ふるさと納税の仕組みを知りたい!分かりやすい説明と簡単な納税方法
ふるさと納税はお得だとよく聞きますが、本当にお得なのでしょうか?ふるさと納税がどのような仕組みなのかが理解できれば、お得なのかが分かりそうですね。これから、仕組みを分かりやすく説明して、ふるさと納税に興味を持ったママが簡単に納税できる方法をご紹介します。
ふるさと納税の仕組みをおさらい
そもそもふるさと納税とは?
具体例をあげてみると、2019年に京都市に住んでいる人が長野市にふるさと納税を納めたとします。確定申告すると、2019年の所得税の一部が戻ってきて、京都市に2020年に納めるはずであった住民税が少なくなるのです。
これを式にしてみると、戻る所得税のお金+控除される住民税額=ふるさと納税-2,000円になります。ふるさと納税を納めると寄付した自治体から返礼品ももらえますから、2,000円で特産物がもらえるのでお得といわれているのでしょう。
いくら控除できるかシミュレーションしよう
ふるさと納税の控除上限額を知るには、家族構成と年収を入れたら計算してくれるサイトを利用すると簡単にわかります。計算法もありますが、少しややこしいですから目安となる金額の例を挙げてみます。
例えば扶養に入っている専業主婦のママの場合、パパの年収300万円で上限額19,000円、年収400万円で上限額33,000円、年収500万円で上限額49,000円になります。
上限額を超えたら超えた分のお金は戻ってきませんから、純粋に寄付をしたことになってしまいます。上限額を超えないように納税しましょう。
できるだけ簡単に納税する方法
これを利用できるのは、1年間のふるさと納税の申し込み先が5自治体以下であること、確定申告や住民税申告をする必要のない給与所得者などであること、ふるさと納税以外に確定申告をする必要がない人になります。
ワンストップ特例の申請書は総務省や各自治体のサイトからダウンロードすることができます。申請書に必要事項を記入し、必要書類とともにふるさと納税をした自治体に送付したら終了です。ママが出かけなくてもできますので簡単ですね。
ママがふるさと納税をするメリットと注意点
自分の意思で納税先を決められること
例えば、自分が生まれ育ったところに両親もいるので納めたい、自分のお気に入りの場所がある自治体に納めたい、など応援したい自治体を決められるのです。
自治体の中には納税してもらったお金は何に使うのかを明記してある自治体もありますから、その理由から選んでもよいですね。使い道の中には「子どもの学力向上」「学校の整備」「スポーツ振興」など子どもに関することもありますよ。
地域の特産品をゲットできて節約にもなる
支払う金額が2,000円ですから、それ以上のものを選びたいですね。食品の場合、牛肉や魚介類などの高価な返礼品もありますし、お米が定期的に届くこともあります。
季節ごとに野菜を数回にわけて送ってくれるものもありますので、冷蔵庫のスペースや届く時期を考えて選びましょう。食べ物だけではなく、伝統工芸、施設利用券などもありますよ。
ギフト対応してくれる自治体もありますので、お歳暮や贈り物としても利用できるのもうれしいですね。
専業主婦のママの名義を使わないよう注意
専業主婦は所得税や住民税を納めていませんから、税金の控除の対象外になります。ですから、ママの名前で申請すると控除をしてもらえなくなるのです。
ママが働いていて夫婦ともに所得税や住民税も払っているのであれば、パパとママの名義の両方で申請ができますよ。
ふるさと納税をカードで支払う場合、パパ名義のカードを使うようにしてくださいね。申請書と支払者の名前を別にしては混乱が生じてしまいます。
ふるさと納税を始める簡単3ステップ
ふるさと納税をする納税先を探す
納税する自治体の選び方は、返礼品で決めてもよいですし、自治体の税金の使い道で決めてもよいですし、ママやパパが何を重視したいかで決めてみましょう。ふるさと納税のサイトがたくさんありますので、サイトを見て自分の希望をしぼっていく方法がよいかもしれません。
「ふるさとチョイス」と「わが街ふるさと納税」のサイトは、寄附の申し込みを受け付けているかどうかにかかわらず、日本全国の自治体の情報をすべて網羅して掲載しています。情報がありすぎてどれにするか決められないということもあるかもしれませんが、情報を参考に決めていけるとよいですね。