベビークリームでもOKです。しっかりとバリア機能を修復しましょう。
日焼けがひどいときは、赤ちゃんから使用できる馬油や日焼け用の軟膏などを使う方法もあります。どちらもローションやクリームより保護力は強くなります。
また、日焼けの後は脱水症状をおこしやすくなっています。水分補給もしっかりと心掛けましょう。
日焼けの程度がひどい場合は病院に行こう
- 日焼けしたところをかゆがっている
- やけどのようになっている
- 熱をもった状態が続く
- 水ぶくれができた
- 皮膚がカサカサしている
- 発熱した
病院で処方される塗り薬はステロイド剤が多いです。ステロイドの副作用を心配するパパやママがいるかもしれませんが、使用する期間も短くごく弱いステロイド剤なので、副作用が出る可能性はかなり少なくなります。医師の指示に従っていれば心配ないでしょう。
また、昼間は元気に過ごしていても夜になると症状が悪化することもあります。日焼けをしたあとは、いつも以上に赤ちゃんの様子に気をつけましょう。
まとめ
日焼け止めを塗っていても日焼けをしてしまうことはよくあります。事前に対処方法を知っていると、万が一のときにも落ち着いて対処できますよ。
上手に日焼け止めを使用して、楽しい夏の思い出をたくさん作れるとよいですね。