女の子のかんしゃくの傾向は?シーン別で試したい対処法を紹介
かんしゃくを起こす理由や傾向は、性別や年齢によって違います。女の子は男の子より騒ぐことが少ないですが、複雑な場合が多いようですよ。ママは対応に困ることもありますが、かんしゃくは成長の証ともいわれています。女の子のかんしゃくの傾向や対処法を知り、おおらかな気持ちで受け止められるとよいですね。
子どものかんしゃくとは成長の証
怒りを爆発させ心のバランスを取っている
うまくできなかったり、ママやパパから止められたりしたときのがっかりした気持ちを、怒りを爆発させることで表現します。ママに「イヤ!」「いじわる!」というような言葉を投げかけることもありますが、決してママに対して怒りをぶつけているわけではないことを理解しましょう。
いきなり子どもを怒ったりせず、抱きしめたり背中をさすったりして落ち着くまで待って、周りを気にして子どもの言いなりにならないようにしましょう。
かんしゃくは記憶力の発達、自立心の芽生えを表しています。「この前はできたのに」という記憶、自分でやりたいという気持ちから起こることが多いです。
かんしゃくを起こす原因や理由とは
・やりたいようにできない
行動が追いつかずうまくできない。ママやパパに止められて思いどおりにいかないことでイライラする。
・言葉でうまく表現できない
自分の気持ちや欲求がうまく伝えられないときや、表現できないことにストレスを感じる。
・感情をコントロールできない
自分の失望や怒りをどうしてよいのか分からず、泣いたり大声を出したり、物に当たったりする。
かんしゃくを起こす原因は、思いどおりにいかないことへの感情が根本にあります。無理に押さえつけようとせず、子どもの自己欲求が育っていると理解しましょう。
女の子はかんしゃく持ちでも外ではお利口
うまくいかないときや、思いどおりにならないと、感情をコントロールできなくなりかんしゃくを起こすことが多くなるようです。
女の子は人の表情や周りの環境をよく見ているので、家ではかんしゃくを頻繁に起こしても外ではお利口にしている子も少なくありません。
女の子の二面性に戸惑ってしまうママもいるかもしれませんが、周りの空気を読む能力に優れており、繊細で傷つきやすい一面も持っています。「なんであなたは家ではこうなの!」など、批判的な言葉は控えましょう。
年齢別女の子のかんしゃくの傾向は?
2~3歳ごろは一度言いだしたらきかない
女の子は言葉の理解も早く相手の表情や気持ちを読む能力にも優れているので、ごまかしやその場しのぎの言葉は通用しません。
また、女の子は一度言いだしたら、納得するまで言い続ける傾向があります。そのようなときは、真剣に簡潔な言葉で諭しましょう。女の子は聞き上手が多いので、具体的にどうしたらよいのか伝えるとよいですよ。
2~3歳は子どもの主張を受け止め理解を示すことで、子どもの自信を育てる大事な時期です。かんしゃくがおさまったら「こうしたかったんだね」と理解が伝わる言葉を掛けましょう。
4歳ごろはすぐすねたりへそを曲げる
自主的に行動しますが自分の思いどおりにならないと、すぐにすねる傾向があります。一度へそを曲げるとなかなか直らず、かんしゃくを起こして泣きわめくことがあります。
「どうしたの?」と理由を聞こうとしても、ふてくされた態度やだんまりを続ける子も。何を言っても、いつまでも機嫌が直らないときは、「お話する気になったらママのところへ来てね」と声を掛けて、子どもから離れてみるのも効果的です。
内心ではママに甘えたいので、焦って近づいて来る場合もあります。ママが優しく声を掛けると、素直になるきっかけになりますよ。
5~6歳ごろは口が達者で口答えをする
口の達者な女の子の中には「ああ言えばこう言う」タイプも多く、ママは精神的に疲れてしまいます。また、小学校入学が近い年齢になると、ママの言ったことに対し「ママだってできてないじゃん」など、耳が痛くなるようなことを言ってくる子もいるようですよ。
ママはカチンとくることもありますが、冷静な態度で接することが大切です。「そんなこと言われると悲しいな」とママの気持ちを伝えてから、ママの考えや理由を説明しましょう。そして、大好きということも忘れずに伝えてくださいね。
かんしゃくが起きたときに試したい対処法
ダメと伝えて駄々をこねる場合は様子見で
それでも、駄々をこねたり泣き叫んだりするようなら無理に止めようとせず、悲しい、悔しい感情に気の済むまで浸らせるという方法もあります。
激しくかんしゃくを起こすと、自分でも止められなくなります。「どうしたのかな?」「残念な気持ちだよね」と優しく声を掛け、危険がない範囲で様子を見ましょう。
子どもが落ち着いてきたら、子どもの言い分に耳を傾け、ダメと言った理由を簡潔に伝えます。子どもの駄々こねが続いても、ママが根負けしないことが大切です。ママの気持ちがぐらつくと子どもは敏感に感じ取り、わがままを通そうとしますよ。