抹茶はカフェイン量が多い?妊娠や授乳への影響やプラスの効果とは
妊娠中や授乳中はカフェインを摂り過ぎないように気をつけているママが多いと思いますが、抹茶好きであれば抹茶に含まれるカフェイン量が気になりますよね。そこで今回は抹茶を使った食べ物や飲み物に含まれるカフェイン量や子どもに影響しない飲み方、期待できるプラスの効果などについてご紹介します。
抹茶の飲み物やお菓子のカフェインは?
抹茶はコーヒーとほぼ一緒のカフェイン量
文部科学省が公表している日本食品標準成分表によると、抹茶とコーヒーのカフェイン含有量は以下のようになっています。
・抹茶
可食部100g中3.2g
・コーヒー
粉末10gと150mlのお湯で抽出した場合60mg
抹茶茶碗に1杯分の抹茶を点てる場合、約1.5gの抹茶を入れるとすると、1杯あたり0.048g(48mg)のカフェインが含まれます。コーヒーカップ1杯分を約120mlと考えると、コーヒー1杯に含まれるカフェインは0.048g(48mg)で、抹茶とほぼ同じ量といえますね。
抹茶スイーツのカフェイン含有量
インターネット上に掲載されているロールケーキやマフィンなどの抹茶スイーツのレシピを参考にすると、抹茶の分量は5~10gぐらいのものが多いです。友人ママに聞くと、抹茶ようかんを手作りするとき4人分で抹茶3g入れると言っていました。
抹茶スイーツの場合、カフェインの心配をするよりも糖分を気にしたほうがよいかもしれませんね。
色々な抹茶ドリンクのカフェイン量
・抹茶ラテ…240mlで約2mg
・抹茶クリームフラペチーノ…240mlで約54mg
抹茶ドリンクは抹茶の色が濃いのでカフェインがたくさん含まれているように見えますが、抹茶を少し加えてアレンジしているだけなのでそれほど多くは含まれていないようです。
抹茶ラテや抹茶スムージーなどのレシピを見ても、1人分やコップ1杯分に対して、小さじ1~1.5程度でした。抹茶ドリンクも飲み過ぎなければ健康への影響を気にするほどのことはないでしょう。
妊娠中や授乳中に影響が少ない飲み方
妊娠中や授乳中は1日約1~3杯ならOK
妊娠中や授乳中は1日に約1~3杯(200~300ml)なら飲んでも問題ないといわれています。健康な大人のカフェイン最大摂取量の目安が400mlといわれていますので、多少控えればよいという感じですね。
カフェインには眠気を覚ます、集中力を高めるなどのメリットがありますが、摂取しすぎるとめまいや心拍数の増加、不安、不眠症、下痢、吐き気などの影響をもたらす可能性があります。厚生労働省でも、妊婦に対してカフェインを摂り過ぎないよう呼びかけているようです。
子どもは体重によって飲んでもよい量を判断
・4~6歳
1日最大45mg
・7~9歳
1日最大62.5mg
・10~12歳
1日最大85mg
年齢に対する体重には個人差があるとは思いますが、抹茶1杯は飲まないほうがよいでしょう。牛乳や豆乳に少量混ぜて飲んだり、スイーツを食べたりするのは問題なさそうですね。
ママが抹茶を飲んでいると子どもも飲みたがることがありますよね。そのときは少し分けて飲むのもよいでしょう。
寝る前のカフェインの影響について
ただ、家事や育児の忙しさでストレスを感じる、妊娠中にイライラしてきたなどの理由でなかなか眠れない場合は、抹茶を飲むことでよい効果が得られるかもしれません。抹茶には気分をやわらげリラックスさせる効果のあるテアニンという成分が含まれています。
カフェインの覚醒作用は摂取後3時間程度続くといわれていますので、早めの夕食を食べたあとに抹茶を飲んでゆっくりするのはよいでしょう。リラックス効果でぐっすり寝られそうですね。