保育園の役員ってどんなもの?活動内容や断るときの条件とは
子どもが保育園に通うようになると、保護者から選出する役員のことが気になりますよね。「役員ってなに?」「どんなことをするの?」と役員について詳しく知りたいママも多いでしょう。この記事では役員決めの方法や活動の内容、引き受けることができないときのお断りの仕方などについてお伝えします。
保育園の役員決めや役員会について知ろう
役員を決めるときはまず立候補を募る
役員は立候補者がいればすぐに決まるでしょう。「役員をやってみたい」というママが立候補してくれたり、子どもが多いベテランママが引き受けてくれたりすることがあると助かりますよね。
毎年、役員がなかなか決まらない保育園は、保護者会の前に「来年度、役員はできますか?」というアンケート内容のお手紙が配られることもあります。保護者会のような大勢が集まる場所では、「役員をやってみたい」といいだせないママが、アンケートのお手紙を使って立候補してくれるからです。
決まらない場合は指名やくじ引きに
指名とは「この人ならやってくれそうだ」と感じるママに、先生や前年度の役員さんが「◯◯さん、役員をやってもらえませんか?」と打診することです。
指名されたママが「誰もいないなら仕方ない」とすんなり引き受けてくれることもあります。指名されても決まらないときは、くじ引きになるでしょう。
くじ引きは全員が公平な立場で役員を決めることになります。保育園児のママはみんな働いているので忙しいのは同じです。「仕事をしているので時間がない」などの理由は認められないと思っておいた方がよいですよ。
役員会は2カ月に1回程度の園が多い
一般的に保育園の役員会は、2カ月に1回のペースで開いているというところが多いようです。働いているママが頻繁に集まるのは難しいですし、集まりが少ないほうが役員を引き受けてもらいやすいですよね。
運動会などの行事の前には集まりが増えることもありますよ。当日の役割を決めたり景品を買いに行ったりする準備があるからです。
役員会の場所は、保育園の中の使っていない部屋で行うこともありますし、夜に近くの集会所や児童館などを借りて行う場合もありますよ。万が一役員を引き受けることになったときのために、役員会がいつどこで行われているのかを確かめておくとよいですよ。
各役員の具体的な活動内容を知ろう
【会長と副会長】指示出しや行事の挨拶
会長や副会長は役員をまとめたり指示を出したりする役目があります。そのため役員会の前には、2人で司会進行の打ち合わせをするでしょう。
せっかく役員に集まってもらったのに、「結局、なにも決まらなかった」というのでは困りますよね。
会長になると入学式や卒業式などに、保護者代表の挨拶をする機会もあるでしょう。人前に出るのが嫌で「会長になりたくない」というママは多いものです。
しかし会長や副会長になるとメリットもあります。保育園へ行く回数が増えるので子どもがママに会えて喜んでくれたり、先生と話す機会も多くなるので、園での子どもの様子を教えてもらえたりしますよ。
【書記】会議の記録や書類の作成
会議の記録は手書きでも大丈夫でしょう。しかし、保護者へ配る手紙を作ったり行事の担当表などを作ったりする場合は、パソコンが使えると仕事がはかどります。
パソコンをまったく使えないママが書記になってしまうと、たちまち書類をどうするかという問題が出てきます。ほかの役員の負担が増えてしまうと嫌がられるかもしれません。
書記は書類の整理が上手でパソコンが使えるママがむいています。
人をまとめたり行事で代表の挨拶をしたりすることは苦手だけど、パソコンを使った事務仕事は得意だというママは、書記をやってみてはいかがでしょうか?
【会計】銀行への出入金などお金の管理
運動会やお遊戯会の景品を、PTA費用から出してほしいと保育園から頼まれることもあるでしょう。会計は景品の購入費用を用意したり、領収書を見ながら支出を帳簿に記録したりします。
その年度に使えるお金がいくらあるのかなど、残金を把握するのも会計の大切な仕事です。お金を扱う担当なのでまじめで責任感のあるママがむいています。
また保護者からのPTA会費が、きちんと振り込まれているかどうかを確かめる役目もあるでしょう。ATMが開いている時間に、入出金や通帳記入などに行くのも会計の仕事です。