赤ちゃんの冬用おくるみとは?防寒やいろいろな場面で大活躍
「育児をする上でおくるみがあると、なにかと重宝する」という先輩ママの話を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。おくるみがあるとなぜ便利なのか、冬用のおくるみの選び方や使い方はどのようにすればよいのか、などについてご紹介していきたいと思います。
おくるみは赤ちゃんに必要なアイテム?
赤ちゃんの防寒対策に役立つ
とくに月齢の低い赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、肌着の枚数やベビーウェアの分厚さ、ベストなどを活用しての衣服の調節が欠かせません。少しでも厚着をさせると汗をかいてしまうため調整が難しいのですが、そんなときにおくるみがあると重宝するのです。
お風呂上がりに湯冷めしそうなとき、夜中の授乳中に冷えるとき、外出中に冷たい風から守ってあげたいときなど、さまざまなシーンで赤ちゃんの全身を素早くあたためてあげることができますよ。
赤ちゃんが安心して眠れる
とくに赤ちゃんはおくるみにやさしく包まれることで、ママのお腹で手足を曲げて丸まっていたころのことを思い出しながら安心して眠ることができるのです。赤ちゃんに安心感を与えながら寝かしつけをしたいときに一枚あると便利ですよ。
また、生後3カ月ごろまでの赤ちゃんは手足を突然ビクッとさせるモロー反射が起こりやすいのですが、寝ているときにこの原始反動が起きてしまうと赤ちゃんはびっくりして泣いてしまうことが多々あります。おくるみで包むことでモロー反射が起こりにくくなりますので、赤ちゃんの眠りの質を高めてあげることができますよ。
首の座ってない赤ちゃんを抱きやすくする
そんなときにおくるみがあれば、抱っこに慣れていないママでも赤ちゃんをさっと包むことでかんたんに抱っこできます。退院時に赤ちゃんを抱っこするときにも便利ですので、入院前に用意しておくとよいですよ。
一口におくるみといってもさまざまですが、デリケートな赤ちゃんの肌にやさしい肌ざわりのもの、赤ちゃんの生まれる季節に合わせた素材のもの、お宮参りなどのセレモニーにも使用するのであれば白色のものにするなど、素材やデザインにこだわって選んでくださいね。
赤ちゃん用おくるみの形や装着方法
使い方が無限の1枚布タイプ
ベーシックな大判の布ですので、おくるみ以外にもブランケットや授乳時の目隠しとして使ったり、おむつ替えのときに敷いたりと多様な使い方か可能です。コンパクトにたためて持ち運びやすいので、ちょっと肌寒い日や赤ちゃんがぐずってしまったときにも活躍してくれることでしょう。
赤ちゃんを締め付けないように1枚の布で包むのは最初のうちは慣れないかもしれませんが、後々もさまざまなシーンで活躍してくれるこのタイプのものは、1枚用意しておくとよいですよ。
赤ちゃんの体に巻き付けるタイプ
きちんと巻かないと赤ちゃんが動くうちにずれてきてしまいますが、きつく巻きすぎてしまうと赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまうため、ほどよく巻きつけられるようコツをつかむまでは時間がかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、正方形ではなくT字のような形をしていて、赤ちゃんの体に巻き付けて使うタイプのおくるみです。下の部分で赤ちゃんの足を包み、左右の布を赤ちゃんの体に巻き付けるだけなのでかんたんに使えますよ。余分な布がないのでダブつく心配もなく、面ファスナーなどで手際よく着脱できるよう工夫されています。
足が分かれていて足までおおうタイプ
とくに新生児のころから足をバタバタさせてしまう赤ちゃんの場合、普通のおくるみではすぐにはだけてしまうため、足先が冷えてしまわないか不安になりますよね。足をすっぽり包んでくれるタイプであれば多少動いてもはだけて冷える心配もありませんし、ベビーカーにもそのままのせられるので使い勝手がよいですよ。
スナップやファスナーなどがついているものであれば脱ぎ着がかんたんにできて便利ですし、帽子つきのものであれば髪の毛の少ない赤ちゃんの頭皮を冬の寒さから守ることも可能です。
赤ちゃんの冬用おくるみの素材や生地
保温性のあるキルトニット
生地と生地の間に綿をはさんだキルトニットで作られたおくるみであれば、生地が分厚くしっかりとしていて弾力性があり、保温性が高いので、寒い日にぴったりですよ。中綿のおかげであたたかく包んであげることができるため、体温調節が苦手な赤ちゃんの外出時にも活躍してくれることでしょう。
綿100%のキルト生地であれば肌ざわりがよいですし、冬場にはとくに肌がデリケートになりやすい赤ちゃんにおすすめです。