スニーカーをオキシ漬けしよう!やり方のポイントと注意点について
子どもが外で活発に活動するようになると、靴を泥だらけにして帰ってくることも増えますね。泥汚れは手ごわいため、落とすには一苦労。でも「オキシ漬け」をすると、泥んこの子どものスニーカーを手間をかけずにきれいにすることができますよ。今回はスニーカーをオキシ漬けするときのポイントをご紹介します。
話題のオキシ漬けについて知ろう
そもそもオキシ漬けって何?
オキシ漬けとは「オキシクリーン」という洗剤を使って漬けおき洗いをすることです。オキシクリーンはアメリカ生まれの洗濯洗剤で、愛用者は日本だけでなく世界中にいます。
この洗剤は酸素の力を使って汚れを分解してきれいにします。普通に洗っても優れた洗浄力を持っているのですが、落としにくくしつこい汚れをきれいにするときに用いる方法がオキシ漬けなのです。
オキシ漬けがすごいのは、洗濯以外にも有効な点です。キッチンやバスルーム、そして泥んこになった子どものスニーカーの汚れもスッキリきれいに落とすことができますよ。
オキシクリーンの成分は酸素系漂白剤
酸素系漂白剤の力でできることは「油の分解」「漂白」「除菌」の三つです。この三つの力を使って、衣類だけでなくスニーカーからバスルームの汚れまで、あらゆる場面の汚れをきれいにすることができるのです。
また環境面にも配慮していて、オキシクリーンで使われている酸素系漂白剤の成分、過炭酸ナトリウムは、自然界に存在する炭酸ソーダと過酸化水素水を化合して作られています。
生分解性の高い成分で構成されているため環境に優しいことが特徴で、子どもがいる家庭でも安心して使うことができるのです。
オキシ漬けで落ちる汚れとは
例えばキッチン。シンクにお湯を張ってオキシクリーンを溶かした中に汚れものを入れます。汚れものは野菜の色などがこびりついたスライサーや茶渋がついたコップ、油汚れのひどい鍋を漬けておくときれいになりますよ。
バスルームでも活用できます。浴槽に半分ほどオキシクリーン入りのお湯を張り、蓋、洗面器、椅子、子どものおもちゃ、シャワーヘッドなどを漬けておきます。湯垢や皮脂汚れ、また雑菌のヌルヌルがきれいに落とせますよ。
タオルや衣類などについた黒ずみや臭いも、漬け込むだけで簡単にきれいにできます。ぜひ試してみてくださいね。
子どものスニーカーをオキシ漬けできれいに
オキシ漬けで準備するものと手順
<用意するもの>
・オキシクリーン 40g
・お湯 4L
・スニーカーを漬けるバケツ
・ゴム手袋
・靴用ブラシ
<手順>
1.スニーカーについている泥などを落としておく
2.ゴム手袋をする(手荒れ防止のため)
3.バケツにお湯を溜めてオキシクリーンを溶かす
4.スニーカーを3の中に入れて漬け込みスタート
5.汚れが落ちたらスニーカーを引き上げて靴用ブラシでこする
6.しっかり洗い流して陰干しする
ポイントがお湯の温度と漬けおき時間です。詳しくご説明します。
40~60℃のお湯にしっかり溶かす
効果的にきれいにするためには40~60℃のお湯を使います。お湯の温度がこれより低くても高くても汚れ落ちが悪くなります。
温度が大切な理由は、酸素系漂白剤がパワーを発揮するのに一定の温度が必要なためです。酸素系漂白剤が最も汚れを落とす効果を発揮できるのが、40~60℃のお湯なのです。
40~60℃のお湯に溶かすことで酸素の細かな泡がたくさん発生して、スニーカーの汚れを包み込んで剥がしとってくれますよ。
漬け込み中も温度は大切です。温度が下がると汚れを落とす効果が弱まります。そのため寒い冬では上限の熱めのお湯でオキシ漬けをし、冷めないような環境を整えることも大切です。
漬けおき時間は20分~6時間
漬けおき時間が6時間になるまでは汚れを落とす効果が続くので、ひどい汚れの場合は数時間おいておくとよいですよ。
一方で、いくら長時間漬けていてもスニーカーが浮いている部分の汚れはきれいにできません。上におもりをして全体が漬かるように工夫をするとよいですね。
水を入れた洗面器を重しにすると、洗面器が蓋代わりにもなります。お湯の温度を保つ効果も期待できますよ。
幼稚園や保育園へ行くとき、また外遊びをするときにスニーカーを履いて行く子どもは多いと思います。汚しても簡単に洗えるので、多くのママが助かっているようです。
オキシ漬けをするときの注意点
オキシクリーンが使える素材かどうか確認
一般的にオキシクリーンが使えない靴の素材には、革や合皮、エナメル素材などがあります。またドライクリーニング表示があるものもNGです。
こうした素材は子ども用スニーカーではあまり使用されることはありませんが、念のため確認してください。
一方、子ども用スニーカーでも部分的にデリケートな素材が使われていたり、ハトメなどに金属が使われていたりすることはありえます。素材が傷んだり金属が変色したりする恐れがあるので、注意してくださいね。