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赤ちゃんが怖がるようになった!怖がりの原因を知って早めの対応を

赤ちゃんが怖がるようになった!怖がりの原因を知って早めの対応を

赤ちゃんのころから怖がりの対策をしよう

恐怖心をあおってのしつけはNG

赤ちゃんは音が出る人形や親戚の家の小型犬など、大人が意外に思うものも怖がる場合がありますよね。すると歯磨きや着替えを嫌がるようになった赤ちゃんのしつけに、軽い気持ちで怖がるものを使おうと考えるかもしれません。

「お着替えしないと◯◯が来るよ!」などと恐怖心をあおってしつける光景はよく見られますが、恐怖の対象は広がりやすい傾向があるので避けた方がよいかもしれません。たとえば最初は親戚の家の犬だけ怖がっていても、何度も恐怖心をあおられるうちにどの犬も怖がるようになり最終的に動物全般が嫌いになる可能性もないとは言い切れません。

赤ちゃんの恐怖心は一時的なものが多いとはいえ、根深い恐怖心は後々まで残る場合があるので注意が必要ですね。

怖がるきっかけをなるべく遠ざけるように

赤ちゃんが怖がりになったときは、早めに対応した方が早く怖がりがおさまりやすいですよ。たとえば動くぬいぐるみが原因であれば、それを赤ちゃんの目に触れないようにするだけで次第にぬいぐるみのことを忘れていきます。

ただ、動くぬいぐるみが原因でほかのぬいぐるみまで怖がるようになっていたら、家のぬいぐるみを可能な限り赤ちゃんの目に触れないようにできるとよいですね。「あのぬいぐるみとは違うから大丈夫だよ」などとなだめても大丈夫と安心できるかどうかは赤ちゃん次第といえるため、パパママの言葉だけで恐怖心がなくなるケースは少ないです。

暗いところを怖がる場合は小さな灯りをつけて寝るなどの怖がる環境を作らないようにして、恐怖心を刺激しないほうがよいですね。

恐怖心を過剰に刺激する言動に気をつけて

今では倫理的に考えられないことですが、約100年前には生後11カ月のある一人の赤ちゃんに対して恐怖心を作りだす実験がされたことがありました。その実験では最初に白ネズミを見せられた赤ちゃんは怖がらず手を出そうとしました。

しかし白ネズミを見せられるたびに大きな音で驚かされることが7回繰り返されると、赤ちゃんは白ネズミを見ただけで怖がるようになったのです。このように恐怖は簡単に作り出せます。

ママは命の危険があるものなど本当に怖いものはしっかりと伝えるものの、危険がないものなどに対してはあまり過剰に反応しすぎない方がよいかもしれません。また、怖がるものを否定せずに「怖いんだね」と受け止めると赤ちゃんは安心してくれますよ。

まとめ

赤ちゃんは生まれたときから遺伝的に受け継がれた恐怖心を持っているとの見解もありますが、恐怖心がはっきりと芽生えるのは生後6カ月くらいからです。赤ちゃんは虫や暗闇など、大人が怖がるものと同じようなものを怖がる傾向があるほかに、無表情なママの顔も怖がります。

赤ちゃんを怖がりにしないために恐怖であおるしつけは避けた方がよいですね。怖がっているものがある赤ちゃんにはそれが目に触れないようにしましょう。また、怖がっている気持ちに寄り添って怖い環境を作らないように配慮すると安心してくれますよ。
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