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幼児期にねんど遊びをするメリットとは?成長過程に合わせた楽しみ方

幼児期にねんど遊びをするメリットとは?成長過程に合わせた楽しみ方

柔らかな感触で形を自由に変えられるねんど遊びは、昔から子どもに人気ですよね。きっとパパやママも子どものころにたくさん遊んだことでしょう。ねんど遊びは楽しいだけでなく、子どもの成長に様々なメリットがあるものです。今回は幼児期にねんど遊びをする魅力や、子どもの成長過程に合わせた楽しみ方を紹介します。

ねんど遊びの魅力と子どもに与えるよい影響

感触を楽しむ遊びから始められる

ねんどは、小さな子どもから大人まで年齢を問わず楽しめますよね。しかし、ただ楽しいだけではありません。遊びながら子どもに様々なよい影響を与えてくれますよ。

ねんどは小さな子どもでも、握ったりちぎったりしながら感触を楽しむことができる遊びです。子どもにとって感触を確かめることは、そのものの性質を理解する上で大切となります。また、子どもの手の触覚は脳と強くつながっているため、心地よい冷たさや柔らかさを感じることは脳によい刺激になるのです。

さらに、薄くのびたり丸くなったりするねんどの様子は、子どもの好奇心を広げてくれることでしょう。子どもには、満足するまでじっくりと感触を楽しんでもらえるとよいですね。

五感を刺激して感覚機能と情緒を育む

小さいうちから五感を刺激することは、脳の発達によいといわれています。前述のようにねんどの感触を楽しむことで触覚を刺激できるだけでなく、独特な臭いは子どもの嗅覚に働きかけてくれます。そしてカラフルなねんどの色や触るたびに形が変わる様子は、視覚によい刺激を与えてくれるでしょう。

このようにねんど遊びには子どもの五感を刺激する要素がたくさん含まれ、感覚機能を発達させるメリットもあるのです。

またねんどを触ったときの柔らかさや冷たは、気持ちを和らげ安心感をもたらしてくれるといわれています。そして夢中になって遊ぶと集中力が高まり、心を落ち着かせることもできるのです。そのため、ねんど遊びには子どもの情緒を育むメリットもあるといえるでしょう。

創造力や発想力が豊かになる

ねんどは、一つの塊から自由自在に好きな形に変えることができきます。そのため、創造力や発想力を豊かにするメリットもあるのです。

ねんどは柔らかく形を簡単に変えられるので、頭の中のイメージを形で表現しやすいという特徴があります。また始めはうまく作れなかったとしても、作り直しも簡単にできますよね。なんどもイメージに近づけるため作り直しをしているうちに、子どもの創造力を自然と鍛えることができるのです。

またねんどはのばしたり引っ張ったりすると、どんどん形が変わっていきますよね。ただの細長い形であっても、子どもにかかれば蛇にもなるし棒にもなります。このように、形を作りながら発想力を鍛えられる点も魅力の一つですよ。

年齢ごとにねんど遊びも変化する

1歳ごろは安全性の高いもので触れ合い遊び

ねんどは種類が豊富で自由な遊び方ができるものですよね。そのため、年齢に応じて遊び方を色々と変化させてみましょう。

たとえば、まだ形を作る遊びが難しい1歳ごろなら、触れ合い遊びを楽しんでみてください。こねたりちぎったり子どもの好きに触ってもらって、まずはねんどに親しんでもらうのがポイントです。

まだ1歳ごろは、口に入れてはいけないものも入れてしまうことがある年齢です。そのため万が一口に入れても大丈夫なように、ママは目を離さず安全性の高いねんどを使用しましょう。たとえば、市販の米粉を原料とするものなら安全性が高く安心です。また、小麦粉に少量の水とサラダ油を混ぜてできる「小麦ねんど」も、自宅で簡単に作れて安全性も高いのでよいですよ。

2~3歳ごろは果物や動物でごっご遊び

2~3歳ごろになると、ねんどで形を作って遊ぶことも楽しめるようになってきます。しかしまだ手先が器用ではないので、思い通りに作れないこともあるでしょう。そこで様々な「型抜き」を使って遊んでみてください。型を押し当てるときの力加減、型から外すときの丁寧な指使いなどは手先の発達も促してくれますよ。

ねんどを型で抜いて果物や動物を作れば、店屋さんやおままごとなどのごっこ遊びが楽しめます。ねんどで形を作るだけでなく、遊びの幅がグッと広がりますよ。

このころは色の名前も覚えてくるので、カラーねんどを使用するのもよいですね。よりイメージに近づいたものを作ることができますし、色を混ぜて変化を楽しむのも面白いですよ。

4歳以降は独自の感性やイメージを表現

4歳以降になると、ヘラや棒など道具が上手に使えるようになります。そのためママがアドバイスしなくても、子ども独自の感性やイメージをどんどん表現して作ってくれるでしょう。

作りたいものや作れるものが増えてくるので、使用するねんどの量も多くなってきます。子どもの自由な創造力を思う存分発揮するためにも、ある程度の量を用意できるとよいですね。

4歳以降は、ねんどを口に入れてしまう心配もなくなってきます。そのため100均などで売られているリーズナブルなものでも大丈夫でしょう。また、小麦ねんどに絵具をまぜてカラーねんどを作ることもできますよ。これならなくなってもすぐ追加して作れるので、足りなくて作れないという心配がないですね。

成長に合わせてねんど遊びを楽しもう

ママも一緒にちぎって型板に押し当てるだけ

ここからは、おすすめのねんど遊びをいくつか紹介します。まずは、1歳ごろの子どもとならねんどをちぎって型板に押し当てる遊びはいかがでしょうか。まだ型抜きは難しくても、押し型つきねんど板なら押し当てるだけで型が取れるので、小さな子どもでも楽しめますよ。

1歳ごろなら、ねんど遊びが初めてという子もいますよね。そのためママも一緒になって「コネコネ」「ペッタン」など声をかけながら一緒に遊んでみましょう。初めは上手に型押しできなくても、ママの真似をしているうちにできるようになります。

始めてねんどを触るときは、その感触から嫌がってしまう子もいるかもしれません。その場合は無理強いはせず、子どものペースに合わせて進めていけるとよいですね。
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