子どもがマンションで室内を走る!騒音対策として親ができること
マンション住まいで子どもを持つママが気になることの一つに騒音問題があるでしょう。子どもが走ったり、床におもちゃを落としたりするだけで音は響くものです。パパやママはそれが分かっているため、できるだけ静かに行動しますが、小さい子には分からないこともあります。そこで、ママができる騒音対策をご紹介します。
子どもが走る音に対する騒音対策
消音効果を期待できるマットを床に敷く
マットを敷くと物を落としたり、走ったりしたときの音を吸収してくれるため、下の階に音が響きにくいでしょう。ただし、すべての音が吸収されるわけではないため、飛び跳ねたり、椅子から飛び降りたりなどの重低音は阻止できないといわれています。防げるのは、軽いものを落としたときの軽量衝撃音です。
ママの中には少しでも音を防ぐために、静音カーペットとジョイントマットのダブル使いにしている場合もあるようですよ。
子どもに伝え、遊び方を変える工夫も
小さい子には話してもピンとこないかもしれませんが、それでも話し続けるのは大切です。何度も話しているうちに理解できる瞬間が出てきますよ。
また、話すと同時に違う遊びを提案してみましょう。飛び跳ねるのは外遊びのとき、投げたいなら外でボールを投げようなどです。また、部屋の中ではパズルをしたり、積み木やブロックはマットを敷いたところのみで遊ぶようにしたり、落としても大丈夫なように布製のままごとにしたりなど色々変えてみましょう。
騒音トラブルになったときの対処法
まずは謝罪に行くことから始め、できればお詫びの品を持参し迷惑をかけて申し訳ないという気持ちを誠実に伝えます。相手が興奮しているときは共感を交え、低姿勢で話を聞くようにしましょう。
また、子どもを連れて行き一緒に謝ると相手も「子どもが小さいから仕方ないわね」と理解を示してくれることがあります。ただし、相手次第なので見極めてからにしましょう。
また、会ったときに「その後の音はどうですか?静音マットを敷いたのですが」と尋ねてみてもよいですね。
騒音トラブルが少ない物件探しのコツ
鉄筋コンクリートのマンションを選ぼう
骨組みの種類は木造、鉄骨(軽量・重量)、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートです。木造はアパート、鉄骨はアパートやハイツ、鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリートはマンションに使用されることが多いでしょう。
騒音に強いのは、鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリートです。鉄骨鉄筋コンクリートは頑丈ですが、コストが掛かるため高層マンションに使われます。
鉄筋コンクリート造の床や天井の厚さは20cmが一般的です。価格は高くなりますが、厚い床や天井、二重床、二重天井の方が遮音性は高いですよ。
分譲マンションの賃貸は防音対策がばっちり
しかし、すべてのパパやママが分譲マンションを購入するわけではありませんね。そこで、防音対策がされている物件として「分譲貸し」があります。これは、分譲マンションの売れ残った部屋やオーナーが賃貸に出すために購入した部屋などが市場に出たものです。
また、防音対策以外の分譲貸しのよさとしてキッチンや浴室の設備、床暖房、管理人駐在、セキュリティ性が高い、公園がついているなどが挙げられますよ。
メゾネットタイプを見つけたら即入居しよう
メゾネットに似たものにロフトつきがありますが、まったく別のものです。メゾネットの二階部分は居室扱いですが、ロフトは屋根裏扱いになるため窓やエアコン設置に制限が設けられています。
メゾネットタイプは、おしゃれな物件を求める家庭だけではなく子育て家庭にも人気です。それは二階部分を子どもの遊び場にすることで、下階への騒音を抑えられるからでしょう。
一方、階段があったり上の階で遊んだりすることで、子どもの転落などの家庭内事故が起こるといわれています。メゾネットに住む場合は、その対策も考えておきましょう。
床の防音対策に役立つ人気のアイテム
ベビージャクソンズの「プレイングマット」
その点で効果が高いといわれるのが、ベビージャクソンズのプレイングマットです。このマットは、子どもの足が沈み込んで衝撃や音を吸収してくれるため、音の軽減が大きくなります。
サイズは2m×0.9m、2m×1.4m、2m×1.9mの三種類、カラーはレインボーとカフェオレの二種類が販売されていますよ。2m×1.9mは敷くだけでなくサークル型に組み立てることもでき、カラーはカフェオレのみです。
衝撃音の吸収率は高いのですが、2~4万円台と少々お値段が張ります。