捨てる基準を持つとお部屋が快適に!判断の仕方と迷ったときの対処法
子どもがいなかったころはいつも部屋をきれいにしていたのに、子どもが生まれてからは物が増えたり片づける時間を取れなかったりで、思うようにいかないママは少なくありません。片づけは、物を捨てる基準を作ることから始めるとスムーズにいきますよ。今回は、家に眠っている不用品を捨てるための基準を紹介します。
捨てる基準を作るために必要な三つのこと
思い切って捨てることの意義を明確にする
まずは、思い切って捨てることのメリットを考えてみましょう。
物が少なく整理されていると、どこに何があるかが分かるので、物を探す「時間」がなくなりますよね。また、あるはずの物が見つからなくて無駄に買うことや、必要ない物を買うことがなくなるので、「お金」を残すことができます。さらに、収納する「場所」が必要なくなるため、部屋を広く使えますし、掃除が楽になりますよ。
この三つのものが得られると、ストレスが減ったり気分がよくなったりと、精神的にもプラスになれるのです。
不用品とはいったい何を指すのか知ろう
ほとんどの人が不用品と考えるものには「賞味期限や使用期限を過ぎていて使えないもの」「壊れたもの」「もう着ることのない服や着られない服」などがあります。
しかし、服に関しては「また着るかもしれない」「痩せたら着よう」と考えると不用品ではなくなってしまいますよね。
また、不用品と判断するのが難しいものでは「今は使わないけど使うかもしれない物(1年以上使っていない)」「必要以上にある類似品」「多すぎる思い出の品」「誰かが使うかもしれないおさがり」「貰い物」などがあります。
これらが不用品であるという視点を持たないと、家に物が溜まってきてしまいますよ。
今、使うか使わないかを感情抜きで判断する
「いつか使うかもしれない物」を残しておくことは、一見賢い選択のように思えるかもしれません。しかし、その「いつか」が来ない物の方が多く、「いつか」が来ても新品を買ってしまうことは珍しくありません。
「貰い物」「奮発して買った物」はなかなか捨てられないですし、英語を話したいと思って買った英会話の教材など「なりたい自分になれると思う物」を捨てるのは、諦めるようで踏ん切りがつかないものです。しかし、使わないまま収納しておいても仕方がありませんよね。
「いる・いらない」という感情よりも「使っている・使っていない」という事実に目を向けてみましょう。
捨てる基準ができたら早速取り掛かろう
どこから始める?おすすめの部屋や場所
まずはバックヤードから始めましょう。バックヤードとは、普段使わないものを収納している場所のことです。着られなくなった服、長いこと使っていない電気毛布やマッサージ器、使用済の子どものノート、もう誰も読まない本、使っていないおもちゃ、貰い物など、バックヤードは捨てる基準を満たす物の宝庫です。
手軽に始めたいママには、キッチンや洗面所の収納から始めるのがおすすめです。カテゴリ別に定位置があるため、使わないものを処分して使うものを定位置に戻すだけなので簡単ですよ。
家族全員が納得した上で捨てることが大切!
捨てる基準を見直したママは、思い切って家の片づけができるようになっているのかもしれません。しかし、パパが今残している物は、パパの中の基準で残している物、もしくは捨てられずにいる物です。捨てる予定ではなかった物をママに勝手に処分されては、パパが怒るのも仕方がありませんよね。
物を捨てようと思ったときは、その物の使用者と捨てる基準について話をしたり、ママがそれを不用品だと思う理由を説明したりして、本人に納得してもらってから処分しましょう。
自分では無理と思ったらプロを頼ろう
家事代行というと、掃除や洗濯、買い物をイメージするかもしれませんが、整理収納をしてくれるサービスもあります。
整理収納の家事代行は、整理収納関連の資格を持っている人が行います。自宅で片づけの意向について話をしてから、収納物の量を確認して、必要なものとそうでないものに仕分けします。きれいに収納したら、ごみ捨てをして終了です。
実際に自宅の物を片づけながら、片づけ方法や収納方法をアドバイスしてもらえるので、一度お願いすると、次からうまく片づけられるようになるかもしれませんよ。
どれも取っておきたい子ども部屋への対処法
子どもの作品はデータ化できるものは処分
子どもの作品を収納しているママは、作品を出して眺めることはあるのでしょうか。子どものアルバムを見ることはあっても、わざわざ作品を出して見返すのは大変です。作品を写真に撮ってデータ化した方が鑑賞しやすいのではないでしょうか。
作品をデータ化して処分すれば収納場所に困りませんよね。また、作品を持って帰ってきた日に作品と子どもの写真を撮れば、いつ作った作品なのかを明確に残すことができるのでおすすめですよ。
子どもが捨てたがらないときは、一定期間飾ると決めたり、決めた範囲に収まる量まで残すようにしたりと、決まりを作って整理しましょう。