抱っこ癖は直したほうがよい?抱っこのメリットと大変なときの対処法
赤ちゃんが泣いたので抱っこをしたら「抱っこ癖がつくから泣いてもすぐに抱っこしないほうがよいよ」などと言われたことはありませんか?そう言われたら赤ちゃんが泣いていても、すぐに抱っこをしてよいのか気になりますよね。抱っこのメリットと大変なときの対処方法など、抱っこについてご紹介します。
抱っこ癖は気にせず赤ちゃんを抱っこしよう
赤ちゃんを抱っこすることはメリットが多い
赤ちゃんは抱っこされると、ママの心臓の音が聞こえ温もりも感じられて安心できるのです。ママとのスキンシップは、成長ホルモンの分泌を促進する、消化吸収機能が高まる、脳神経の発達が促される、リラックスできるなどのメリットがあるともいわれていますよ。
赤ちゃんは抱っこされて安心することで、ママへの信頼感も増しますので、育児がスムーズになることもありますよ。安心感と信頼感が増すことで、大きくなるにつれて色々なことにチャレンジして自立する力も育まれるでしょう。
癖を気にして抱っこしないと悪影響も
赤ちゃんは泣いてもママに何もしてもらえなければ、そのうちに「泣いても意味がない」と思うようになってしまうかもしれません。そうした状態が続けば、感情をあまり表現しないようになってしまいますよね。
それだけでなく、表情が乏しくなることや、発語の遅れ、対人関係やコミュニケーション能力が伸びなくなることがあるともいわれています。泣くという表現をしても欲求が満たされないのですから、表現自体をしなくなってしまうというわけですね。
赤ちゃんが泣いても抱っこしないと、一時的に楽に感じるかもしれませんが、大きくなったときが心配ですね。
両親に注意されたら今の育児について説明を
昔は抱っこばかりしていると甘えん坊になる、抱き癖がついたら早く自立できない、という考えがあったようです。子どもが早く自立できるしっかりした子どもになるようにという思いで考えられたのかもしれません。
この考えには根拠はありませんし、現在ではたくさん抱っこするほうが赤ちゃんによい影響があるといわれていますので、両親に注意をされたら今の育児について説明してみましょう。両親はママや子どものことを考えて言ってくれているのだと思って、怒らずに話せるとよいですね。
赤ちゃんを抱っこできない状況のときは?
首がすわっているのならおんぶにしてみる
赤ちゃんの首がすわっていればおんぶはできますから、赤ちゃんはママの背中の温もりを感じながら過ごすことができますね。抱っこと同じように温もりを感じることで安心感を抱くことができるでしょう。
おんぶ紐を使っておんぶをしたら両手が空きますから、家事や外出をすることもできて楽なのです。おんぶをしてもらっている赤ちゃんは、ママと同じ視線でいつもと違う世界を見ることができますから新鮮に感じることでしょう。抱っこするよりも赤ちゃんを軽く感じられるのもうれしいですね。
パパや祖父母に代わりに抱っこしてもらう
そのようなときには、手が空いている家族がいればママの代わりに抱っこしてもらいましょう。パパでも、おばあちゃんでもおじいちゃんでもよいのです。ママだけが育児をするわけではありませんから、積極的に協力をしてもらいましょう。
赤ちゃんは抱っこされることを通じてコミュニケーションをとりますから、色々な人に抱っこしてもらうのは悪いことではありません。色々な人に抱っこしてもらうことができればママも楽ですね。家族に協力してもらうことでママが楽になり笑顔で過ごしたら、赤ちゃんもうれしいでしょう。
抱っこ以外のスキンシップを試す
ママは横になったまま赤ちゃんを抱きしめてみましょう。ママの温もりを感じながらママの心臓の音も聞こえるので、赤ちゃんは安心しますよ。ママも体を休めながら、赤ちゃんとスキンシップができますね。
一緒に横になり、赤ちゃんの背中をトントンと優しく叩けば赤ちゃんは安心して眠ってしまうかもしれません。「絶対抱っこをしなくては」と思うと大変ですから、スキンシップをすることを目的に赤ちゃんが安心してくれる方法を見つけられるとよいですね。赤ちゃんのためだからとママが無理をしないようにしましょう。
抱っこしないと寝ない!を変えたいときは
まずは赤ちゃんの生活リズムを整える
赤ちゃんの体内時計が発達してきて昼や夜のリズムができつつあるときに、夕方に長時間昼寝をさせたり、朝遅くまで眠っていたり、生活のリズムが乱れることをしていませんか?そうした生活を続けていると、夜なかなか眠らなくなる可能性があります。
まずは、朝決まった時間に起こして朝日を浴びさせましょう。日中もできるだけ決まった時間にお昼寝をして、夜も早めに寝かせることを繰り返すことで、体内時計を整えていくのです。次第に赤ちゃんも夜の寝付きがよくなってくるでしょう。