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上の子より下の子がかわいい!上の子かわいくない症候群の乗り越え方

上の子より下の子がかわいい!上の子かわいくない症候群の乗り越え方

下の子が生まれたあと、今までかわいいと思っていた上の子がかわいいと思えなくなったことはありませんか。実は、これは「上の子かわいくない症候群」といって多くのママが悩む問題でもあります。ここでは、上の子かわいくない症候群の乗り越え方について紹介しますので、参考にしてみてください。

下の子ってかわいい!先輩ママの体験談

小さい姿に母性本能がくすぐられる

子犬など動物の赤ちゃんを見てかわいいと感じるように、小さな姿に母性本能がくすぐられてかわいいと感じるのは当然ともいえます。

動物でも小さな赤ちゃんはかわいいと思うのですから、自分が産んだ赤ちゃんがただただかわいいと思うのは自然なことですよね。さらに授乳中のママの場合、母乳の分泌を促すために幸せホルモンとも呼ばれる「プロラクチン」や「オキシトシン」というホルモンが脳内に分泌されます。このホルモンの影響で、赤ちゃんに対する愛しいという感情が芽生えやすくなります。

まだひとりでは何もできない赤ちゃんが必死になってママを求めて泣き、一生懸命におっぱいを飲む姿に「自分がこの赤ちゃんを守らなくては」と感じることも、下の子がかわいいと感じる理由の一つです。

下の子の育児には余裕のあることが多い

上の子にも下の子と同様に赤ちゃんの時代がありました。それでも、上の子が赤ちゃんだったときには感じなかったほどに下の子をかわいいと感じるのは、ママが一度育児を経験したことでかわいいと感じる余裕があるからです。

特に第一子の場合は、初めての育児に右も左もわからずに不安を抱えてしまうママが多いですよね。例えば、おむつも濡れていないしおっぱいもあげたのに泣いていると、一人目ママの場合「どうして泣くんだろう、体調でも悪いのかな」と心配になってしまいますよね。それが一度育児を経験することで「機嫌でも悪いのかな、真っ赤な顔で泣いている姿もかわいいな」と感じる余裕が生まれます。

上の子の子育てに手探りで一生懸命に取り組んだからこその下の子のかわいさともいえますね。

上の子より育てやすいと感じられる

下の子は、上の子より育てやすいと感じるママは多いようです。その理由の一つに、よく寝てくれる子が多いことがあります。

育児で大変なことの一つが、赤ちゃんがまだまとまって寝られない時期でのママの睡眠不足です。睡眠不足になることで疲労もたまり、赤ちゃんをかわいいと思う精神的な余裕もなくなってしまいます。

必ずしも下の子がよく寝るわけではありません。しかし、泣いたらすぐに抱っこなどしていた上の子に比べ、下の子は泣いてもすぐに対応できないことも多いですよね。そのため赤ちゃんはママの抱っこがなくてもひとりで眠ることを覚えて、ママたちは下の子はよく寝ると感じるようですよ。

程よく手を抜くことを覚えた2人目育児だからこそ、育てやすさを感じるのかもしれませんね。

上の子かわいくない症候群とはどんなもの?

上の子のちょっとした言動にイライラ

上の子かわいくない症候群とはその名のとおり、今まで上の子をかわいいと思っていたにも関わらず、下の子が生まれてからかわいいと感じなくなることをいいます。

その代表的な例として、上の子のちょっとした言動にイライラしてしまうことがあります。以前であれば、子どもらしい言動にほほえましく感じていたはずなのに、下の子が生まれてからはなぜかイライラしてしまいます。

下の子が生まれると、ママを取られてしまったように感じる子もおり、寂しさを「赤ちゃん返り」として表現することがあります。今までできていたことができなくなり手がかかるようになると、「できるはずなのに、どうしてちゃんとやってくれないの」と上の子に対してイライラしてしまうママも多いようです。

下の子と比較してかわいくないと感じる

上の子が第1子の場合は特に、比較対象となる子どもがいません。そのため、何をしてもかわいいと感じていたはずが、下の子が生まれてからは比較してしまいがちです。

ただただママを求める赤ちゃんと比べ、自我が芽生えて自己主張をしたり、ときには反抗したりするようになった上の子をかわいくないと感じてしまうことがあります。

成長すると性格の差もでてきますが、どうしても上の子はお兄ちゃん、お姉ちゃんとして求められるハードルが高くなりがちなため、素直に上の子をかわいいと思えなくなってしまうこともあります。

日々の家事や2人の育児でなかなか余裕がない中、つい自己主張のある上の子のことをかわいくないと感じてしまうのは、ある意味で仕方がないことともいえますよ。

たくさんのママたちが経験済み

この「上の子かわいくない症候群」は、実は多くのママが経験しています。しかし、子どものことをかわいく思えないなんてママ失格なのではないかと考え、なかなか周りに相談できずにひとりで悩んでしまうママが多いのです。

数年前に女性向けの雑誌で、この「上の子かわいくない症候群」が取り上げられて以降、実は私も…と打ち明けることのできるママが増えてきました。この上の子かわいくない症候群は子どもの成長につれて薄れていく一時的なものだったと、ほとんどのママたちが言っています。

上の子かわいくない症候群に悩むママは、同じく2人以上子どもがいるママ友に思い切って相談をしてみてもよいでしょう。私もそうだった、と経験談やうまい対処法をアドバイスしてもらえるかもしれませんよ。

上の子も下の子もかわいいと思える対処法

上の子と2人で過ごす時間を大切にしよう

上の子かわいくない症候群に悩んだら、まずは意識的に上の子と2人で過ごす時間を作ってみてください。

下の子と一緒にいると、どうしても手のかかる下の子にママの意識がいってしまいがちです。そしてママも上の子と下の子を比べてしまいがちで、上の子の赤ちゃん返りの原因にもなります。

休日にパパや祖父母に下の子をお願いして、上の子と2人で過ごす時間を作り、上の子がママを独り占めする時間を作ってみてください。その中で、「今は赤ちゃんに手がかかってしまうけど、ママはあなたのことも大好きだよ」と上の子に伝えてみてくださいね。

2人で過ごすことで、ママも「お兄ちゃんお姉ちゃんになったとはいえ、まだまだ上の子も甘えたい盛りの子どもなんだな」と再確認することができますよ。
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